酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

仕事から離れて一ヶ月

2007-04-14 10:04:53 | Weblog
 退職前の、いわゆる有休消化も含めて、仕事をしなくなってから一ヶ月が経過した。
 仕事がないってことは、とても寂しい思いになるかも なんて、心配してくださる先輩も居たのだが、当の本人にしてみればそんな意識はまったく無く、ひたすら愉しくノンビリした日々を過ごしている。

 変わったことといえば、食欲が低下したこと。特に、昼は、ごくごく簡単なモノで済んでしまう。
 あれほど、きゅうくつだった勤務時間に従がった暮らしつてのは、意外に、生活のリズムとしては、理に叶っていたのかもしれない。

 退職後の諸手続きも終え、ハローワークに通う傍ら、何年ぶりかで、喫茶店に入ってみる。

 20代の頃、何気に毎日のように入り浸っていた喫茶店も、自宅でコーヒーを入れるようになってからは、とんとご無沙汰だった。

 イスに腰掛け、窓に目をやれば、忙しげに行きかう人たち。こちとら、コーヒーの香りに酔い、流れているジャズに瞑想していると、世俗とは離れた、一種、超然とした雰囲気に陥ってしまう。

 39年間も働いたんだから、こんなんでいいんだよね。
 桜ももうじき。今年だけは、飽きるほど花見ができそう。

 桜が散ったら、次の仕事でも、本気で探そうかな---。

権力に阿る事の危険

2007-04-14 09:51:37 | Weblog
 鳴り物入りだった東京都知事選も、終わってみれば、石原さんの圧勝。

 あれだけ公私混同が指摘され、日ごろの高慢さがハナについて、都民からのブーイングも少なくなかったのに、である。

 これまで、都民は極めて健全な選択をして来た。かつて、東知事にイヤ気が射した時には、美濃部さんという革新知事を逸早く誕生させて、全国に革新の風を運んだ。その後、右でも左でも、容赦なく「変革」を続け、都議会議員選と並んで、文字通り、国政の先行指標的役割を果たしてきたのだ。

 ひるがえって、今回の都知事選。都民には「迷い」があったのだろうか。

 Who  but  Ishihara! だったのに、その受け皿が乏しかったのか。

 いずれ、これでまた、石原さんの不遜な姿勢が4年間も見られることになる。

 五輪誘致に反対はしないが、石原さんの、反対意見は聞く耳を持たぬという態度は、ゼツタイに容認できない。

 首都東京は、いろんな意味で、日本の代表であることを、真摯にキモに銘じるべきだ。

 都民にも言いたい。

 権力に阿るような選択は、首都に暮らす国民として恥である、ということを。