KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

江戸城の天守閣、木造で2020年に復元計画

2013年11月03日 | その他あれこれ
NPO法人「江戸城天守を再建する会」が、2020年を目標に1657年に焼失した天守閣を
木造建築で再現する復元構想を発表しました。
再建する天守閣は5層で、高さは約60mと19階建てマンションに相当し、
約55mの大阪城より高く、現存の天守閣で最大級となる予定とのことです。
本体工事250億円、仮設と天守台改修など50億円、展示物など50億円、総事業費は約350億円とのことです。

本体工事が250億円ということは、奈良の平城宮跡大極殿が180億円だったので、
コストダウンの努力で安くなっていると思います。


NPO法人「江戸城天守を再建する会」の江戸城再建の目的
 ・観光立国は21世紀の国家的課題で、江戸城を観光立国のシンボルタワーに。
 ・ベルリン王宮や旧ワルシャワ市街の街並みなど、歴史的建造物の再建は世界の潮流。


日経ケンプラッツの記事を読んで驚いたのは、木造建築の方が耐用年数がコンクリートより長いということです。
確かに、奈良の法隆寺など1000年以上の歴史を刻んでいます。

記事によると、本体工事費用のうち大きな割合を占めるのが木材で、
断面が36cm四方の国産ヒノキ約1000本を含む約1万本の木材を使用する予定とのこと。
節なしなどにこだわらなければ安価に調達でき、木造にすれば耐用年数が400~500年ほどになり、
修理していけば1500年は持つようで、80年程度しか持たない鉄筋コンクリート造の天守に比べると、
必ずしも高価とは言えないようです。

江戸城天守の再建なるか、事業費350億円と試算|日経BP社 ケンプラッツ


さらに記事では、木材を大量に使うことで、荒れている全国の森林を再生させるきっかけになり、
国産ヒノキは見た目が美しく、多数の外国観光客が天守閣内部に入って木部を見れば、
ヒノキの輸出にもつながる効果があると目論んでらっしゃるようです。


先日、インドネシア人ご夫婦をアテンドした大阪城は、鉄筋コンクリートで建築物の価値としては
木造に劣る感じは否めなかったです。


国の補助金などを当てにすることなく、民間から資金を集めて、立派に再建されるなら、
心から応援したいと思います。





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