ぼんすけ日記~イイカゲンな日々~

毎日のなにげないことをぼちぼち綴ります

ボンズのお薬のこと

2009-02-20 14:34:32 | Weblog
ボンズの薬のことについて書きます。

最近ボンズは神経科の主治医のところに行きました。
それで、覚書を兼ねて、やりとりや薬のことを書いておこうと思います。

ボンズは、特別支援学校の小学部に上がる前からずっとオーラップという安定剤を長いこと飲んでいました。
量は、ほんの少しから始めて、体が大きくなるのと、状態とにあわせて、量が少しづつ増えてきて、最近は朝2.5mg夕1mg飲んでいました。

それでも、飲める最大量からすると少ない方だったみたいです。

急に付き添っている人を振り切って、走っていって、道路に飛び出しそうになるとか言う場合に、声をかけたらちょっとひるむくらいのささやかな効き目でも・・・くらいで続けていましたが、年に数回の脱走があったり、行事の前は相変わらず弱くて、不安定になって、お漏らしをしたり、非常ベルのボタンを押したり、他所のお宅のチャイムを押したりしてました。

最近では、思春期の不安定さも加わって、大声で叫んだり、泣き出したり、予定ややりたいことをしつこいくらいに、何度も何度も口に出して言ってきたり、イライラしている様子がよくわかりました。

なので、主治医に相談してみたんです。

もう、オーラップでは衝動的な行動を抑えたり、今の不安定な気持ちの波を緩やかにするのには役不足なのだろう、ということでした。

新しく処方されたリスパダールは、非定型抗精神薬とネットで調べた薬の辞典にでていました。

これもかなり強い薬で、統合失調症の方にも処方されるし、抗鬱剤としても使われるというもののようです。

それをボンズには、やはりほんの少しの量で、オーラップと一緒に服用から始めて、2週間目には、全部をリスパダールに変えるという方法で飲ませています。

まだ、とくに今までと変わったことは出て来ていません。

ちょっとテンションが高めではありますが、季節的なこともあるので差し引いてみています。




自閉症というのは、薬で治るものではないけれど、その障害からくる、色々な不安障害や、強迫神経症的な行動が、薬で少しでも緩和されることが、目的です。

体の障害の人でも、そのことそのものが治るものではなくても、下半身が不自由な人が、そのことで、上半身に異常に負担がかかって、筋肉痛がひどかったりしたら、それに対する治療や、服薬などをするのと、同じなんじゃないかな。

ボンズの周りでも、神経系のお薬を飲んでいる子は結構多いです。

ボンズのように、衝動的に困った行動をしたり、イライラが増えて大声を出したりする子ばかりではないけれど、彼らは、言葉や文字などの一般のコミニュケーション手段で気持ちを伝えることが、大抵あまり得意ではないので、ものすごくストレスが溜まっています。

だから色々な手段で、気持ちを伝えてくるんだけど、それが社会的や対人的に困った行動だと、放っておくわけにはいかない。

困った行動は、極力しないですむように、コミニュケーション方法は考えながら、問題行動を治めないとならないです。

将来、親以外の人だけと過ごすときが来ると思いますが、そういうときに他人に不快な思いをさせないように、普段の行動は根気よく教えていくのと同時に、どうにもならない脳の中のトラブルは、お薬にも助けてもらう。


ボンズ、大声で吼えていたり、泣いているときはつらそうだもんな・・・・。

ボンも、ボンズがあまりにも困った行動ばかりすると、ブチ切れて怒鳴ったり、時にはゲンコツおみまいしちゃったりする。
イライラが伝染して、家じゅうがギスギスした雰囲気になる。

リスパダールがうまくいって、ボンズも楽になるといいな。