天穹の船

2020年03月29日 12時53分16秒 | 社会・文化・政治・経済

天穹の船

著者 篠 綾子

内容紹介

言葉を超え、船を造る者達が胸に抱いた夢とは。気鋭による傑作青春時代小説

江戸末期、船大工の平蔵は異人であるロシア人の船を建造することになった。技術を盗むためと嫌々造船に携わるが、彼らの温かい心に触れる内に平蔵は考えを改め始める。そんな中、彼らの命を狙う攘夷派の存在が――。

内容(「BOOK」データベースより)

黒船来航の翌年、この国を次々と災厄が襲った。異人憎しの声が高まる中、伊豆国戸田村の船大工・平蔵は、難破したおろしあ人の船の造船世話係補佐役を命じられる。

平蔵もまた彼らを忌避していたが、おろしあの人々の温かい心に触れ、次第にその考えを改めていく。

だがその一方で、異人を斬って攘夷を成そうとする志士たちが、暗躍し始めていた。そこには、二十年前に生き別れになった平蔵の幼なじみ・士郎の姿があった。交わらぬ道を歩む二人が再会するとき、彼らの運命は―。己の信念を貫き、恐れず生きるとはどういうことか。今の世を生きる我々の明日をも照らし出す、傑作時代小説!

著者について

●篠 綾子:1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒業。。99年、『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』で第4回健友館文学賞を受賞し、小説家デビュー]。03年、「明月に楽す」で新風舎出版賞奨励賞、05年、「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作、17年、「更紗屋おりん雛形帖」シリーズで第6回歴史時代作家クラブシリーズ賞受賞。19年、『青山に在り』で第1回日本歴史時代作家協会賞(旧・歴史時代作家クラブ賞)〈作品賞〉を受賞。

 

 

 


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