6月22日(金)講師に『NPO法人 子育て運動えん』理事 伊藤 悠子さんをお迎えし、人権講演会(子育て研修会)を行いました。
今回のテーマは、「子どもの虐待防止 指導よりケアを」。
実際に起きた子どもの虐待死の事例をもとに、大変詳しく、また深くお話しいただきました。
伊藤さんのお話しから、
子どもを虐待、特に死なせてしまった親には、厳しい批判が突きつけられます。亡くなってしまった小さな命を思うと、その厳しさは当然のことかもしれません。
しかし、批判をいくら強め、厳罰刑を課したところで、虐待は無くなりません。
虐待を繰り返してしまう親の心身にわたるケアを行うことこそが、虐待を無くす唯一の方法です。
今回のお話しを伺い、いまの自分ができることは何か、深く考えることができました。
子ども達を思い、子育て中の親御さん達を思い、ともに子育てができる富赤人権推でありたいと思います。
今回、ご参加いただいたのは、PTAのみなさん、子ども連れの方など55名でした。
ありがとうございました。
アンケートを一部紹介します。
・虐待と一言で表せない、境が隣あわせであることを改めてかんじました。
・考えるものが多いものでした。自分の学びを引き出してくれたことうれしく思います。
・子育てはまだ経験したことありませんが、子どもに関わる仕事をするものとして子どもを大事にうけとめみていくことはもちろん、親御さんともたくさん関わりを持ちたい、子どもとともに育てていきたいと思いました。
・ショッキングでしたが、元気をもらいました。
・一方的なやり方ではなく、多方的なやり方で、とても興味深く聞かせていただきました。
・いろいろなことをかんがえさせられました。自分には何ができるのかわかりませんが、何か・・・したいと思いました。
・とても考えさせられる内容でした。自分も同じ立場だし、自分だけでかかえこまないで恥と思わず廻りに助けを求められるようになろうと思いました。
・一人の大人として子どもに対して、子どもとつながる多くの人とどのようにつながり自分がこれから考え行動がしていくことを考えることが出来ました。
・事例で話されたケース、特別だとは思いませんでした。きっと私の周りにも同じように、人に言えず悩んでいる家族がいるのでは?と感じました。アンテナをはり、少しでも力になれたらいいなあと思いました。
・とてもよかったです。しんどい時に上から目線で言われると辛いと思いますが、伊藤さんのような心の温かい方だと、ヘルプ出せるなあと思いました。
・長男のはみがき指導の時、すごくイライラして、なんであんなにイライラしたのだろうといつも思います。「はみがき」→虫歯→しつけとても親子でストレスを感じました。その時しかわからないストレスだったと今は思います。
・TVや新聞ではわからない本当の事実の話を聞いて背景にある重さや深さしんどさまで理解することの大切さを学びました。
・前に勤務していた学校の校区には三つの施設があり、入所の理由の多くが虐待でした。虐待が子どもたちに大きな傷を残すこと(身体だけでなく、心にも、学力にも)を実感することが多かったです。この子どもたちが、親となった時どうなるのだろうか?と気がかりです。親が追い込まれないように、廻りのサポートが必要であると同時に「助けて」と廻りに声をあげることのできる大人になれるかどうか大切だなあと思いました。
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