こんばんは、鶏屋toriyaです。
もう２日前になってしまいましたが、朝刊を開けましたら開いた口がふさがりませんでした。原因は、この記事です。
■何も考えていない人には単なるお詫びの記事ですが、少しだけでも考えて下さい。なんとなく想像するだけでも、『 とんでもない広告です。 』この広告が載ったのは２００７年７月２５日で『 選挙期間中 』なんですね。現政権の為だけに大急ぎで選挙に間に合うように出された広告です。
記事の中身を検証してみましょうか。（少し見づらいかもしれませんが。）
１. 最初の３行目に「 最後のお一人まで正しく年金をお支払いできる 」（この後が重要です。） 『 対策を進めてまいります 』 （ ※ここが、かなめの部分です。 ）
わかりやすく説明致しましょう。「 最後のお一人まで正しく年金をお支払いできる 」の部分では、全額を記録に基づいて全国民に正確に払うと約束していますが、後半の『 対策を進めてまいります 』の部分ではまだこれから対策を考えて努力します。 『 出来るだけ善処します。』という意味なんですな。
２. 次の左側には、第三者委員会の宣伝がしてありますな。『 安倍内閣の目玉商品 』 ですね。そしてご丁寧に図解で流れを説明していますね。最初にご注目下さい。『 受付が社会保険庁 』 ですな。これだけの不祥事と混乱を招いた組織がまた直接受け付けるという、なんともバカバカしいシステムです。
第三者委員会の委員長さん、テレビ出演までしておられましたが最後は 『 誠実そうな人 』だから支給しましょうと決定するんです。などとわけの判らない事を発言されていましたが、見た目で人をどうやって判断するんでしょうなぁ。
どうしても引き下がらない国民だけを、地方第三者委員会が面接し中央委員会で審査するんでしょうなぁ。全国５０箇所だそうですから、県庁所在地まで指定の日時に出かけて行って聞き取り調査があるんでしょうね。受け取りの申請者は、高齢者ばかりなんですけど？それとも、『 各社会保険事務所の職員 』に面接させるんでしょうかねぇ。
３.右側に参ります。 「 今年度中を※目途に名寄せを完了させます。」 ■安倍がテレビで問詰められたとおり、名寄せを完了させるだけなんですな。しかも、役所が『 目途 』という都合のいい言い訳をつけていますぞ！その下は、年金受給者の方には来年５月までを※目途に現役加入者には来年１０月までを※目途に加入履歴をお送りします。さあて、それぞれ来年の５月までと１０月まで待たなければなりませんぞ！しかも、 『 目途 』 のオンパレードつきですぞ！
４.最後の殺し文句は、なんと！社会保険カードを導入します。だそうですぞ！
平成２３年度を目途に、年金手帳、健康保険証、さらには介護保険賞ともなる社会保障カード（ 仮賞 ）を導入します。希望する方には、写真付きで身分証明書になります。一体誰がこんなものを欲しがるんでしょうね。少なくとも、国民ではないはずです。これに、住民記録や・家族構成・納税記録・年収や、勤務先など
役所のデータべースにインプットされますと、個人情報が一元化され、ガラス張りとなって来ます。これに、税務署や警察などのデータベースとつなげると資産や預貯金・犯罪歴・交際歴・趣味や個人の性格までボタンひとつで閲覧出来る正に夢のような管理システムが出来上がる訳ですな。支配する側にとっては、のどから手が出るほど欲しい商品ですなあ。
５.この広告を出している、首謀組織が右上に書かれています。最初に『 政府広報 』 次が 『 厚生労働省・社会保険庁 』 『 総務省 』 という、護送船団方式です。
直接的には公職選挙法違反ですが、選挙運動を税金で賄うという前代見門の掟破りです。しかも、使い込み記録を処分した厚生労働省・社会保険庁が税金で広告を出した上に、関係者は社会保険庁の関係者のボーナス一部自主返上というスズメの涙ほどの自己反省止まりで 『 全員年金機構へ天下る 』 事が今国会で成立しております。問題の原因追及と処分は全て闇の中へ葬り去る訳です。
■私達一般庶民には、法律と税金を守らせ取り立てた上に違反すれば即逮捕と追徴税・財産差し押さえの強制執行が行われます。今の格差は、経済と地域格差だけではありません。支配者と支配される側という恐ろしい格差が存在します。
私たち国民は大切な預貯金である郵政資金を失いました。今度は、老後のたくわえの年金が民営化の名の下奪われようとしています。
もうひとつ大事なものを失います。３年後には、憲法改正の議論と国民投票が始まります。『 自衛隊 』という縛りが『 軍隊 』に変わるんですな。つまり、『 自由と平和を失う 』と言う事です。
今度の選挙の重要さをご理解頂けますか？
皆さん、是非選挙に行きましょう。
あなたの、清き一票をみんなのために、次の世代の子供達のために、日本の未来のために、投票して下さい。
もう２度と、２年前の悲劇を起こさないために参考記事を掲載いたします。
■ 郵政民営化法案の問題点。（ 総括 ２ ）
http://blog.goo.ne.jp/toriya_2005/e/582a4b8668c6e37b3ee6afe5b38106b6
※問題の部分は、後半の ■スリード社・ゲート事件についてです。当時、国会だけで大騒ぎとなりました。
〔 政府広報随意契約問題 ・ ウィキペディア 〕のリンク先の記事（確か、竹中平蔵の経歴欄あたりだったような記憶がある。）は、抹消されてしまいました。 この問題が発生した当時、解説サイトのオールアバウトに載っていた記事は、『 掲載直後にキャッシュごと抹消されました。 』
（ なお、グーグル検索で確かに表示されたオールアバウトに載っていた記事のリンク先アドレスだけかキャッシュアドレスだけを当時の私の過去記事か、コメント欄に記録してあります。圧力の証拠として掲載しております。ご希望があれば再掲致します。 ）
ｂｙ 鶏屋toriya