澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「飯山あかり」を切り捨てた日本保守党

2024年10月09日 04時43分18秒 | 政治

 昨日、日本保守党が記者会見を開き、来る衆議院議員選挙の立候補予定者を発表した。衆院選挙の全国11ブロックのうち、6ブロックに全部で26人の候補者を立てるという。その内容は次とおり。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表

日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。名簿は以下の通り。(数字は名簿順位)
【選挙区】 河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】 北海道ブロック=1小野寺まさる、2堀田真作 北関東ブロック=1伊藤純子、2野寺直美、3芦沢進、4宮入良明 東京ブロック=1有本香、2梅原克彦、3阿部力也、4小柳岳志 南関東ブロック=1小坂英二、2大河内元喜、3森健太郎、4渡辺紀明、5服部徹 東海ブロック=1竹上ゆうこ、2中川健一、3織田敏之、4中村憲一、5青木崇佳 近畿ブロック=1島田洋一、2佐々木みのり、3百田尚樹、4豆谷和男、5竹内唯裕、6番目は通称調整中のため非公表

 

 この中で注目されたのは、百田尚樹代表、有本香事務総長が立候補するのかという点とともに、飯山あかり氏(中東研究者・麗澤大学客員教授)がどう処遇されるかだった。飯山氏は、この三月、東京15区の衆院補選に日本保守党初の候補者として出馬し、大健闘した。その主張、真摯な態度は、インターネットの中継によって広く伝えられた。
 その飯山氏が今回の立候補予定者名簿には見つからない。本人の説明(下記の【緊急】日本保守党の衆院選候補者に飯山陽がいない件について)によれば、日本保守党側からは「何も知らされていな
かった」という。飯山氏は日本保守党員でもあるのだから、それが事実だとすれば、自民党も顔負けのとんでもないことだと思う。一方、百田尚樹は関西ブロックの第三位、有本香は東京ブロックの第一位で立候補予定となっている。大阪ブロック第一位には、拉致問題に尽力した島田洋一氏(福井県立大学名誉教授)の名前もある。
 
 このことについて、長谷川幸洋氏(ジャーナリスト)が真実を暴露した。(下記の長谷川幸洋【自民党の反乱は地方から始まる‼】『飯山あかりさんについても語ります』)
 長谷川氏自身が飯山あかりの応援演説をした際に、飯山さんと百田尚樹の間に、意見対立があることを目撃していた。飯山さんが百田代表に応援演説の際に歌など歌わないでほしいなど、いくつかの要望をしたのに対し、百田はこれを無視したという。百田の度はずれた関西風ギャグ、笑いを取ろうとする話法に、生粋の東京人である飯山あかりは我慢ならなかったのだろう。私自身、YouTubeで百田が「ウンコが出そうだ」「鼻毛抜いたる」というような、応援演説におけるギャグ?を聴いて、TPO(時と場合)を完全に間違えていると思っている。百田のギャグは、東京の街角では完全に”滑る”だろうと。

 「日本保守党」は百田の知名度と財力、有本香の抜群の調整能力によってスタートした。たった一年でここまで成長したのは素晴らしいのだが、早くも政治(政党)の醜悪な面が露呈。
 百田尚樹は小心な変人だとしても、それを承知で百田に”賭けた”有本香には、好き嫌いではなく、大局を見据えながら、この小政党を育ててほしいものだ

 

【緊急】日本保守党の衆院選候補者に飯山陽がいない件について

 

【自民党の反乱は地方から始まる‼】『飯山あかりさんについても語ります』