宇宙の時代
以前、このブログの記事として「宇宙」や「地質調査ロボット」などでも触れ
ましたが、これから人類が進むべきフィールドとして宇宙というものは
最も重要な分野の一つであることは言うまでもありません。
政治のテーマとして介護や環境が論じられるとそこに介護ビジネス
や環境ビジネスが産業として形作られたように、これからの子どもた
ちが挑戦すべき対象としてまた政治案件として宇宙が論じられなけ
ればなりません。
知識創造型産業
宇宙産業はNASAやJAXAのように強大な発射施設やスペースシャ
トルのような高額な輸送手段など巨額な予算が必要な分野と、高い
知識の集積や独創的なアイデアなど大学や先端研究機関が担うべ
き分野に分かれることとなります。特に後者は個人の努力により如何
様でも社会貢献できる分野であり、地球のどこに生まれても、どこに
住んでいようが立地可能な次世代産業であることは間違いありませ
ん。
私がこの分野で着目するオピニオンリーダーである松浦晋也さんが
次のように状況報告されています。以下該当箇所を引用します。
松浦晋也の「宇宙を読む、BPnetより)
松浦晋也の「宇宙を読む」
NASAそのものも、一枚岩の組織ではない
NASAそのものも、一枚岩の行政組織ではない。その代表が、
惑星探査を担当するジェット推進研究所(JPL)である。日本では
「ヴォイジャー」「ガリレオ」「カッシーニ」といった、JPLの探査機が
「NASAの探査機」として報道される。このためJPLをNASAの下
部組織と誤解している人も多いが、その認識は誤りだ。
JPLは、「NASAからの予算で運営される、カリフォルニア工科
大学の研究機関」である。予算はNASAから出るし、インターネ
ットでのドメイン名も「jpl.nasa.gov」であるが、組織運営や意志
決定の権限はカリフォルニア工科大学にある。
NASAは、宇宙科学の研究拠点を全米の主要大学に育成する
方針で予算を組んでいる。例えば、ジョンズ・ホプキンス大学の
応用物理研究所(APL)は、NASAの予算で冥王星探査機「ニュ
ーホライズンズ」、水星探査機「メッセンジャー」などを開発し、
実際に運用している。また、ハッブル宇宙望遠鏡の運用は、メリ
ーランド大学に設置された宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)が
担当している。
つまり、かつての文部省・宇宙科学研究所のような独立した運
用体制を持つ組織が全米に複数存在するわけだ。現在の宇宙航
空研究開発機構の下部組織としての宇宙科学研究本部とは、
全く異なる体制で、アメリカは宇宙科学を推進している。
JPLほど独立性が強いわけではないが、その他のNASAのフィ
ールドセンターも決してワシントンD.C.のNASA本部に従属する
ものではない。それぞれに独立性と権限を持って活動している。
宇宙科学の一部と、地球観測業務などはゴダード宇宙飛行セン
ターが管轄している。ロケットの研究開発はマーシャル宇宙飛行
センターの管轄だが、ここは元来ドイツから来たフォン・ブラウンら
の拠点だったところで伝統的に独立色が濃い。
以前、このブログの記事として「宇宙」や「地質調査ロボット」などでも触れ
ましたが、これから人類が進むべきフィールドとして宇宙というものは
最も重要な分野の一つであることは言うまでもありません。
政治のテーマとして介護や環境が論じられるとそこに介護ビジネス
や環境ビジネスが産業として形作られたように、これからの子どもた
ちが挑戦すべき対象としてまた政治案件として宇宙が論じられなけ
ればなりません。
知識創造型産業
宇宙産業はNASAやJAXAのように強大な発射施設やスペースシャ
トルのような高額な輸送手段など巨額な予算が必要な分野と、高い
知識の集積や独創的なアイデアなど大学や先端研究機関が担うべ
き分野に分かれることとなります。特に後者は個人の努力により如何
様でも社会貢献できる分野であり、地球のどこに生まれても、どこに
住んでいようが立地可能な次世代産業であることは間違いありませ
ん。
私がこの分野で着目するオピニオンリーダーである松浦晋也さんが
次のように状況報告されています。以下該当箇所を引用します。
松浦晋也の「宇宙を読む、BPnetより)
松浦晋也の「宇宙を読む」
NASAそのものも、一枚岩の組織ではない
NASAそのものも、一枚岩の行政組織ではない。その代表が、
惑星探査を担当するジェット推進研究所(JPL)である。日本では
「ヴォイジャー」「ガリレオ」「カッシーニ」といった、JPLの探査機が
「NASAの探査機」として報道される。このためJPLをNASAの下
部組織と誤解している人も多いが、その認識は誤りだ。
JPLは、「NASAからの予算で運営される、カリフォルニア工科
大学の研究機関」である。予算はNASAから出るし、インターネ
ットでのドメイン名も「jpl.nasa.gov」であるが、組織運営や意志
決定の権限はカリフォルニア工科大学にある。
NASAは、宇宙科学の研究拠点を全米の主要大学に育成する
方針で予算を組んでいる。例えば、ジョンズ・ホプキンス大学の
応用物理研究所(APL)は、NASAの予算で冥王星探査機「ニュ
ーホライズンズ」、水星探査機「メッセンジャー」などを開発し、
実際に運用している。また、ハッブル宇宙望遠鏡の運用は、メリ
ーランド大学に設置された宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)が
担当している。
つまり、かつての文部省・宇宙科学研究所のような独立した運
用体制を持つ組織が全米に複数存在するわけだ。現在の宇宙航
空研究開発機構の下部組織としての宇宙科学研究本部とは、
全く異なる体制で、アメリカは宇宙科学を推進している。
JPLほど独立性が強いわけではないが、その他のNASAのフィ
ールドセンターも決してワシントンD.C.のNASA本部に従属する
ものではない。それぞれに独立性と権限を持って活動している。
宇宙科学の一部と、地球観測業務などはゴダード宇宙飛行セン
ターが管轄している。ロケットの研究開発はマーシャル宇宙飛行
センターの管轄だが、ここは元来ドイツから来たフォン・ブラウンら
の拠点だったところで伝統的に独立色が濃い。