澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「ニュース女子」を裁く民放TV放送基準の馬鹿らしさ

2018年05月23日 13時53分48秒 | マスメディア

 「虎の門ニュース」(5月23日放送、下記の映像)で、DHCテレビ「ニュース女子」のMCでもある上念司(経済評論家)が、民放連の放送基準とその「考査」の実態を暴露した。

 詳細は下記の映像を見ていただくとして、私が驚いたのは「日本民間放送連盟放送基準」なるもののいい加減さ。その前文では仰々しく「民間放送は、公共の福祉、文化の向上、産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に寄与することを使命とする。われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神にしたがい、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由をまもり、法と秩序を尊重して社会の信頼にこたえる」と謳いながら、考査と称して「ニュース女子」に対してしたことは、金正恩、習近平と呼び捨てにするのは失礼だから止めろ、中共(中国共産党)政権によるウイグル、チベット族などに対する「民族浄化政策」には言及するな、「駅前ギャンブル」という言葉はパチンコを想起させるので、使うな…等々、枝葉末節の指示。「ジャーナリスト精神」など微塵も見られない自己保身(TV業界の既得権保持)、事なかれ主義、権力への追従・迎合ばかりが目立つ。

 「敗戦」「連合国」をそれぞれ「終戦」「国際連合」と呼び変えた日本人。目前の現実を直視せず、キレイごとでお茶を濁し、すり抜けようとする性向は、まさに「国民性」となったのか。そう嘆息せざるをえなかった。

 

【DHC】5/23(水) 上念司×ケント・ギルバート×居島一平【虎ノ門ニュース】