ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

横浜マリノス戦

2014-09-21 09:58:12 | 日記

  久しぶりに本当に集中力のある、気持ちの入ったアントラーズを見た。FC東京戦、大宮アルディージャ戦と、前半は内容が良くても後半に急に悪くなった

り、90分通してのプレーに課題を感じさせていたが、この試合は90分間、マリノスにほとんど何もさせなかった。マリノスのシュートにカウントされたのは、俊

輔の最後のFKの一本だけだったから、守備に関してはパーフェクトと言える素晴らしい内容だった。両チームとも凡ミスが全くないしまった試合だった。

 

  先発にジョルジ・ワグネルの名前がなかったことに何よりも安心。結果的に遠藤を先発させたのが成功した。前半38分、それまでほとんどボールを触っ

ていなかった土居が細かい見事なドリブルで切れ込んで、ヒールパス。打ってくださいという位置に転がったボールを遠藤が左足一閃の綺麗なシュート。

この得点の半分は土居のものだ。ジョルジ・ワグネルではこんなうまい連係プレーはまだ無理。遠藤の左足はここ一番で頼りになる。

 

  アントラーズはとにかく俊輔に仕事をさせないように集中していた。俊輔は前を向いて、前線まで入ってプレーをすることが試合を通してほとんどなかっ

た。マリノスのストロングポイントを消すためによく研究してきたのがよくわかった。中盤でのプレスも良く効いてセカンドボールも良く拾えていた。最近のアン

トラーズにある、ふっと集中が途切れる時間がまったくなかった。こんな気持ちの入った試合を続けられれば、長い連勝は可能だと思う。

 

  後半は2分に西のクロスを山本がヘディングで落としたフリーのシュートをダヴィがはずす。山本は大宮戦もそうだったが、ヘディングの落としは正確。

ダヴィには決めて欲しかった。11分には相手のハンドでラッキーなPK。まさか小笠原が蹴るんだろうと思っていたら何とダヴィが出てきた。顔つきになん

となく自信がない感じで、迷いが感じられた。これははずしそうだな・・・・・と思っていたらやっぱり榎本に止められてしまった。ここでもう一点取っておけば

もっと楽に勝てた。こういう風に一方的にシュートを打っているときは、相手の最初のシュートが怖い。ワンチャンスで一点取られそうで見ていてドキドキし

た。シュート数では圧倒していたものの、マリノスも集中力はずっとあったので、ワンサイドゲームという風には見えなかった。

 

  後半に入ってきたジョルジ・ワグネルも別に悪くはなかったが、守備力ならルイス・アルベルトの方がずっと上だろう。ルイス・アルベルトがいれば柴崎

を一列前に出すオプションもあって、攻撃の幅が広がる。ジョルジ・ワグネルは最後のスピードがないので相手に追いつくことができない。これから彼を

使うときは、二点以上リードしている後半の最後にちょっと使ってくれれば十分。私はルイス・アルベルトのキャラクターの方が好きなのだ。青木は退場

の影響を感じさせない安定感があった。柴崎も大宮戦に比べて運動量が多く、いい出来だったし、小笠原も攻守ともに良かったと思う。

 

  レッズも勝ったのでとにかく勝ち点3が取れて良かった。これからもマリノス戦のような気合の入った集中力の高いプレーを続けてほしい。レッズは近

いうちにブレーキがかかってくると思う。追いつけるチャンスは必ず来る。直接対決の前に勝ち点差を4か3くらいにしておけば十分だ。勝機はある!

頑張れ!鹿島アントラーズ!!

 

23日のベガルタ仙台戦の勝利を祈って。 

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