なんだか大げさだけど、自転車で時速40kmを出すのには、どうすればイイだろう?ロードなら簡単に出せるけど40kmを巡航するのは、まず不可能に近いだろう。かりに出せれば、それはもう市民レーサーのレベルではなく登録クラスのレベルのはず。かなりスピードを落として30kmとすると(これくらいなら簡単に出せるよね)ワット数は、140ワットくらい。ちなみにワットとは仕事量でこのばあい、トルク(自転車の場合はギヤ比)×ケイデンス(ペダル回転数)となります。簡単なギヤ算出でアウター52T。スプロケ19Tを90回転で30kmを少し越えるくらい。では、40kmとなるとどうか?ワット数は一気に300ワット近くになる。倍だよ!たった10km越えるだけで!こうして数値を出すといかに40km巡航が困難かわかります。これまたギヤの算出でいくとアウター52T。スプロケ15Tを90回転で走れば40km出る計算になる。まあ、これくらいになると、90回転は重すぎなのでもっと、ケイデンスを上げてギヤを落とすのが、一般的だと思うけど。
大変のは、わかるけど、40kmを少しの時間でもいいから走りたい。ウンウンわかるよ。これは、ボクの偏見ですが、この時速40km以上(平坦だと)で走ってる時がイチバンワクワクするんだな~。うお~めっちゃスピード出てるド~!てね。でも簡単ではない、問題点はタクサンある。
まず、ポジション。時速40kmをこえると踏む力の90パーセントは空気抵抗に食われる。その空気抵抗だか、ライダーが70%、近くあり、深いクラウチング(下のハンドルを持つ)のフォームでなければならない。これは下りで、ブラケットとハンドルの下を持つとでは、加速がまったく違う。だから、ハンドルバーにアゴが当たるくらいの深いクラウチングをとる。でもこれは現実的ではありません。まず、苦しい。そして、足が回らんだろう。まあ、このへんはサジかげん。
つぎに飛び道具だが、ホイールにとどめをさす。ホイールの空気抵抗はバカになりません。だいたい10%くらいか?これを、カーボンディープリムのホイールに変えてやる。でも、35kmがいきなり5kmアップなんてムシのイイ話はない。せいぜい2kmアップどまりではないだろうか?
じゃあどうすんの?練習しかないですなあ~。これがイチバン効く。ヘナチョコは、いくらイイ道具を使ってもヘナチョコなんですよ。はははは!!
しょ~もないオチですが。出来る事ならピストをやるのが、ベストかもね。かのタイムトライアルで無敵を誇ったインデュラインを打ち負かしたのは、エフゲニー・ベルツィン。クリス・ボードマンいずれもピスト個人追い抜きの選手で。きれいなペダリング、理想的なポジション。速く走るための要素がたくさんあります。しかし、一般の人が簡単にピストしましょうって言っても競輪場を走る事は出来ないんですよね。広島は、わりと開放的で競輪場を走る事ができます。他県はどうかわからんが。
まあ、練習をイッパイして下さい、それしかない。
この話はまた機会があったらとりあげようと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます