KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

散骨と法律問題

2005年08月10日 | 世の中あれこれ
散骨について、さまざまなサイトから情報を収集し、調べた結果をまとめる。

総合的にまとまっているサイトは、散骨:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』だろう。

【散骨は法律的に問題はないか?】

散骨は違法ではない。
散骨について法務省は、刑法190条の遺骨遺棄罪との関係について『葬送の為の祭祀で節度を持って行われる限り問題はない。死者を弔う目的で、相当の方法で行われるのであれば刑法の死体損壊罪の遺骨遺棄には当たらない』としている。
また、昭和23年5月に制定された「墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法)では、焼骨の埋蔵、収蔵についての規定はあるが、法律の出来た当時「散骨」という行為が一般的でなかったため規定されなかった。
現在でも散骨に対する規定は墓埋法にはない。 従って、散骨のための手続き(特別な許可や役所への届出など)の規定もない。
火葬後の焼骨の扱いは、遺族の意思で自由に決めることが出来る。お墓に入れなくてはいけない!という法律や義務は一切ない。

○墓地、埋葬に関する法律(墓埋法)
この法律は、昭和23年に出来た法律。敗戦直後の混乱の中で、安易な土葬による伝染病などの広がりを避けるために、土葬あるいは火葬後の遺骨を墳墓などの納骨場所に埋蔵、収蔵することについて規定したもので、遺灰を海や山に撒く自然葬は想定してない。散骨するための特別の許可や届け出は必要ないが、この法律に従い火葬許可証と埋葬許可証(埋・火葬許可証)を得る必要はある。

○刑法
第190条 (遺骨遺棄等)死体、遺骨、遺髪又ハ棺内に蔵置シタル物ヲ損壊、遺棄、又ハ領得シタル物ハ三年以下ノ懲役ニ処ス

平成三年、東京の市民団体「葬送の自由をすすめる会」が、神奈川県沖で散骨を行なった。
これに対して法務省は、「節度を持って葬法の一つとして行われる限り問題ではない」旨の見解を出し、散骨を法的に否定はしなかった。これ以降、散骨は一つの葬法として認知されつつある。
※節度をもって行うと言うことは、遺骨を単純に山や海に撒くのではなく、遺骨を紛状(2-3ミリ程度)の遺灰にして、山であれば、撒く地域の人々の感情を考慮し、地主の了承を得てから行い、海であれば、漁場、海上交通の要所を避けて、陸地より20km以上離れた沖合で厳粛に挙行するべきだと考えられている。

【散骨の問題点】
陸上で散骨した場合、現時点でその土地の所有者の許可を得ていても、将来的に土地の所有者が変わる可能性がある。新しい土地の所有者の理解が得られない場合、問題が出てくることが考えられる。
海上で散骨を行う場合にも気をつけることがある。
岸から離れていること、漁場を避けること、環境に配慮することなどがある。 また、遺骨に対するイメージや感情により、必ずしも肯定的にとらえる人ばかりではない。

・遺灰が自然界に撒かれるのは何となく不快。
・第三者から見て、気持ちのよいものではない。
・皆が自然葬を希望したら、自然が汚れそうな感じがする
・環境にいいのか心配
・灰になっているとはいえ、関係のない人間からしてみれば、
 遺灰が撒いてあると思うと気持ち悪い

散骨という言葉は定着しつつあるが、実際に行う人はまだ少数だ。
人によって考え方が違うことを認識し、それぞれの感情に配慮する必要がある。

その他、散骨後何を心のよりどころにするか、という問題がある。
故人の眠る地があいまいになるため、どこに向かって手を合わせればよいか迷う人もいるだろう。

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昨年から今年にかけて、3ヶ所(六甲山、大台ケ原、上高地)に散骨させていただいた。
それぞれ、35㎜フィルムのフィルムケース(約30cc)に入れて持ち運び、
中身だけを散骨させていただきました。
メインは奈良の橿原市の墓地に埋葬し墓参りに行っております。

オヤジの散骨(第一弾):大台ケ原 - KOfyの「倍行く」人生 2004年11月
オヤジの散骨(第二弾):六甲山 - KOfyの「倍行く」人生 2004年12月
父の散骨ツーリング(第三弾):上高地 - KOfyの「倍行く」人生 2005年08月


そもそも散骨を思い立ったのは、火葬後の焼骨はすべて骨壷に入れ、埋葬すると思っていたのに、
すべてを骨壷に入れなかったことによりました。
それならば、親父が好きだった場所に散骨してあげれば、親父も喜ぶのではないかという
単純な思いからで、親父の希望ではありません。

関東では基本的にはすべて骨壷に入れますが、関西ではそうではありません。
また、お墓に埋葬するときには、骨壷から出してサラシの布袋に入れて埋葬します。
これは、年月がたてば土に帰るというおもいからのようです。。
関西と関東で考え方が違うのが面白いです。

「一部散骨」この方式は、とっても良いことだと自画自賛しています。
親父は、喜んでいるかなぁ、、、??
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