では、重粒子線施設を地下へと埋め込むことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
① 重粒子線、中性子線、ガンマー線等を完全に遮蔽するためには地上より地下の方がより望ましいこと。
② 地上に利用空間が残り、集客施設等の設置により人が集まる場所へとなること。
③ 保険診療への期待がもてること。
④ 地震の外、新鳥栖駅に隣接することから、振動対策としての効果が期待できること。
まず、①重粒子線、中性子線、ガンマー線等を完全に遮蔽するためには地上より地下の方がより望ましいことについて考えてみたいと思います。
理想的なストーリとして、炭素イオンが全て重粒子線へと置き換わり、その重粒子線全て患者の腫瘍細胞へと照射されれば、患部へ照射されそこでストップした際、核反応がおき、中性子が発生しますが、患者さんのみの話で問題は小さいといえます。
しかし実際は、重粒子線が加速器を通るところでも中性子が発生するリスクがあります。
稼動準備の試運転時のビーム調整する際、ビームが加速器にぶつからないように電磁石を使って方向を曲げたり、ビームを絞ったりするところで、何らかの理由で加速器にぶつかってしまうと中性子が発生する可能性があります。また、ビームを止めるところである、ビームシャッターのところが最も中性子が発生する可能性が高いと言われています。
もっとも、線量を治療目的のための必要最小限に落としているから、その際出てしまう中性子の発生量もそれに比例して少なくなっているとの説明はなされています。
以上のように、少なくとも重粒子線施設内で、最も気味悪い中性子線が発生している可能性があることは否定できません。
この中性子線の厄介な問題に、スカイシャインという現象があり、天井部から上に中性子が漏れると、空気中の原子にあたって、地上に跳ね返され、遠くまで中性子が届くということが起こります。これに対処するため、天井部を厚くするなどの対処がなされているそうです。
そこで、私が主張する「重粒子線ガン治療施設は地下へ」を実施すれば、空気中で伝播するリスクはなくなり、一種の根本的な設計思想の変更といえ、その点でもより望ましい対処がなされたことになるはずです。(続く)
① 重粒子線、中性子線、ガンマー線等を完全に遮蔽するためには地上より地下の方がより望ましいこと。
② 地上に利用空間が残り、集客施設等の設置により人が集まる場所へとなること。
③ 保険診療への期待がもてること。
④ 地震の外、新鳥栖駅に隣接することから、振動対策としての効果が期待できること。
まず、①重粒子線、中性子線、ガンマー線等を完全に遮蔽するためには地上より地下の方がより望ましいことについて考えてみたいと思います。
理想的なストーリとして、炭素イオンが全て重粒子線へと置き換わり、その重粒子線全て患者の腫瘍細胞へと照射されれば、患部へ照射されそこでストップした際、核反応がおき、中性子が発生しますが、患者さんのみの話で問題は小さいといえます。
しかし実際は、重粒子線が加速器を通るところでも中性子が発生するリスクがあります。
稼動準備の試運転時のビーム調整する際、ビームが加速器にぶつからないように電磁石を使って方向を曲げたり、ビームを絞ったりするところで、何らかの理由で加速器にぶつかってしまうと中性子が発生する可能性があります。また、ビームを止めるところである、ビームシャッターのところが最も中性子が発生する可能性が高いと言われています。
もっとも、線量を治療目的のための必要最小限に落としているから、その際出てしまう中性子の発生量もそれに比例して少なくなっているとの説明はなされています。
以上のように、少なくとも重粒子線施設内で、最も気味悪い中性子線が発生している可能性があることは否定できません。
この中性子線の厄介な問題に、スカイシャインという現象があり、天井部から上に中性子が漏れると、空気中の原子にあたって、地上に跳ね返され、遠くまで中性子が届くということが起こります。これに対処するため、天井部を厚くするなどの対処がなされているそうです。
そこで、私が主張する「重粒子線ガン治療施設は地下へ」を実施すれば、空気中で伝播するリスクはなくなり、一種の根本的な設計思想の変更といえ、その点でもより望ましい対処がなされたことになるはずです。(続く)
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