エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ベニシジミ 不思議な交尾

2018-05-01 | 日々の生活

何年か前に、連休のころ大川の土手のヒメシロチョウの発生状況を調べたことがあった。

自転車を車に積んで、ヒメシロ発生の土手へ向かった。

  ウマノスズクサ

春型もそろそろ終わり、今日も個体数が少なかったが、さかんに産卵を繰り返していた。

土手を数キロ見て廻ったが、やはり2~300mの一個所だけで、他はほとんど見かけなかった。

やはり、食草の分布がすべてで局地的な生息と言える。

数年前に、河川事務所にお願いして、数年、土手のツルフジバカマを数カ所刈り残してもらっている。

今日もいろいろ収穫があった。

以前、カラスノエンドウの実(さや)に産卵を確認したことがあったが、カラスノエンドウへの産卵は確認出来なかった。

カラスノエンドウに止まって、躊躇しながらもやはり離れる。ツルフジバカマへも、好んで4~5cm伸びた新芽に産卵する。

 翅が伸びきらない でも、もう産卵

 産卵   

クサフジ  求愛行動

もう一つ、不思議な交尾態を発見した。ベニシジミの交尾態だ。何か様子が違う。

普通は♂♀とも裏面を見せているが、雌の裏面が表のような模様が見えた。これは特別な翅?一瞬新種?か・・・と。

よく見ると、雌らしき個体には触角がない。ストローが中途半端に固まり、死んでいるようだった。

近づくと、♂が雌をくっつけたまま飛び、すぐに止まった。この♀は触角がない。一体どうしたのだろう。交尾中にクモにでも食べられのだろうか。

いつか、♀の頭をつかんでいる♂の頭がない状態で連結しているアジアイトトンボを見たことがあった。 何とか2017.6.17のブログに見つけた。

これも何故だろうかいろいろ考えたが、分からないままだ。不思議なことがたくさんあるものだ。

♀は死んでいた。 これが普通   頭がない♂アジアイトトンボ

今日見かけた蝶は、ルリシジミ、ベニシジミ、モンキチョウ、ツマキチョウ等だった。

ハナダイコン   スイバ

ツマキチョウ♀  モンキチョウ産卵

 

連休後半は、天気は荒れ模様のようだ。

これから楽しみなのは、ウスバシロチョウ、ムカシヤンマ。

続々お友達が登場する。

多くを望まず、大自然の愛おしい小さな虫たちを眺めて過ごしたい。


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2 コメント

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Unknown (さんたろう)
2018-05-02 13:32:55
ヒメシロチョウやベニシジミチョウの交尾、興味深く見させて頂きました。私など花に止まっている蝶でさえ撮れないのに驚きです。それにしても頭のないアジアイトトンボの交尾するすがた、自然にはいろんな神秘的なことがあるんですね。いったいどういうことなんでしょうね。カマキリの♂が交尾が終わると♀にたべられることがあると聞いたことはあるんですけど
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自然界は不思議いっぱい・・・ さんたろうさんへ (会津マッチャン)
2018-05-03 12:33:53
です。
トンボは肉食ですから、連結中に仲間に食べられたかも知れません。
チョウは頭部分は乾燥していました。蜘蛛の犠牲になったと思われます。
坂下のオオイワカガミ、ウラジロヨウラクやミツバツツジもいいころでしょうか。 
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