常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

ありがたや^^

2006年04月25日 | 『光源Xを探れ』 殿(私)の見物検証記


-つづき-
それから数週間経って、世田谷の警察署から電話が来た。
財布が見つかったって
長野で落としたのがなんで東京で!?
って気持ちがありつつも、新宿で粗品(水菓子)を買って向かったのであります。
東京で見つかったかの理由は簡単だった。私と同じ日に八ヶ岳に登山した方が偶然にも見つけてくれ、地元に帰ってから警察署に届けてくれたのだ。
その話を警察官から聞いてから
「お礼が言いたいので、その方の住所を教えてもらえませんか」と願い出たところ
「そういうのは教えられないんだ。それと向こうはそれを願ってなかったよ」
と答えてくれた。
どうしようかと黙って佇んでいると同じく警察官の方が
「山ヤ同士のなんとかっていうやつだよ」
って言って届け書を鮮やかに破いて、微笑んでくれた。

この経験を境に
登山に行くとき(旅行も)は財布を分けて持っていくようにしたし
山で拾い物を見つけた時は見逃さないようになったなぁ
どうでもいいかなって思えなくなった!困っている人がいると考えるとね。
ほんま、GWはそんな経験ですわ。

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