酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

野球部は軍隊なのか

2006-06-09 06:37:05 | Weblog
 おかやま山陽高校の元野球部監督・池村ナニガシが裁きの場に引きずり出されたそうな。

 高校野球の監督として、就任した高校を甲子園に連れて行くことを請負い、あらゆる手段を用いて野球部員を痛めつけ、精神力だけで甲子園出場を勝ち取ろうとしていたようだ。

 選手を全裸で走らせたり、平手打ちなんざ日常茶飯事だったとのコト。

 この元監督、年は35歳。ということは、先の戦争には無縁のはず。それにしては、部員(高校生)の精神をゆがめるような仕業を繰り出し、まるで軍隊のようなハナシだ。あきれてモノが言えん。

 だが、部員たちの父兄からは、「運動部なのだから、そんなものだ」という反響もあるやに聞く。

 「---のためには、(体罰)もやむをえない、そんなものだろう」 こんな危険な考え方は無い。

 先の戦争もそうだった。「俺は反対だったのだが、周囲が皆そういう方向だったので」「こんなことはなるとは思ってもみなかった」云々。

 いざとなれば、ダレも責任を取らないばかりか、他人のせいにする。

 こうした日本人の意識が、300万同胞を死なせたのではなかったか。

 その根底にある「体罰」。「力」だけで思想信条を歪める。

 そんな指導者が裁かれるのは至極当然だし、そんな輩を弁護する必要などまったく無いのだ。高校野球界から永久追放すべきだろう。

 「高校野球は教育の一環」と、空念仏を唱えている高野連に猛省を求めると共に、その見解が聞きたいものだ。

 このままでは、大変なことになるのだぞ。

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