またひとり掛け替えのなき友の逝く花に埋もれて眠るかの如
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ef/3065163e83f9badfce769ee277f20241.jpg)
浄土にて待つと言いたげ祭壇の君のうつしゑ笑みていませし
出逢いと別れは人の世の常、それが人生でもある訳だが、近年は別ればかりがつづく。
生来、気力体力ともにさほど強靭ではない自分にとっては、まことに悲しく切ないことである。
会者定離、愛別離苦とは百も承知のことなれど・・・。
今日は3月14日。ふと思い出す。 鳥海昭子さんのこのお歌。
「いちめんのムラサキハナナに埋まりてお伽話をほろほろときく」
黄色い菜の花の季節に、紫色の花を咲かせて色を競いこんでいます。
この景はまるでおとぎ話のような気がします。
(もう古くはなったが「ラジオ深夜便」の誕生日の花に因んだ短歌の3月14日の歌より。)
ムラサキハナナをペンネームにもつ方がある。他の交流サイトでの友である。
こちらも更新は緩慢な私、日頃あまり交流もないが3月14日には必ずメッセージをいれる。
近年、記憶が遠のくばかりの私だが、この歌は忘れずにいるひとつである。
旅に出たしと思えども、不要不急のことなので、ひとり書斎で書など繙きつつ。
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浄土にて待つと言いたげ祭壇の君のうつしゑ笑みていませし
出逢いと別れは人の世の常、それが人生でもある訳だが、近年は別ればかりがつづく。
生来、気力体力ともにさほど強靭ではない自分にとっては、まことに悲しく切ないことである。
会者定離、愛別離苦とは百も承知のことなれど・・・。
今日は3月14日。ふと思い出す。 鳥海昭子さんのこのお歌。
「いちめんのムラサキハナナに埋まりてお伽話をほろほろときく」
黄色い菜の花の季節に、紫色の花を咲かせて色を競いこんでいます。
この景はまるでおとぎ話のような気がします。
(もう古くはなったが「ラジオ深夜便」の誕生日の花に因んだ短歌の3月14日の歌より。)
ムラサキハナナをペンネームにもつ方がある。他の交流サイトでの友である。
こちらも更新は緩慢な私、日頃あまり交流もないが3月14日には必ずメッセージをいれる。
近年、記憶が遠のくばかりの私だが、この歌は忘れずにいるひとつである。
旅に出たしと思えども、不要不急のことなので、ひとり書斎で書など繙きつつ。
「一期一会」と「大切な縁が・・・」の両者は相反する概念ではないのです。
日々が全て一期一会です。「一期一会」については拙ブログにも何度か書いて
いますが、<今ここでという出会い>は、今、この時なんですが、それはまた
不連続に見えて限りなき連続なんですねぇ。後者については仏教でいうところの
「倶会一処」ですね。拙歌も彼との今生の別離れは哀しく寂しいですが、彼とは
お浄土で再会出来ると思っております。仏法に出逢って有難いことであります。
人身受け難し、いますでに受く
仏法聞き難し、いますでに聞く・・・(三帰依文より)
まさに、その通りと噛み締めております。どうも有難うございました。
「大切な縁が、住む世界が変わったところで断たれるはずがない」
この二つの考え方の間を、私はいまだにさまよっています。
この道の先達の貴兄にかける言葉もありませんが、見知らぬお人ではありますが、故人となられたお方のご冥福をお祈り申し上げます。