戦闘スペル対策消耗品と言えば、皆様なにを思い浮かべられるでしょうか。
やはり、元祖戦闘スペル対策、三種の神器の1つこと、《魔力のスクロール》なのではないでしょうか。
最近、なんだかデックに《魔力のスクロール》を使うことが多くなってきました。
昨日話題にした、鯨道改でも使っています。
戦闘スペル対策消耗品は、他にも沢山あるのですが、やはり、《魔力のスクロール》を使う機会が一番多い。
その理由はどんな所にあるのでしょうか。
今日は、他の消耗品と比べながら、その魅力を探っていこうと思います。
《魔力のスクロール》
[対抗:戦闘スペル限定]
戦闘スペル1つと、それを使用したユニット1体が対象。対象戦闘スペルの効果を打ち消す。
その後、対象ユニットに【1D】ダメージを与える。
これが《魔力のスクロール》のテキスト。
まず、この効果が通れば戦闘スペルを打ち消すことができるのは確定です。
そして、オマケとして、戦闘スペルを使用したユニット1体に、【1D】ダメージが飛びます。
さて、では他の戦闘スペル対策消耗品にはどのようなものがあるのか。
《シャンヴァーの矢》
いきなりこれから入るのもどうかと思いますが、太陽王のタイプ:矢のスペル対策です。
その効果は、戦闘スペルを使用したユニットすべてを死亡させるというもの。
《魔力のスクロール》が戦闘スペルを使用したユニット1体に1Dという効果ですから、その殺傷力はかなりのもの。
が、とりあえず弓がないと撃てません。
さらに、このカードを使ったことがある方ならわかると思いますが、《魔力のスクロール》のように、戦闘スペルを打ち消すことができないのがかなりの大問題。
相手のユニットが死んでくれないと、戦闘スペルは通ってしまいます。
閃光耐性を持つ、《ホーリー・フェニックス》なんかには、このカードではなんともできない。
このカードを使っていると、《魔力のスクロール》の、まず戦闘スペルを打ち消すというのが、どんなにありがたいか分かるのです。
《忘却のスクロール》
こちらは、打ち消すことにかけては《魔力のスクロール》の上を行くカード。
なんせスペル枠自体を消してしまいますから。
1つの戦闘スペルを打ち消すだけで、そのユニットのすべてのスペル枠を失わせることができます。
さらに、[対抗:戦闘スペル限定]ではないところもすばらしい。
相手が戦闘スペルを使ってこなくても、予めスペル枠を消しておくことができます。
…まあ、そんなことをする機会はあまり多くないのですが。
この効果は、戦闘スペルだけではなく、スペル枠を利用する特殊能力やアイテムの対策にもなるのがポイントです。
《月夜の姫兎》や《朔夜の貴婦人》、《グリングルの大戦槌》に対しても、対策カードとして使えるのです。
ですが、このカード自体で敵を倒すことはできません。
相手のユニットを倒さなければ、戦闘スペルを消したとしても勝ち目がない。
そんな時、ダメージの出ないこのカードでは、戦闘スペルを消せても、結局負けてしまうことになってしまう。
このカードを使っていると、《魔力のスクロール》の追加1Dダメージがとても恋しくなるのです。
《ザビエスの興奮剤》
効果としては《忘却のスクロール》に良く似ています。
ですが、こちらには副作用がある。
敵に使った場合、相手の攻撃力が上がることになる。
戦闘スペルは消せたが、殴り殺されてしまったというのでは話になりません。
この副作用をどう見るかが、このカードを使う際のポイントとなります。
副作用を上手く利用できる、または、副作用をものともしないデックならば、《忘却のスクロール》より働いてくれるはずです。
自軍にスペル枠のあるユニットがいる場合、副作用である攻撃力+3は、単純に攻撃力アップ手段としても使えます。
また、《フォーニー・パロット》で上がった攻撃力ごと頂いたり、攻撃力を上げ《タイダルウェイヴ》で殺せるようにしたり…
さらに、タイプ:薬であることを活かすという手段もある。
オマケが特になるとは限らないところが《魔力のスクロール》との違いでしょうか。
《微笑みの銀貨》
戦闘スペルを打ち消すだけのカード。
だがその真価はもうひとつの効果にある。
敵軍のダイスを+1できる効果。
これが何を意味するかと言えば、「同時回避」に他ならない。
いや、《ハヌマーン》対策とかいう意見もあるかもしれませんが…
同時攻撃を何よりも嫌うデックの場合、《魔力のスクロール》より、こちらを選ぶことになるでしょう。
《魔法の福引券》
《魔力のスクロール》が1Dなら、こっちは2Dですよってカード。
ですが打ち消せません。
死亡させるシャンヴァーの矢ですら、打ち消せないのが辛い場合があるのに、こちらは、まずもって死亡させられるかどうかが分かりません。
ですが、殺傷力が高いのは確か。
相手をその場で倒すことを重視するデックには、こちらを採用することもあるかもしれません。
弓もいらないし。
オマケ効果の1枚ドローは…。
そんなことしてるぐらいなら、とっとと捨てて手札調整するのが普通。
ですが、これを使ったコンボもあったりして、それはそれで面白いのですが。
やっぱり《魔力のスクロール》のまず打ち消しというのが非常にありがたく思える一枚。
《ナイトシェイドの涙》
そして、打ち消せもしないし、殺傷力もそれほどでもないが、間口を広げたのがこのカード。
戦闘スペルだけでなく、消耗品にも対応しています。
が、やはり器用貧乏感が否めない。
1枚で広範囲をカバーできるカードですので、なるべく死角をなくしたい場合には便利なカードなのかもしれません。
《不思議なコイン》
こちらは、間口を広げた代わりに、更なる条件を必要とするようになったカード。
条件さえ整えば、強力無比。
まあ、すでに《魔力のスクロール》と比較とか言うべきカードではないのかもしれない。
《ピタルの麻酔薬》
戦闘スペルを一時手札に戻すだけのカード。
効果としては一番低いのかもしれません。
とりあえずその場は打ち消せますが、それだけで良いなら、《魔力のスクロール》に勝る部分はない。
ポイントは薬であるということ。
きっとそこなのでしょう。
新聖紀術師だったりすると、《ザビエスの興奮剤》の入らない術師もいますし。
まあ、副作用もないし(手札に戻っちゃうのが一番の副作用かもしれませんが)自分の戦闘スペルが打ち消されそうなときに、自分で使って手札に戻すなんてことはできるのですが…。
で、です。
こんなに並べ上げて、一体何が言いたいのかというと…。
《魔力のスクロール》以外の戦闘スペル対策消耗品は、何か明確な目的があって選ばれることが多いということなのです。
《ザビエスの興奮剤》なんかはその代表でしょうか。
《微笑みの銀貨》は同時回避ですし、《魔法の福引券》なんて、かなり特殊な目的がないとほとんど選ばれない。
《シャンヴァーの矢》だの、《不思議なコイン》なんかは、それ専用のデックでない限り、効果発揮することすらできません。
なにも考えずに、とりあえず戦闘スペル対策消耗品として選ぶ場合、まず確実に戦闘スペルを打ち消すことができ、さらにオマケの1Dダメージで、相手を倒すことができるかもしれない《魔力のスクロール》は、第一候補として挙がりやすい。
しっかりしたお仕事に、お得感あふれるオマケ。
《魔力のスクロール》はそんなカードなのです。
やはり、元祖戦闘スペル対策、三種の神器の1つこと、《魔力のスクロール》なのではないでしょうか。
最近、なんだかデックに《魔力のスクロール》を使うことが多くなってきました。
昨日話題にした、鯨道改でも使っています。
戦闘スペル対策消耗品は、他にも沢山あるのですが、やはり、《魔力のスクロール》を使う機会が一番多い。
その理由はどんな所にあるのでしょうか。
今日は、他の消耗品と比べながら、その魅力を探っていこうと思います。
《魔力のスクロール》
[対抗:戦闘スペル限定]
戦闘スペル1つと、それを使用したユニット1体が対象。対象戦闘スペルの効果を打ち消す。
その後、対象ユニットに【1D】ダメージを与える。
これが《魔力のスクロール》のテキスト。
まず、この効果が通れば戦闘スペルを打ち消すことができるのは確定です。
そして、オマケとして、戦闘スペルを使用したユニット1体に、【1D】ダメージが飛びます。
さて、では他の戦闘スペル対策消耗品にはどのようなものがあるのか。
《シャンヴァーの矢》
いきなりこれから入るのもどうかと思いますが、太陽王のタイプ:矢のスペル対策です。
その効果は、戦闘スペルを使用したユニットすべてを死亡させるというもの。
《魔力のスクロール》が戦闘スペルを使用したユニット1体に1Dという効果ですから、その殺傷力はかなりのもの。
が、とりあえず弓がないと撃てません。
さらに、このカードを使ったことがある方ならわかると思いますが、《魔力のスクロール》のように、戦闘スペルを打ち消すことができないのがかなりの大問題。
相手のユニットが死んでくれないと、戦闘スペルは通ってしまいます。
閃光耐性を持つ、《ホーリー・フェニックス》なんかには、このカードではなんともできない。
このカードを使っていると、《魔力のスクロール》の、まず戦闘スペルを打ち消すというのが、どんなにありがたいか分かるのです。
《忘却のスクロール》
こちらは、打ち消すことにかけては《魔力のスクロール》の上を行くカード。
なんせスペル枠自体を消してしまいますから。
1つの戦闘スペルを打ち消すだけで、そのユニットのすべてのスペル枠を失わせることができます。
さらに、[対抗:戦闘スペル限定]ではないところもすばらしい。
相手が戦闘スペルを使ってこなくても、予めスペル枠を消しておくことができます。
…まあ、そんなことをする機会はあまり多くないのですが。
この効果は、戦闘スペルだけではなく、スペル枠を利用する特殊能力やアイテムの対策にもなるのがポイントです。
《月夜の姫兎》や《朔夜の貴婦人》、《グリングルの大戦槌》に対しても、対策カードとして使えるのです。
ですが、このカード自体で敵を倒すことはできません。
相手のユニットを倒さなければ、戦闘スペルを消したとしても勝ち目がない。
そんな時、ダメージの出ないこのカードでは、戦闘スペルを消せても、結局負けてしまうことになってしまう。
このカードを使っていると、《魔力のスクロール》の追加1Dダメージがとても恋しくなるのです。
《ザビエスの興奮剤》
効果としては《忘却のスクロール》に良く似ています。
ですが、こちらには副作用がある。
敵に使った場合、相手の攻撃力が上がることになる。
戦闘スペルは消せたが、殴り殺されてしまったというのでは話になりません。
この副作用をどう見るかが、このカードを使う際のポイントとなります。
副作用を上手く利用できる、または、副作用をものともしないデックならば、《忘却のスクロール》より働いてくれるはずです。
自軍にスペル枠のあるユニットがいる場合、副作用である攻撃力+3は、単純に攻撃力アップ手段としても使えます。
また、《フォーニー・パロット》で上がった攻撃力ごと頂いたり、攻撃力を上げ《タイダルウェイヴ》で殺せるようにしたり…
さらに、タイプ:薬であることを活かすという手段もある。
オマケが特になるとは限らないところが《魔力のスクロール》との違いでしょうか。
《微笑みの銀貨》
戦闘スペルを打ち消すだけのカード。
だがその真価はもうひとつの効果にある。
敵軍のダイスを+1できる効果。
これが何を意味するかと言えば、「同時回避」に他ならない。
いや、《ハヌマーン》対策とかいう意見もあるかもしれませんが…
同時攻撃を何よりも嫌うデックの場合、《魔力のスクロール》より、こちらを選ぶことになるでしょう。
《魔法の福引券》
《魔力のスクロール》が1Dなら、こっちは2Dですよってカード。
ですが打ち消せません。
死亡させるシャンヴァーの矢ですら、打ち消せないのが辛い場合があるのに、こちらは、まずもって死亡させられるかどうかが分かりません。
ですが、殺傷力が高いのは確か。
相手をその場で倒すことを重視するデックには、こちらを採用することもあるかもしれません。
弓もいらないし。
オマケ効果の1枚ドローは…。
そんなことしてるぐらいなら、とっとと捨てて手札調整するのが普通。
ですが、これを使ったコンボもあったりして、それはそれで面白いのですが。
やっぱり《魔力のスクロール》のまず打ち消しというのが非常にありがたく思える一枚。
《ナイトシェイドの涙》
そして、打ち消せもしないし、殺傷力もそれほどでもないが、間口を広げたのがこのカード。
戦闘スペルだけでなく、消耗品にも対応しています。
が、やはり器用貧乏感が否めない。
1枚で広範囲をカバーできるカードですので、なるべく死角をなくしたい場合には便利なカードなのかもしれません。
《不思議なコイン》
こちらは、間口を広げた代わりに、更なる条件を必要とするようになったカード。
条件さえ整えば、強力無比。
まあ、すでに《魔力のスクロール》と比較とか言うべきカードではないのかもしれない。
《ピタルの麻酔薬》
戦闘スペルを一時手札に戻すだけのカード。
効果としては一番低いのかもしれません。
とりあえずその場は打ち消せますが、それだけで良いなら、《魔力のスクロール》に勝る部分はない。
ポイントは薬であるということ。
きっとそこなのでしょう。
新聖紀術師だったりすると、《ザビエスの興奮剤》の入らない術師もいますし。
まあ、副作用もないし(手札に戻っちゃうのが一番の副作用かもしれませんが)自分の戦闘スペルが打ち消されそうなときに、自分で使って手札に戻すなんてことはできるのですが…。
で、です。
こんなに並べ上げて、一体何が言いたいのかというと…。
《魔力のスクロール》以外の戦闘スペル対策消耗品は、何か明確な目的があって選ばれることが多いということなのです。
《ザビエスの興奮剤》なんかはその代表でしょうか。
《微笑みの銀貨》は同時回避ですし、《魔法の福引券》なんて、かなり特殊な目的がないとほとんど選ばれない。
《シャンヴァーの矢》だの、《不思議なコイン》なんかは、それ専用のデックでない限り、効果発揮することすらできません。
なにも考えずに、とりあえず戦闘スペル対策消耗品として選ぶ場合、まず確実に戦闘スペルを打ち消すことができ、さらにオマケの1Dダメージで、相手を倒すことができるかもしれない《魔力のスクロール》は、第一候補として挙がりやすい。
しっかりしたお仕事に、お得感あふれるオマケ。
《魔力のスクロール》はそんなカードなのです。
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