江副 康成 鳥栖市の未来を語るブログ

鳥栖市議会議員として鳥栖市の未来に対する思いを語るとともに、その活動の様子を議会および議会外についてお知らせします。

日本を変えるのは政策提案力を持つ生活者だ

2010-02-14 12:02:35 | 都市の姿
日本を変えるのは政策提案力を持つ生活者だ
「日本を変えるのは政策提案力を持つ生活者だ」というタイトル
で大前研一先生のコラムが配信されました。このコラムは日経
BPnet大前研一の「産業突然死」時代の人生論というシリーズ
最新コラムであります。その中にあるように1992年大前先生が
平成維新の会を立ち上げられましたが、私個人としても佐賀エ
リアでその市民運動に参加させていただいたのが、市民として
の政治参加の始まりでした。

生活者目線
政治の目的が国富を高めるのみならず、あわせて国民あるいは
生活者の生活レベルの改善向上にあるとの立場で政治を原点
に立ち返り考えてみようという勉強会風の集会でありました。
生活者目線とは今となっては当たり前になりましたが、当時新鮮
な感じがしたものです。

世界の冨を呼び込む単位としての道州政府
「日本を変えるのは政策提案力を持つ生活者だ」というコラムを是
非読んでいただきたいですが、その中で「道州制」にも触れておら
れます。今、道州制の論議が、国、都道府県、市町村という三段
階から国、道州、基礎自治体という枠組みに政治の効率化のため
の方法として論じられることが多く、本質がずれていることに違和感
を私は覚えていました。大前先生が述べてられるように「世界の富
を呼び込む単位として道州政府レベルが最も望ましい」という観点
を今一度確認すべき時だと思います。世界経済に自ら対処する
最適単位として道州政府があるということを。




佐賀競馬

2010-02-12 12:03:53 | インポート
初めての競馬
昨日、佐賀競馬で第37回佐賀記念というレースが行われました。
議員として招待されて初めて競馬場のフロントにお伺いする機会を
得ました。競馬場が近くにあるにも関わらず、縁遠い存在でもあり
ましたが競馬場としての経営の仕組みをお聞きすることが出来有
意義な時間を過ごすことが出来ました。

佐賀記念
佐賀記念は賞金総額3000万円で高額なレースですが、他のレース
は15万円から30万円程度でその落差にまずはびっくりします。流石
に全国区のレースは違います。賞金にかかわらづ一生懸命走る馬の
姿には、蒸気機関車に感動するのと同様に見ていて一生懸命頑張っ
ているなという感動を覚えるものです。

頑張れ佐賀競馬
優勝は有名ジョキー武豊が一着でゴールしましたが、私の同級生で
ある鮫島騎手始め地元の騎手に是非優勝賞金を勝ち取っていただき
たかったので少し残念でもありました。佐賀競馬がレベルの高いレー
スで競馬ファンを今一層勝ち取られることを願っています。


透明ってなんだろう?

2010-02-07 10:47:30 | 先端産業
透明ってなんだろう?
透明ってなんだろう?空気や水、そして透明なビニール袋など
先が見通せるものを我々は透明であると感じます。
そして缶詰の缶など中の物が見えないものは不透明といいます。
しかし、中性子線で物をみると違った世界が見えてきます。

缶の中の噴水
鳥栖サンメッセで中性子/放射光産業合同セミナーが2月5日に
行われました。そしてそのセミナーの中で、不透明な缶の中で
噴水が出る様子を中性子線で捉えた鮮明な写真のプレゼンテ
ーションがありました。我々は可視光線で捕らえた世界にどっぷ
り漬かって暮らしていますので、通常の視覚世界が当然の事と
思いがちですが、使い得る手段(この場合可視光線が中性子線)
が変われば違った世界がそこに現れるという体験でした。

中性子の吸光度
どうしてそうなるのか原理を簡単にお示しすると、中性子は水素
原子やリチウム原子に高く吸収される一方、鉄やアルミは透過
するので、鉄やアルミで出来た缶は透明な金属板となり、噴水の
水の中の水素原子には吸収され、そしてそこで止まる様子が像
として表現されるということです。こうした不思議な現象は私のよ
うな大人でも興味を引くものであり、これからを担う子供たちに、
こうした不思議な世界を見せたい気持ちが強くしました。

鳥栖に根付くか加速器文化
九州シンクロトロンを現在稼動し支えているのは鳥栖以外の外部
の優秀な研究者や技術者です。是非こうした不思議な体験を通し
て科学技術、あるいは加速器の世界に夢を描く子供たちが鳥栖
から育つことを心から願うセミナーでありました。


未来への道作り

2010-02-02 11:32:43 | 交通機関
きれいな道路
環境に配慮した経済への取り組みが今や企業の生き残りを
左右する感さえありますが、市議会議員として道作りは大き
な関心事であります。いま道路はアスファルト舗装が隈なく
施され、自動車も低燃費、排気ガス無害化への取り組みに
より、以前と比べて随分道路がきれいになったと思います。

外部と遮断された車内
そして、ハイブリット車や電気自動車へ社会が移行する力を
いま目の当たりにすると、道路整備、道作りを現在の延長で
考えていていいのかと思わずにはいられません。
現在の車は車内の居住空間の良さをアピールするなど、外部
と遮断された個室空間を基本としています。如何にガソリン車
が以前と比べて静になったとしても窓を開けると混雑したところ
では排気ガスや騒音、埃が気になるものです。

オープンな車
しかし、電気自動車が主流になる時代になると、排ガスも騒音
もなく、清掃が行き届いたところは埃も気にならないことでしょう。
すると、車はオープンになり、道行く人と自由にコニュニケーション
をとれることが求められます。道端に自由に停車し自由に移動
することが新たな要望となり、それにあわせたルールも必要と
します。

社交の場としての道路
道路は社交の場となり、家の中にいるより、庭先や外で活動する
ことを好む人が増えることでしょう。先頃、認知症の講演会に参加
しましたが、高齢化社会が憂慮される中で、他人との交流により
いつまでも好奇心にあふれた生き生きとした姿で暮らす社会が
未来の交通手段の変革により持続するものと期待します。
是非、そうした近未来社会を想像しながら、積極的に人の出会いの
場としての道作りを提案していきたいと思います。