ついに"免許取消"へ、ワールドファイナンス"骨肉の争い"の果て--首都高沿いの「赤い大看板」も見納めか?

2021年03月28日 04時44分58秒 | 社会・文化・政治・経済

伊藤 博敏

詳細情報

タイトル ついに"免許取消"へ、ワールドファイナンス"骨肉の争い"の果て--首都高沿いの「赤い大看板」も見納めか?
著者 伊藤 博敏

-------------------------------------------------------

看板は時代を映し出す鏡き:高速道路から見える看板は、看板広告の甲子園だからですよ!清:甲子園ですか!き:他の街角の看板とちょっと違って、すごく時代を反映するんです。昔はたばこが全盛で、そのあと消費者金融になりました。

「ワールド」がたくさん並べてたでしょう。

あのインパクトもすごかった。き:後にアパレルのワールドに訴えられて、「ワールドファイナンス」に変えましたけどね。
街中でふと空を見上げると、なぜか目に入る「ワールド」の看板。

ワールド=世界、とだけ記されたこの看板は、都市に仕掛けられたプロパガンダ・アートのようです。
なにかが無意識下にインプットされ、いつかある行動を発動させるために。僕は、この看板の存在を密かに楽しんでいたのでした。

もちろんこれはアートなどではなく、ファイナンス会社の広告です。
でも、日本語を学んだ外国人が見たら、中国の街中でよく見かける人民意識に訴えかけるプロパダンダ・アートと同種のものだと思うでしょうね。

タケオ・キクチやINDIVIなどを有するアパレル会社(株)ワールドは、(株)ワールドファイナンスと営業表示訴訟を争って、『ファイナンス社は「ワールド」、「世界のワールド」の営業表示を使用してはならない』という判決が下されました。
なのに、看板はあいかわらず撤去されることがなく、なにかの暗示を与え続けていました。やはりこの看板の目的はアートだったのか…、と納得しかけていた矢先、「ファイナンス」という言葉が小さな文字で書き加えられているではないですか!
アートはただの醜い広告と化して、無意識下に眠った謎の命令は、発動されぬまま凍結されてしまいました。
そんな小細工をするくらいなら、撤去なさい!ふんっ、つまらない!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿