思いがけない事への覚悟が・・

昨日　母の旧友から電話があった


　その友人の話によると


母の姪が（といっても、母より一つ年上。昔はそういう事は珍しくなかったらしい）

　認知症になって　もう何もわからないようになってしまった・・・という


母の姪とその友人は　母の共通の友達で

　子供のころ　しゅっちゅう一緒に遊んでいた仲間


電話が終わってから　母が　

　「人っては、わからないものだなぁ・・・あの子が　こんな人生を送るとは・・」

と言った


　２０年ほど前　母の実家で法事があり

私たち一家も総出で古里に行った事があった


　その時は　その姪の母　つまり母の姉が　

法事にも出席していて、たまたま私の隣に座ったので

　「おばさん、元気そうで　何よりですね」などという会話もかわしたのだけど

それから一カ月もしないで、そのおばさんが風呂で溺死してしまった


　姪は　第一発見者になった

その後　父親も亡くなり　と様々　心労があったようで


　いつ頃から認知症状がでたのかは　わからないが

母にしてみれば、姪でもあり　親友でもあった彼女の現在に

　ショックは大きかったのだろう


「幸せな人生」って　どういうのを言うのだろう


　この日曜日にも　実は　主人の知り合いが　　

突然倒れて　意識不明になり　救急車で運ばれた

　まだ５０代半ば　近くに両親もいるし

大学入学する子供もいる


　しかも　母親もこの１月だかに入院していた。

父親も　同じころ　入院していたという。


　つい先日も　９０歳の親を残して　息子が逝ってしまった話をのせたばかり


震災で　苦しむ人も多いなか

　実際の普通の生活でも　こういう事は案外当たり前のようにあるんじゃないかしら


なんか　いつ地震が来るかと　不安に思う日もあるけれど

　もしかしたら

日々　何があるかわからないというのが　実際かもしれない


　「覚悟して生きよ」

そんな言葉が　　脳裏に浮かびました