江副 康成 鳥栖市の未来を語るブログ

鳥栖市議会議員として鳥栖市の未来に対する思いを語るとともに、その活動の様子を議会および議会外についてお知らせします。

重粒子線ガン治療施設は地下へ(2)

2009-07-18 13:39:34 | 先端産業
では、重粒子線施設を地下へと埋め込むことでどのようなメリットがあるのでしょうか。

① 重粒子線、中性子線、ガンマー線等を完全に遮蔽するためには地上より地下の方がより望ましいこと。
② 地上に利用空間が残り、集客施設等の設置により人が集まる場所へとなること。
③ 保険診療への期待がもてること。
④ 地震の外、新鳥栖駅に隣接することから、振動対策としての効果が期待できること。


まず、①重粒子線、中性子線、ガンマー線等を完全に遮蔽するためには地上より地下の方がより望ましいことについて考えてみたいと思います。

理想的なストーリとして、炭素イオンが全て重粒子線へと置き換わり、その重粒子線全て患者の腫瘍細胞へと照射されれば、患部へ照射されそこでストップした際、核反応がおき、中性子が発生しますが、患者さんのみの話で問題は小さいといえます。

しかし実際は、重粒子線が加速器を通るところでも中性子が発生するリスクがあります。
稼動準備の試運転時のビーム調整する際、ビームが加速器にぶつからないように電磁石を使って方向を曲げたり、ビームを絞ったりするところで、何らかの理由で加速器にぶつかってしまうと中性子が発生する可能性があります。また、ビームを止めるところである、ビームシャッターのところが最も中性子が発生する可能性が高いと言われています。
もっとも、線量を治療目的のための必要最小限に落としているから、その際出てしまう中性子の発生量もそれに比例して少なくなっているとの説明はなされています。

以上のように、少なくとも重粒子線施設内で、最も気味悪い中性子線が発生している可能性があることは否定できません。
この中性子線の厄介な問題に、スカイシャインという現象があり、天井部から上に中性子が漏れると、空気中の原子にあたって、地上に跳ね返され、遠くまで中性子が届くということが起こります。これに対処するため、天井部を厚くするなどの対処がなされているそうです。

そこで、私が主張する「重粒子線ガン治療施設は地下へ」を実施すれば、空気中で伝播するリスクはなくなり、一種の根本的な設計思想の変更といえ、その点でもより望ましい対処がなされたことになるはずです。(続く)


こころを持つロボット

2009-07-18 00:42:28 | 宇宙・ロボット
栖応援隊さん、有難うございます。しっかり受け止め頑張っていきたいと思います。

原古賀の物理学者さん、七夕へのコメント有難うございました。
私はこれが真実だなんて他人に説教できるほど深く考え貫いた結論など持ち合わせていませんので、率直な思いを話させていただきます。

これは昔より言われていることですが、自分のこころを完全に他の媒体に移したとして果たしてそれが自分のこころだと確かめる方法があるのかという問題です。かなり難しい局面だと思います。
一方ではテレビで自分の姿を見るように、自分的なものを五感を通して再現しこころを現象として確認することは、原古賀の物理学者さんは出来そうな気はしませんか。
こうした挑戦が、現代の天才たちにより研究の流れとして出来つつあるのではないかと私は期待しています。

最終的に、自分のこころの永遠性を得るには、人類が築いた豊かな文化とそれに対する絶大な信頼、信仰という言葉で一般に言い表わされている心持ちが必要となってくるのでしょう。
原古賀の物理学者さん、多分期待はずれでごめんなさい。

ところで、私はこころを持ったロボットというものに大いに期待しています。
今、地球上では化石燃料という特別なエネルギーから、宇宙標準ともいうべき太陽エネルギーへと移行が進んでいます。化石燃料は種子の中の胚乳に相当するものだと思います。今は辛くても太陽エネルギー等への移行が進んだ暁には、宇宙へと活動範囲を広げる際にはよりスムーズになることでしょう。

そうした際、こころを持ったロボット、人類が築いた文化を理解し表現できるロボットが、過酷な宇宙環境に我々の先陣を切って乗り込み、我々が生き延びるため、生活環境を整えるための重要な任務を果たしてくれるのではないかと想像します。
テラフォーミング、いつかは地球にやって来る人類が生存するには過酷すぎて他の星に移り住まなければならないときの第二の地球を築くこと、それにはこころを持ったロボットがどうしても必要なのではとの考えに行き着くということです。