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とうとよ/清貧の独り言。

受け入れ手順。

2006年11月29日 23時21分44秒 | 司書日記
今日も今日とて受け入れ作業。
目録カード書きまくり。


ここの学校図書館の図書受け入れの工程は、大きく分けると次の3つの工程に分けられます。

・図書台帳への記入

蔵書管理の大本、図書台帳への書誌データ記入です。
電算化されていない図書館ですから、もちろん手書き。

分類番号、著者記号も書き込む必要があるので、それらの決定も、ここで行われることになります。

・目録カードの作成

蔵書検索の大本、目録カードへの書誌データ記入です。
いうまでもなく手書き。

基本となるカードに加え、書名カードを作成。
さらに、9類、絵本の資料には、著者カード、9類、絵本以外の資料には、件名カードを作成します。

基本、書名、そして、著者or件名と、1つの資料に対し、最低3枚のカードが必要になることになります。
基本カードは、購入時に業者さんがつけてくれることが多いのですが、内容に不足があったり、うちの図書館の記入方と違っている部分があったりして、どうしても修正や追加が必要になります。

著者、件名についても、中には9類でも件名カードを作ったほうが良い資料もありますし、件名が1つでは不足だと思われる資料もあります。
その場合は、さらに追加してカードを作成することになります。

多分、ここが一番時間の掛かる作業になります。

・図書の装備

蔵書印、ラベル、保護フィルムなど、資料に装備を施す作業です。
なれないうちは、ここに一番時間がかかっていました。
最近はすこし慣れてきて、それほどでもなくなりましたが。

これぐらいなら家でもできるかな…ってことで、最近はこれを家に持ち帰って、宿題としています。

そんな作業をしていると、すぐにこんな時間になってしまっていて…、睡眠時間が削れるんですけど。

今日も、14冊の本を持ち帰ったのですが…
結局、4冊しか完了していない。


これら3つの作業を、その時々によって、臨機応変に入れ替えながら図書受け入れ作業を行います。

結構…時間掛かります。
全部手作業ですし。


今ある資料を年内に全て受け入れか…できるのかな…。

前任の司書さんは、目録カード書きを後回しにしたまま進めていらしたようです。
とりあえず図書館に並べること最優先ってことだったのでしょう。

しかし…。
そのつけは、今、私に降りかかってきています。

書きかけの目録カードの束は、いまでもそのままですし、資料検索の際も、目録カードに不備があると、どうしても見落としが出てしまいますし。

結局、誰かがどこかでやる必要があるなら…。
ってことで、私はしっかり一つ一つ書いて行っています。
しかし、その分、受け入れ速度は落ちます。
その上、私にはそんな作業経験がありませんでしたから、いちいち試行錯誤しながらの作業です。

うーん。
はっきり言って遅い。

もちろん、一日中、受け入れ作業だけやってる訳にもいかない。

さらに遅くなる。


うーん。



まあ…とにかくやらなきゃ終わらないと…。