インクルーシブ教育とGAGAスクール構想

共に学び成長する子ども条例が鳥栖市議会で可決されて、２年目も半ばを過ぎました。果たしてその成果はあったのだろうか？そうした問題意識を持っていた時に、西日本新聞で「インクルーシブ教育」をテーマにした記事を目にしました。

障がいをお持ちの子供さん、一口に障がい者といっても知的、身体、精神それぞれ特徴のあるハンデキャップをお持ちなのですが、例えそうした障がいをもって生まれた子供たちにも、将来自立に向けた生活が出来るための教育と環境を日本国民であれば等しく受ける権利と、一方それを保障する義務が国や地方自治体には課されているものと認識しています。

特別支援学校の他、特別支援学級が鳥栖市でも最近とみに増えてきたのですが、学校及び教室を「分離」してその子に合った教育をするのは世界の潮流からすると決して望ましいことではないという指摘には考えさせられるものがあり、またこれからは通常学級に「包摂」出来るように教育界は進むべきという筆者の主張でした。

これを実現するためにはインフラの整備と先生方の努力が前提となりますが、いま日本国内で取り組んでいる、GIGAスクール構想においては、ベースとして個々に学習する環境を整備することにあります。これまでの特別支援教育で培った知識経験を是非インクルーシブ教育を全うさせるためにも、是非GIGAスクール構想に向けた取り組みの中でも、大いに活用していただきたいと思いました。