江副 康成 鳥栖市の未来を語るブログ

鳥栖市議会議員として鳥栖市の未来に対する思いを語るとともに、その活動の様子を議会および議会外についてお知らせします。

私の考えるクロスロード国家戦略特区

2015-12-29 10:26:04 | 都市の姿

私の考えるクロスロード国家戦略特区

 鳥栖市が提唱し、小郡市、基山町まで巻き込んだ国家戦略特区がもう一歩のところで壁に跳ね返されています。民間委員の皆さんには覚えがいいものの官邸、政治家の皆さんには単なる地域エゴしか映っていないようです。ではどうすべきか、私ならどうチャレンジするかという事で以下に私案を提唱したいと思います。

 ①鳥栖IC、筑後小郡IC、(仮称)山浦PAスマートインター、(仮称)基山PAスマートインター、(仮称)鰺坂スマ-トインター(スマートインターはこれから至急整備することを前提として)その出入り口から半径4キロ圏をクロスロード圏整備構想地域としてまず着手する。

農水省が言う様に鳥栖ジャンクションは東西交通の要衝としての象徴的な意味合いはあるとしても、法が認めたインターチェンジ出入り口から4キロ以内には関連利便施設を特に設置できるした根拠とは相容れないものであるとの指摘に対してはその通りというしかありません。しかし、欧米のように5km間隔で高速道路を利用できるようにIC,SICを整備してよいとの昨今の国交省の方針に照らしてみれば、既存のIC及びこれから整備すべきSICと併せて、そこで法で認められた特例を組み合わせれば、鳥栖JCTを中心とする一大拠点が形成されることになります。半径4キロメートルの円を重ね合わせれば5つのリングが大よそ鳥栖JCTを中心として半径約9キロメートルのエリアをカバーすることになります。

 ②この九州における戦略的地点としての潜在的なパフォーマンスを活かすために、法が認めた高速道路関連物流施設だけではなく広く都市的利用を促進するために、一団の企業用地、公共公益施設用地としては農振除外農地転用を原則許可扱いとして特例運用する。但し、農水省のこれまでの政策にも十分配慮し、耕作放棄地にもなりかねない農地を都市型の農地として活用するために、独自に一定の基金を積立て積極的な農地農村整備を進める。

東京一極集中の是正が求められる昨今、いたずらに農地をつぶしコンクリートジャングルにするのは愚かな事であります。そこでこれからは田舎の良さを生かした都市づくりが求められます。

例えば住宅地の周りには一定の農地を確保し、四季折々潤いが感じられる生産力のある農地として育てます。そして環境にやさしい低農薬、有機農業を積極的に進めなければなりません。また一方では、米、麦、大豆、野菜の収穫時期、害虫の発生状況等を常にモニターし、効率的な作業管理、効果的な駆除対策をきちんと計画実行し、快適な住環境に配慮した環境整備をしなければなりません。そうした農地と住宅地が隣合わさった田園住環境を維持するためにドローンの積極的な活用も図っていきます。

 高速道路の出入り口には道の駅を作り、近郊でとれた野菜を自由に販売できるようにする。

農業振興のために農産物は手数料を取らずに自由に販売できるようにします。地域農業振興のための楽市楽座政策です。ただ、売れるか売れないかは農家の努力次第なので、売れる農産物作りに努められることになります。

 


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