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とうとよ/清貧の独り言。

似て非なるデック。

2005年12月10日 22時35分44秒 | モンコレ
昨日の金曜会は、大分から帰ってきて、初めて勝ち越しすることができたモンコレの大会でした。

使用したデックは蠍ゲヘナ
オルトの記事の方に書いてある通り、月読さんのデックのコピーと言って良いデックです。
月読さんのデックが、《ゲヘナ》をスタートに組まれたデックであるのに対し、私のデックは《赤蠍のベノムキラー》をスタートに組んだデックであるという違いはありますが。

最初からコピーしようとしていた訳ではないのです。
ですが、月読さんのデックの一枚一枚を、その投入理由を推測し、自分のデックの方針にも合うかどうか考えながら、他の候補も探しつつ考えていった結果、半分以上、そのままのカードを使うことになってしまったというだけなのです。

カードの一枚一枚の投入理由を推測したとき、ほとんど全て納得の行く推測ができる辺りが、流石月読さんと言うべきでしょう。

これが私のデックだったりすると、他の人から見て、なんでそのカードが入っているのかぜんぜんわからないというカードが入っていることが良くあるみたいですし。


そして。
偶然なのか、必然なのか、月読さんは、今回の金曜会を蠍ゲヘナで参加され、また、しっかり1回戦で私と対戦することになったのでした。

オリジナル対コピーです。

結果から言えば、時間判定ながら、私の勝利ということになりました。

私のオリジナル部分である、消耗品がしっかり役立ってくれたのが勝因だったと思うのですが、実は、私の《ブラック・ファイアボール》が失敗しなかったとか、肝心なところで月読さんの《ヒュプノシス》がミスったとか、運による部分が大きい結果でした。

そして、私の外した部分である、《火炎樹のドルイド》と《ゲヘナ・レックス》のコンビを突破できず、本陣陥落はならず。
それぞれのデックの重視する面がしっかりと表れた結果だったとも言えるのではないでしょうか。


月読さんと私のデックの大きな違いがもう一つあります。
それは先攻力。

月読さんのデックが、《ファイア・マーモセット》3枚に、《クィック・ショット》2枚、さらにイニシアチブにも割り込める《恐怖のコスチューム》2枚と、イニシアチブを重視した編成になっているのに対し、私のデックは《ファイア・マーモセット》2枚のみ。イニシアチブ割り込みの手段もありません。

やはり、《ゲヘナ》を使ったデックの特性上、なるべく先攻を取るのが望ましいこのデック、イニシアチブへの対策は多いに越したことはありません。

私の場合は、《赤蠍のベノムキラー》を使っているということもあり、後攻とってもなんとか対抗でやっていけるであろうと踏んで、先攻を取る工夫も、イニシアチブへ割り込む手段も取り入れませんでした。

しかし、やはり先攻を取ることは重要だったようです。

3回戦、北村さんの黒旗ジュドーとの対戦では、途中から連続で先攻を取られ、一気に本陣まで突破されてしまいました。

《赤蠍のベノムキラー》等、対抗で何とかするにも、「毒を塗る」がなかなか揃わないとか、《ゲヘナ》である以上、攻撃力アップをするためには、ユニットを自爆させなければならないなど問題も多く、もともと防御の薄いこのデックでは、後攻でやっていくには限界があったようです。

《火炎樹のドルイド》が外され、さらに防御は薄くなっていますから。
代わりに投入した、《秘薬「仁王丸」》は、やはり対抗:攻撃限定なのが少々厄介で…。


半分以上同じ構成のデックでも、テーマとなるものや使う人が変われば重視する部分も変わり、プレイングも変わる。
そして、そのどちらにも利点があり欠点がある。

面白いなぁ…。



それでは各カードへのコメント。

《カーマイン》
《ファイア・マーモセット》を減らした代わりに投入した1レベル火属性ユニット。
《ファイア・サークル》とのコンボもあったりします。
対抗重視という面を考えると、《ファイア・マーモセット》よりこちらかと考えました。

《ファイア・マーモセット》
ですが、やっぱり先攻は欲しい。
結局、こちらも外しきれずに投入。
もともと、5・3・2という不安定なレベル構成なデックなので、1レベルは多いに越したことは無いかなと…。

《赤蠍のウォリアーズ》
毒を塗る担当。
そして消耗品担当ユニット。
毒を塗るを使うことを考えると、《灼熱のウィップ》はなるべく装備したくない。

《赤蠍のシャーマンズ》
毒を塗る担当。
そして火スペル担当ユニット。
こちらも毒を塗ることを考えると、このユニットから《ブラック・ファイアボール》の攻撃効果の方を使うのはあまりお勧めできない。
それに対抗され、対象を広げられず、誰にも毒を塗れないまま死んで行っては意味が無いので。
《赤蠍のベノムキラー》や《赤蠍のレンジャーズ》などでそれに対抗することが予め予定されているのなら問題は無いのですが…。

《赤蠍のベノムキラー》
パーティ一つのユニットを対象にできるのが強みのユニット。
敵が全て枠持ちなら、この能力で全滅も狙えます。
即時不可だけど、《ゲヘナ》デックなら《魔道門「十戒」》が必須と言って良いほどのカードなので、その効果を利用すればそれもなんとかなるはず。
1点でも結構当たるのが便利。

《赤蠍のレンジャーズ》
こちらは即時召喚可能で、対象にも条件が無い。
その分、決定力と言うほどの効果は期待できない。
単純に対抗力というだけで十分なのですが。
こちらは毒を塗るを連れていないと不安で仕方ないような気がする。

《フレアエルフ伏兵隊》
最後までなんにするか迷っていた2枚。
やっぱり《ファイア・マーモセット》が少なく、先攻力が減っているのも不安でしたし、《火炎樹のドルイド》がおらず、防御力が減っているのも不安でしたので。
また、装備品対策が欲しいかもというのもありました。
結局、そのどれでもなく、即時召喚可能なアイテム持ち普通能力付ユニットというこのユニットを選んだのですが…。
あまり活躍の機会がなかったなぁ…。

《火炎樹のレンジャー》
大ダメージ対抗を狙えるカード。
ですが、攻撃力1のスコーピオンの多いこのデックだと、時々代償が不足します。
手札にしっかり代償を取っておかないと、ただの役立たずになることも…。

《ゲヘナ》
能力は主に攻撃力アップのために。
防御アップに能力を使っているときは、結構ピンチの場合が多い。
やはり先攻が欲しいカード。

《フレイム・オクトパス》
常に高出力の対抗が狙えるカード。
ですが、相手のパーティの数が多い場合、このユニットが対抗してしまうと、攻撃力が足りなくなり、結局相手のパーティを倒しきれない場合が多い。
なるべく対抗を使わずに済ませられるかどうかが重要な気がする。

《火炎樹のレンジャー》の代償としても貴重な1枚。

《ゲヘナ・レックス》
主な役割は、《火炎樹のレンジャー》の代償。
第2に《ゲヘナ》の攻撃力アップ。
このユニットが戦わないで済むなら、それに越したことは無いような気がする。

《ブランシーの血風将軍》
《ゲヘナ・レックス》、《フレイム・オクトパス》に続く、《火炎樹のレンジャー》の代償、第3候補。
その能力は行動完了型ではなく、《灼熱のウィップ》装備者の第一候補でもあります。

《魔道門「十戒」》
《ゲヘナ》を使うなら迷わず入れろと言っても良いと思われるカード。
このカードがあるかないかで、かなり展開力に差が出ます。
その広さが仇にならないように、しっかりユニットを用意しなければなりませんが。

《輝ける蝶の鱗粉》
KICKさんのアイデアにより投入されたカード。
今回の金曜会の2回戦では決め手になってくれたカードでもあります。
毒を塗るなどの攻撃力アップ手段が無いと、どうしてもダメージが不足する、《赤蠍のベノムキラー》などには、便利なカードです。

《秘薬「仁王丸」》
先攻力が減ったのをカバーするために投入したカード。
《ゲヘナ》や《フレイム・オクトパス》など、レベルに対し防御力が極端に低いユニットの多いこのデックでは、《強靭の薬》はあまり効果が期待できないので…
だけど、やはり、対抗:攻撃限定なのは、使いにくい場合が多いですね。

素直に《強靭の薬》の方が良いのか、危険を承知で《パンの劇薬》にするべきなのか…。

《封印の札》
消耗品入れるならやっぱりこれ。

《魔力のスクロール》
そしてこれ。
3種の神器と呼ばれるカードの中で《滅びの粉塵》だけ入っていないのは、《ブラック・ファイアボール》でカバーしていると考えたから。

装備品に対する不安は残るのですが…。

《灼熱のウィップ》
攻撃力参照の能力の多いこのデックには、便利なカード。
パーティ1つに対抗1ダメージも結構役立ちます。
ミラーマッチでは火炎耐性だらけでまったく役立ちませんでしたが…。

《輝ける蝶の鱗粉》があれば、大ダメージも狙えたりする。

※追記
パーティ1つじゃなくて、全体ですな。
月読さんのデック解説読んで初めて気づいた。
あれー。
今まで大丈夫だったかな。
なんだか、防御1のユニットがいるのに、ウィップ振って、無傷で居残ってたりした状況があったような…。
まあ、私のデックも、それで死んじゃうのは《カーマイン》と《フレアエルフ伏兵隊》だけだったりするのですが…。

問題は、KARZさんと戦った2回戦だな。
あの時、《輝ける蝶の鱗粉》でウィップを大爆発させたけど…。
自軍に火炎耐性いたかしら…。

《ファイア・サークル》
防御力アップはもちろんのこと、属性変更効果も結構役立ったりする。

《ブラック・ファイアボール》
このカードは消耗品対策カードです。
決して敵軍殲滅用カードではありません。

そう言い聞かせておかないと、時々消耗品を打ち消せることを忘れていたりする。



やっぱり先攻力がもっと欲しいですね。
《フレアエルフ伏兵隊》を《ベオウルフの曲刀士》に変えてみたりするかな…。


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