【 Target  】   戦略、あるいは目標の重要性

夢も希望もなくした日本。今が立ち上がる時。言論・思想・発想の自由・権利のあるうちに。目指すは自民党解体。

郵政を民営化しない理由 ( 総集編 3 )

2005-07-04 | Weblog
アルルの男・ヒロシさんのブログから借りてきました。とても面白い方です。
http://amesei.exblog.jp/

 竹中さんが選挙に使った平蔵シャツですが、選挙違反になりますので平和のシンボルだそうで、
『 ヘイの字に丸い輪で 』→『 平和 』と読むんだそうですぞw!郵政民営化特別委員会で大爆笑でした。

 1喝たぬき様、FeldDorf様、いつも心のお付き合い感謝します。
 私ごときでよろしければ大いに利用して下さい。

 ところで、とても興味深い参考人質疑があったので真面目に紹介します。

 政治や国政を知らない人は、『 信じられない 』内容です。我が目と信頼関係を損なうほど衝撃が走るかも知れませんが、ゆっくりと受け入れて下さいな。心臓の悪い方はリラックスして下さい。

※もう少し事前に断っておきますが、この記事編集の時に7月1日の国会議事録はまだ正式公開されていないので国会中継から面倒臭かったが聞き取りで書いた。1字1句までなど拾えないし、また文章の順番などわかり易く入れ替えているのを御了解下さい。参考人の松原さんは、自民党から呼ばれた方で、民営化推進論者である。賛成理論は検証作業のためにあえて書き出さなかった。この日の参考人の意見陳述は興味深かったので興味のある方は、衆議院ホームページのオンラインビデオをご覧下さい。1日の質疑が7時間くらいだからあまり面白くないところなどは、すっ飛ばしたほうが良いとおもわれます。私?ほとんど見たら疲れた。( 笑 )
 嘘を書いていないか暇な方は1週間後の衆議院議事録と突き合わせて確認して下さい。もちろん冗談です。公式ビデオが楽ですよ。

        <手書き引用開始>

■平成17年 7月 1日  郵政民営化に関する特別委員会


松原聡(参考人 東洋大学経済学部教授)
紺谷典子(参考人 エコノミスト)
(4人のゲストの中の2人の発言から拾ってみた。)
       

○二階委員長  松原参考人 

○松原参考人  特殊法人と行政独立法人の財政投融資貸をほぼ無条件に貸し出されて来た。
 私は以前からかなり調べているが、道路公団は、民営化の協議段階で明らかになったが、特殊法人のそれぞれ個別と全体でどの程度明確に返せるのか、不明瞭でわからない。
特殊法人等情報公開法で徐々に中身がわかってくるはずです。今現在では、 100兆円とも200兆円とも言われていますが、ある日税金でまかなわれる日が来るでしょう。

○二階委員長  紺谷参考人

○紺谷参考人 先ほど松原参考人もおっしゃいましたが、 財投資金の不良債権額はどの程度か公表されていません。小泉さんは、官から民へ、中央から地方へといいますが、官から民へ痛みだけを与え続けています。入り口を改革だといって国民の財産を民間に出来るから、郵政事業を民営化すると言っていますが、民営化することが目的なんですよ。これから高齢者社会に向けてネットワークを充実させないでどうするんですか。特殊法人改革をやるべきなのにやらない。

      < 手書き引用ここまで >

( ※実は、アルルさんのブログ記事で竹中さんへの質問攻め議事録を面白がって見ていた時に、7月1日の参考人陳述内容と『 ぜんぜん食い違う答弁 』をする官僚様がいらっしゃるので、紹介してみようという気になった。国民を裏切り続ける官僚の実態が浮き彫りになっている。 )

国会議事録をそのまま持って来ました。

< 貼り付け開始 ↓ > 
     
第162回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第12号
平成十七年六月十日(金曜日)
    午前九時一分開議

○二階委員長 次に、奥野信亮君。

  ○奥野委員 自由民主党の奥野信亮でございます。
 こういう本は皆さん方お読みになっていると思います。これは、実は小泉純一郎さんと、総理でありますが、松沢成文さんという、今の神奈川県知事でありますが、これが共同で編集をされた本であります。この中にどういう人たちが議論をしてこれを編集したかというと、民主党の方が十五人、自民党が二人であります。それだけ、その時点では、民主党を含めて多くの国民の関心の的になるだろうということで、みんながこの郵政民営化研究会に、群がったと言ったらおかしいかもしれませんが、そういうことであったんだろうと思います。

 国民の大事な資産が国債として国の財政赤字のファイナンスに使われているとか、あるいは、当時から悪の権化とも言われていた特殊法人に対して、財政投融資という形で、余りきっちりとした審査もしないで貸し付けられる、こういったところがやはり一番の問題点だというふうに感じたわけであります。
 私もそれから政治の世界へ入ってみて、財政投融資というものが、だんだん、もちろん財投機関債ということで国民の目にも触れるようになってきているわけでありますけれども、従前の財政投融資というものが大体今どのくらい残っていて、どのくらい不良債権化しているのか。興味があるといったらおかしいですけれども、やはり、問題の原点として国民にちゃんと説明をしておく必要があるんではないかと、私はそう思っているんです。これは全く質問通告とかそういうことはしておりませんけれども、もしおわかりいただければ、民間金融機関に対して、不良債権をきっちり整理しなさいと大変しつこく、厳しく追及された竹中大臣でありますから、これについては、ぜひ一回、ちょっと数字を教えていただければなとこう思うわけであります。わからなかったらしようがないです。

○竹中国務大臣 財政投融資は財務省の所管でございまして、申しわけありませんが、今、私自身数字を持っておりませんので、財務省の担当からお答えをさせていただいてよろしければお願いを申し上げます

○牧野政府参考人 お答えをさせていただきます。    

 財投と郵貯の関係についてはいろいろ御質問いただくんですが、郵貯の全額預託義務といいますのは平成十三年で終了しておりまして、ですから、今は経過措置で一部財投債を引き受けてはいただいておりますが、基本的に、郵貯の金が財投に回ってむだに使われるという仕組みはもうなくなっております。
 それで、不良債権が幾らあるかという御質問でございますが、これは、平成十七年の財投計画を編成する際に、財政審議会で総点検というのをやっていただきまして、各法人について民間ベースの財務諸表で点検をして、しかも、それはちゃんと公認会計士のチェックを受けたものですが、それによって基本的に不良債権はないということを確認していただいたとともに、その中でも、特に融資規模の大きい住宅公庫それから都市再生機構につきましては、その財務内容にやや疑念があったものですから、この債権を前倒しで不良なものを含めて処理するというそういう手続をとりまして、今国会にそのための関連法案も提出して、前倒しで処理をすることにいたしました。
 そういうことで、今、財投の融資先について何か不良債権があるんじゃないかと御批判はありますが、私どもがすべてチェックした結果、そういう事実はないというように考えております。
 

        < 貼り付け引用ここまで >


 ( 政府参考人 財務省理財局長 牧野 治郎君 )でした。

 おや~おや~おかしいなあ?
話のつじつまが合いませんなあ?
民間から途用の政府関連機関や、公的機関、議員懇談会に招へいされている『 専門有識者 』の方々が嘘をついてるんでしょうか?与党推薦の東洋大学経済学部教授までも食い違っておりますなあ。

そういえば、私が以前個人的に調べた住宅金融公庫の貸し出し方法に、とてもまずい方法が取られていましたなあ。
郵貯、簡保、厚生年金から財投で借り受けた資金利息が3.5%で、住宅金融公庫は、借主個人に向こう10年間低利で2.5%貸し付けしておりましたなあ。差額が焦げ付いてましたな。平成13年に焦げ付き分をなんと3000億円の補助金で穴埋めしたはずでしたなあ。住宅金融公庫にお金を貸したのは、財務省理財局でしたなあ。これは誰がどう国民に説明するんでしょうか。今年度いくら穴埋めする?勝手に国民の財産を焦げ付かせ、穴埋めに前倒しで税金で処理するとはどういうつもりだい?国会と国民への謝罪はどうした?入り口と出口を受け持つ財務省理財局は何十年もやりっぱなしで処分を受けず、しかも資金運用部と借主以外の関係外の大切な税金で赤字補てんかい!そういえば都市基盤整備公社にも赤字補てんがありましたなあ。平成13年1,300億円でしたなあ。石油公団が1兆円でしたなあ。一体いくらつぎ込んで何百兆円焦げ付いたんでしょうなあ。内部監査と監督官庁である財務省は年度末に必ず検査をしているはずですなあ。会計検査院は、公的資金の流れている機関には、2年に1回は必ず検査が恒例でしたなあ。みなさんご一緒に隠していらっしゃるんでしょうか?

※政府参考人 財務省理財局長 牧野 治郎さんの説明には無理がありますなあ。
もう一回引用しましょうか?国会答弁議事録から。
     < 再び貼り付け引用 ↓ >

 財務内容にやや疑念があったものですから、この債権を前倒しで不良なものを含めて処理するというそういう手続をとりまして、今国会にそのための関連法案も提出して、前倒しで処理をすることにいたしました。

      < 引用終わり >

 何回引用しても無理があり過ぎますなあ。
おい!おい!おお~い! やや疑念で済むんかい。何百億円何兆円何百兆円という大切な税金を勝手に自分達の不正や失敗穴埋めに使うんかい。何度も何度でも繰り返しで?。給料天引きで返してくれるんでしょうなあ。死ぬまでに返せないんだったら、ご家族やまご子や一族子孫の代まで払ってくれるんでしょうなあ。それとも一族やひ孫さんと子孫には刑務所に入ってもらうんでしょうか?『一生概安心して。』( 海外保険会社のコマーシャルより。)

 そういえば、政府広報室は、去年12月28日に指名外業者『 スリード社 』に郵政民営化チラシをなんと書類なし、口先契約で金額も決めずに発注していましたなあ。民間有識者会議のメンバーの会社でしかも出来たてホヤホヤの社員はたった2名の会社で金額はなんと1億5千万円、しかも竹中さんの知り合いだそうですなあ。まだありましたなあ。      
見積書が3枚あって1月18日の見積書が本当の見積書で日付抜きで、口頭で契約してから2週間後に見積書を提出させて契約日は1ヶ月後の2月8日でしかも単独契約で、コンペにもかけない、指名業者を勝手に外し、おまけにチラシだから特許物でもないのにデザインと企画が斬新だと役人だけで勝手に決めて決済書類は1ヶ月放置して出さなかったと。(もちろん会計法違反です。)おまけに見積書と契約書の1円単位の端数まで同金額で、予算設定価格も大幅に超えて何千万も追加予算伺いも出さずに勝手に決めておりましたなあ。会計課にまわした支払い書類の額を19円多く支払っておりましたなあ。芸能人の謝礼金や経費の内訳はどうやって決めたんでしょうか?見積もりも契約書も印刷単価設定もしないで、ただのぶっ込みで決めてましたなあ。もちろんこれも会計法違反といろんな規則や、服務規程違反です。

1、
 テリー伊藤さんをゲストに竹中さんと対談するチラシ企画でした。チラシ代は、1ヶ月後に42,760,435円で契約したと後付けで言い張っています。口頭契約の時点では金額を決めずに契約をしているのです。

2、
 企画書の中に広告戦術として小泉総理大臣支持者は『 I Q 』( 知能指数の事です。)の高さが B ランクの田舎地方の子供と主婦層とシルバー層が占めるので、そこにターゲットを定めた内容のチラシを作り効果的に配布すると書いてあったそうです。
 ※なんと林政府官房広報室長はこの企画を斬新だ!独創的だ!と口頭契約理由として『 国民をバカ扱い 』した企画内容を国会で何回も大きな声で証言したのでした。
 人権差別判例と地域差別判例や法解釈を聞かれた法務大臣は的はずれ過ぎた答弁を繰り返し、返事につまり説明も出来ずじまいで、後日また訳の分からない憲法解釈の言い訳で野党のみなさんは批判をするのも、いい加減呆れてしまわれたのでした。この方は業務不適格者です。法をつかさどるには無理があり過ぎで、小泉さんは自分で選ばれた責任を自覚しろ!言ったところでまた開き直るんでしょうなあ。

3、
 内閣府広報室で、国会答弁用に想定問答集を作り、竹中さんの準備室などかなりの職員の間で事前に口うら合わせをしているのです、しかも作ってから口うら合わせをした日付や、見積書の日付などが国会承認答弁で4回も5回も変わっているのです。おまけに答弁が食い違うので何回も謝罪しました。

4、
 契約したスリード社の登記簿謄本の住所は、契約書や見積・納品・請求書総てと一致しておらず、しかも現在の登記謄本は国会には提出されませんでした。林政府広報官房室長は、住所の違う謄本を確認したと言いながら、提出しませんでした。明らかな会計法と服務規程と証言の規則違反です。

5、
 政府広報室岩崎大臣官房参事官と同大森会計課長は、4月30日までにわずかばかりの支払い証拠書類を会計検査院に提出義務があるのですが、1ヶ月半も期限を過ぎているのに、まだ製本中で出せないと虚偽の答弁をしていました。質疑を繰り返すたびに間違えた嘘の答弁を繰り返す官僚さん方は、そのうち落ち着き出して平気で開き直った答弁を始めたのでした。口先で契約をした上に1ヶ月も放置していた件で、会計法に基づく答弁を求められた総務省法規課ムカイさんはなんと!『 基本的には契約したとは言えない。しかし効力は発生する。 』などと虚偽の答弁をしました。法務省大林刑事局長は、質問の内容をすりかえ、サギ罪とは言えない。などと会計法や規則違反、服務規程違反の話題を変えてしまいました。この他にも細い沢山の違反があった。

 会計検査院の森下課長までも、『 一般的には 』と前置きし規則を曲げた。そんないい加減な規則や基準があるものか。調べる気があるんかい!整理余裕期間が決まっているだろうが。『一般的には』と優しく4月30日までが提出期限とかばう場面があった。6月16日現在で3ヶ月オーバーしているぞ!のん気なもんですなあ。
 内閣府副大臣西川公也氏や、細田官房長官も膨大な書類の中から残業をして、わかった部分を随時答えているところだ。精一杯誠意を持って答えている。と『 わずかな支払い書類 』を都合が悪く て出せないため嘘の答弁でトボケていました。 

 国会の答弁で、虚偽の発言をした場合は、偽証罪です。彼らは総て承知の上で隠し通すため、涼しい顔で法破りの上塗りを繰り返したのでした。業務記録としてメール記録の中に大臣の意向は了解でした。と想定問答集を含むかなりの関与が明らかに記録が出て来るのに、竹中さんいわく『 私は知りません。関与していない。』などと、お得意のきれいな言葉で逃げ切ったのでした。官庁のパソコンは、個人の所有物なら問題はないのですが、公費で購入している備品はれっきとした公的証拠物件ですぞ。家賃の脱税疑惑説明も、裁判所から疑問や説明の指摘を受けても、『 私は勝訴した。 』の一点張りです。『 名誉きそんの勝訴 』は御自由ですが、税金の支払い証明・取り寄せ証明を裁判所に提出せず、国民と国会に説明しないのはなにか都合が悪いんでしょうか?大臣と公人としての説明責任は必用ないのか? 証明書があるのか、取り寄せはすぐ出来るのですが税金の納付記録が存在すればだが・・・・・。多額の借り入れ担保疑惑追求もありました。

 まったく内閣府は、とんでもない事をしてくれたもんですなあ。これから印刷物の億単位の発注は、『 口先 契約 』でしかも金額を決めなくてもほぼ自由になったのでした。法は破るためにあって、どうでもいいんだと放送で日本全国へ伝えてしまったのでした。都合のよい前例を作ってくれたもんだ。日本全国の公務員さん達が右へ習うでしょうなあ。しかも、処分を受けないで済むんでしょうなあ。

   <総集編 4 へ続く>



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