札幌2歳女児衰弱死 16日から控訴審 拘留中の母親の交際相手「1審判決に勘違いがある」と主張 

2021年03月16日 10時12分48秒 | 事件・事故

3/15(月) 21:58配信

HBCニュース

北海道放送(株)
 
おととし6月、札幌で2歳の女の子が衰弱死したとされる事件。16日から始まる控訴審を前に、母親の当時の交際相手で、現在勾留中の男が面会でHBCの取材に応じ、一審の判決について「勘違いがある」と話しました。

 おととし6月、札幌で衰弱死したとされる池田詩梨(ことり)ちゃん。

 母親の莉菜(りな)被告と、交際していた藤原一弥(ふじわら・かずや)被告は、保護責任者遺棄致死と傷害の罪で、去年10月、札幌地裁で懲役13年の判決を言い渡されました。
 詩梨ちゃんの体重は、6.7キロと同じ2歳児の平均の半分ほどで、体中にあざややけどがありましたが、1審の判決で藤原被告による暴行と認めたのは、頭頂部の内出血と頭のあざだけでした。
 一方、藤原被告は、これまでの面会で、HBCの取材に対し、暴行そのものを否定したうえでこう、話しました。

 「判決には勘違いがある」(藤原一弥被告)

 当時の部屋の見取り図です。藤原被告は、1審で詩梨ちゃんの頭のけがに気づいたのは、おととし5月末。「頭を痛がっている様子で洋室からリビングへ来たから」と話していました。
 一方で別の質問の際、部屋の中の状況については「洋室とリビングとの間は出入りできないようにしていた」とも話していました。
 1審の判決では、この2つの証言を同じ時期の出来事と捉えたとみられ、被告の証言を「不合理で信用できない」と指摘しました。
 しかし、藤原被告はここに「勘違いがあった」と主張するのです。

 「出入りできないようにしていたのは、頭のけがに気づいたときよりも1か月ほど前の話。子猫が生まれたばかりで、洋室の目の届かないところで一緒にして踏んだら危なかったから。けがに気づいた時期はドアは開けていて、詩梨は出入りできた」(藤原一弥被告)

 つまり、2つの証言はそれぞれ別の時期の出来事だったというのです。
 「勘違い」で出されたという判決に、納得が行かない藤原被告。16日から始まる控訴審を前に、15日、HBCの取材にこう、答えました。

 「逮捕されてから自分の主張は一貫している」(藤原一弥被告)

 藤原被告は、16日、詩梨ちゃんへの暴行などを否定し、改めて無罪を主張する方針で、母親の池田被告の控訴審も始まります。


3月15日(月)「今日ドキッ!」午後6時台

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