日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

見上げてごらん、夜の星を。

2004年10月24日 05時00分22秒 | なし
寝る前にネット巡回と…Kai-Dさんのblogを見ていたらこのような記事を発見。

Blue Blood Versus!:さてさて

◆「北上」と「南下」という熟語。
意味はまあ見たまんまですけど、北へ「上る」、南へ「下る」と考えた時に、いつの時代にできたのかなぁと少し気になりまして。
いや、要するに、どこへ「上る」のかなぁっていう。奈良(平城京)?京都(平安京)?東京(江戸)?
いつの時代にできたかによって、どこへかも変わってくるでしょうしね。
「都落ち」なら違うでしょうしなー。あー。
そんなことを考えるリミット1週間前。誰か知ってる人がいたら教えてください。


ふむ…
気になるとついつい調べたくなる性質でして…。
まあ、検索しまくるだけのなのですが。

で、こんなページにたどり着いた。
http://homepage3.nifty.com/sadasan/Kanshi/Sakaguchi.htm

ここの記事の中の一つにその答えはありました。

北上と南下
中国語でも北へ行くことを「北上」と言い、これに対して南に行くのは「南下」である。「北下、南上」という言い方はないのです。「北上」は北の方が上だからこう言うのだろうし、「南下」は南の方を下としているからこう言うのだろうが、何故、北が上、南が下なのか? これは、古代中国語のの例で、北が上、南が下としたことによっている(天下の役所は南が開いているが、理があっても金が無ければ入って行けない)というふるい諺がある。”南面称王”、”北面称臣”というように、北に位置して南に対するのが王で、上であり、南に位置して北に対するのが臣であり、下である。
「北上」は天子に近い方へ行くから「上り」で、「南下」は天子から離れる方へ行くから,「下り」である。東京行きの列車は上りで、東京から離れる列車は下り列車なのです


ということで、やはり上るのは「都」へということのようですね。

そこでまた疑問。
「じゃあなぜ天子は北に位置するのか?」
その理由が気になってきました。
そこでさらに検索。

すると「天子は南面す」という中国の故事があることが分かり、さらにこんなページたどり着きました。
http://www9.ocn.ne.jp/~kasamajc/0626iwamatiku/newpage19.htm

またもやそこの記事の一つにこのような一文が。

中国では、天の中心にある北極星が天帝のシンボルであり、「天子は南面す」というのは、天子が天帝の住む北極の座につくことで、天帝の意を汲んで政事(まつりごと)を行なうことを指していた。


つまり、天子は天帝である北極星を後ろ盾に政事を行なうので、北に位置する。
ということらしい。
後ろ盾という表現が相応しいかどうかは分かりませんが。

さあ、そこでさらに疑問。
「何故、北極星が天帝のシンボルなの?」
で、さらに検索。

http://yagasane.hp.infoseek.co.jp/imurasaki2.html

お醤油まで関係してくるとは…
ともかく答えはここにありました。

動かない北極星を中心に、回りの星々が動く。

「北極星は中心にされ、回りが動くとは偉い星なんだ」
「北極星=天帝」と格付け決定。


ただ一つ動かない星である北極星を宇宙の中心とみなし、それを全宇宙を支配する神、天帝とした。
ということのようですね。


で、結局、「北上」でどこに上っているのか。
それは都であり、天子であり、北極星であった。

という結果になりました。


さあ、寝よう…。


…あ。結局「いつの時代にできたのか」の答えになってない。
まあ…古代中国…なのです。

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