江副 康成 鳥栖市の未来を語るブログ

鳥栖市議会議員として鳥栖市の未来に対する思いを語るとともに、その活動の様子を議会および議会外についてお知らせします。

市議会報告(麓地区)

2012-01-08 23:47:49 | 都市の姿
新春の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は
格別のご厚誼にあずかり、厚く御礼申し上げます。

〇3月17日新鳥栖駅開業一周年記念イベントがあります
さて、鳥栖市は今年は大きなチャレンジの年になるのではないかと
思います。昨年新鳥栖駅が新幹線駅のみならず、在来線駅を併設
する形で新たな船出をいたしました。在来線はすべての電車が停車
する利便性があるものの、まだまだ改善要望を今後ともしていきたい
と思います。一方、新幹線は開業前日の東日本大震災という国難の
前に自粛ムードの中での立ち上がりでしが、昨秋より停車本数の
増便、日帰り2枚切符の発売等追加策もあり日を追って少しずつで
すが明るい萌しが見られるようです。そうした中今度のイベントは新
鳥栖駅の利便性を多くの人に知っていただく絶好のチャンスです。
サガン鳥栖がJ1に挑戦するように新鳥栖駅をJR九州任せにせず
鳥栖市も街づくりの新しいステージに向けて挑戦しなければなりま
せん。

〇計画上及び将来に向けての街づくりに取り組む
そこで、根元的には新鳥栖駅を中心としたハードソフト両面からの街
づくりを着実に進めないことには、新鳥栖駅設置に掲げた目標には到
底辿り着けないのも厳然たる事実です。
まず、新鳥栖駅西土地区画整理事業地区内に駅前らしい事業活動
が活発になされることが望まれます。そうした中、25年春国際重粒
子線施設の開業(*住民生活に配慮した開放的な敷地利用計画は
評価されます。しかし、新たに鳥栖市が明らかにした追加支援策の
根拠である県との約束、25億円というある種の債務保証問題は厳し
く注視しなければなりません。)、
26年春メモリードグループによる
結婚式場の開業が予定に上がっています。また本年初めには駅前
の大きな面積を有する5街区6街区の整備も終わり、本格的な駅前
街づくりが期待されます。官民相協力しそれぞれの経験知恵よりス
ムーズな街並み形成に取り組んでいかなければなりません。
将来的には新鳥栖駅を中心とした同心円的な発展が期待されると
ころですので、一般質問でも問いましたが、街の将来の姿にあった
都市計画への見直し作業も検討されるべき時期に来ていると考えま
す。昨年12月議会より建設経済常任委員会となりました。より精緻
な議論を積み重ねていきたいと思います。

また、山浦PAのスマートインター化は既に外部専門家の意見を取り
込みその実現可能性を検討している段階です。
平成23年6月議会一般質問において私(江副)は「鳥栖JCT付近の
渋滞・不通に対処する道路交通政策と山浦PAのスマートインター化
について」と題してその必要性につき論証を試みました。その中で申
し上げたように山浦スマートインターが開通すれば新鳥栖駅との相乗
効果が見込めることのみならず、それは勝尾城史跡公園(仮称)への
出入り口という付加価値も付きます。既に夏季確たる観光地の地位
を築いている避暑地四阿屋と合わせて歴史と自然を堪能できるエリア
として整備されることが期待されます。広域林道の全線開通も待たれ
るところですが、市民の生活にゆとりと安全をもたらす豊かな山にして
いく方策を考えていかなければなりません。

一方朝日山公園は田代公園とともに桜の名勝として整備されなけれ
ばなりません。今年のお花見シーズンは期間と時間を限っての交通
規制がなされる予定です。それに合わせて狭隘な道路の側溝覆蓋
工事がなされます。しかし、市民に朝日山を楽しんでもらうためには
それにもましてトイレの水洗化は待ったなしの状況です。現実的対応
として合併浄化槽の設置が待たれます。また、朝日山は小鳥のさえ
ずりを聞きながら歩いて散策してもらいたいところです。パークアンド
ライドの南側駐車場は空きが多い状態です。許可車両以外は車は登
り口に止め歩行者優先道路にしてもいいのではないでしょうか。
話は飛びますがサガン鳥栖が今年J1へとランクアップできたのは
尹晶煥監督の功績は大であると思います。岸野前監督から受け継い
だ、そしてそれにもまして尹監督が選手に課した朝日山での厳しい
トレーニングは選手誰でもが口にする有名な話となっています。今
高校生が部活動の一環として朝日山でよくランニングしています。
心身を鍛える空間として朝日山が益々脚光を浴びています。これも
J1効果でしょうか、あらたな名所に育てなければなりません。

〇県の事業となりますが
朝夕の渋滞緩和策として乗目交差点の改良工事が予定されていま
す。変則5差路を十字路にするのが大きな変更点です。今の平田養
父線・防衛道路(山浦から村田へ)と川久保線(平田から原古賀へ)
が直交します。歩道が完備された道路となり子供たちの登下校も今
より随分改善されることと思います。しかし、両道路間で交通量の変
化も予想され、それには十分注意しなければならないと思っています。

次に、34号線から新鳥栖駅へ向かうアクセス道路の整備が予定され
ています。安良川に橋を架けなければならないという問題もあります
が、精げの碑交差点は信号もなくいつ事故が起こってもおかしくない
ような見通しの悪い状態で供用されています。早期の事業着手が待
たれます。以上二つの道路問題は県の事業ですが、これからも要望
活動を続けていきたいと思います。

〇麓小学校等から給食室がなくなる計画でいいのか
鳥栖市内2か所に学校給食センターを建設し、そこから市内各小中
学校に給食を配送するとの事です。先の12月議会一般質問で取り
上げましたが、私は計画及び提案に至るまでの議論の進め方が拙
速であると思い、執行部に再考を促しています。

〇本年4月に、まちづくり推進協議会が本格的に始動します
最後に、今回建設経済常任委員になったということもあり、その抱負
を込めて関連する地域的問題を中心にご報告させていただきました。
ところで、今年の4月から本格的に始動する麓地区まちづくり推進協
議会は、各町区を基礎的団体としながらも、他の各種団体とベクトル
を合わせ麓地区としての団体意思が必要な場合、その調整をするた
めの協議会であると理解しております。
そのような場でも今回ご報告した事項がご協議いただけるよう準備し
ていくのも議員としての職責であるのではないかとの自戒の言葉で
今回の結びとさせていただきます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

平成24年1月吉日
編集文責 江副 康成
(鳥栖市議会議員・天桜会)


ふもとおやじ会(麓小PTA)が出展した
オブジェ『冬桜』がハートライトフェスタ
で最優秀賞を受賞しました。


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