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生命の言葉

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サム下19 王はその子のために悲しんでいる

2016-01-14 01:45:01 | 旧約聖書10サムエル記下
サムエル記下19章

時にヨアブに告げる者があって

「見よ、王はアブサロムのために泣き悲しんでいる」

と言った

こうしてその日の勝利はすべての民の悲しみとなった

それはその日、民が

「王はその子のために悲しんでいる」

と人の言うのを聞いたからである

そして民はその日、戦いに逃げて恥じている民がひそかに、はいるように、ひそかに町にはいった

王は顔をおおった

そして王は大声に叫んで

「わが子アブサロムよ。アブサロム、わが子よ、わが子よ」

と言った。 時にヨアブは家にはいり、王のもとにきて言った

「あなたは、きょう、あなたの命と、あなたのむすこ娘たちの命、およびあなたの妻たちの命と、めかけたちの命を救ったすべての家来の顔をはずかしめられました

それはあなたが自分を憎む者を愛し、自分を愛する者を憎まれるからです

あなたは、きょう、軍の長たちをも、しもべたちをも顧みないことを示されました

きょう、わたしは知りました

もし、アブサロムが生きていて、われわれが皆きょう死んでいたら、あなたの目にかなったでしょう

今立って出て行って、しもべたちにねんごろに語ってください

わたしは主をさして誓います

もしあなたが出られないならば、今夜あなたと共にとどまる者はひとりもないでしょう

これはあなたが若い時から今までにこうむられたすべての災よりも、あなたにとって悪いでしょう」

そこで王は立って門のうちの座についた。人々はすべての民に

「見よ、王は門に座している」

と告げたので、民はみな王の前にきた

さてイスラエルはおのおのその天幕に逃げ帰った

そしてイスラエルのもろもろの部族の中で民はみな争って言った

「王はわれわれを敵の手から救い出し、またわれわれをペリシテびとの手から助け出された

しかし今はアブサロムのために国のそとに逃げておられる

またわれわれが油を注いで、われわれの上に立てたアブサロムは戦いで死んだ

それであるのに、どうしてあなたがたは王を導きかえることについて、何をも言わないのか」

ダビデ王は祭司たちザドクとアビヤタルとに人をつかわして言った

「ユダの長老たちに言いなさい

『全イスラエルの言葉が王に達したのに、どうしてあなたがたは王をその家に導きかえる最後の者となるのですか

あなたがたはわたしの兄弟、わたしの骨肉です

それにどうして王を導きかえる最後の者となるのですか』

またアマサに言いなさい

『あなたはわたしの骨肉ではありませんか

これから後あなたをヨアブに代えて、わたしの軍の長とします

もしそうしないときは、神が幾重にもわたしを罰してくださるように』」

こうしてダビデはユダのすべての人の心を、ひとりのように自分に傾けさせたので、彼らは王に

「どうぞあなたも、すべての家来たちも帰ってきてください」

と言いおくった

そこで王は帰ってきてヨルダンまで来ると、ユダの人人は王を迎えるためギルガルにきて、王にヨルダンを渡らせた

バホリムのベニヤミンびと、ゲラの子シメイは、急いでユダの人々と共に下ってきて、ダビデ王を迎えた

一千人のベニヤミンびとが彼と共にいた

またサウルの家のしもべヂバもその十五人のむすこと、二十人のしもべを従えて、王の前にヨルダンに駆け下った

そして王の家族を渡し、王の心にかなうことをしようと渡し場を渡った

ゲラの子シメイはヨルダンを渡ろうとする時、王の前にひれ伏し、 王に言った

「どうぞわが君が、罪をわたしに帰しられないように

またわが君、王のエルサレムを出られた日に、しもべがおこなった悪い事を思い出されないように

どうぞ王がそれを心に留められないように

しもべは自分が罪を犯したことを知っています

それゆえ、見よ、わたしはきょう、ヨセフの全家のまっ先に下ってきて、わが主、王を迎えるのです」

ゼルヤの子アビシャイは答えて言った

「シメイは主が油を注がれた者をのろったので、そのために殺されるべきではありませんか」

ダビデは言った

「あなたがたゼルヤの子たちよ、あなたがたとなにのかかわりがあって、あなたがたはきょうわたしに敵対するのか

きょう、イスラエルのうちで人を殺して良かろうか

わたしが、きょうイスラエルの王となったことを、どうして自分で知らないことがあろうか」

こうして王はシメイに

「あなたを殺さない」

と言って、王は彼に誓った

サウルの子メピボセテは下ってきて王を迎えた

彼は王が去った日から安らかに帰る日まで、その足を飾らず、そのひげを整えず、またその着物を洗わなかった

彼がエルサレムからきて王を迎えた時、王は彼に言った

「メピボセテよ、あなたはどうしてわたしと共に行かなかったのか」

彼は答えた

「わが主、王よ、わたしの家来がわたしを欺いたのです

しもべは彼に

『わたしのために、ろばにくらを置け。わたしはそれに乗って王と共に行く』

と言ったのです。しもべは足なえだからです

ところが彼はしもべのことをわが主、王の前に、あしざまに言ったのです

しかし、わが主、王は神の使のようでいらせられます

それで、あなたの良いと思われることをしてください

わたしの父の全家はわが主、王の前にはみな死んだ人にすぎないのに、あなたはしもべを、あなたの食卓で食事をする人々のうちに置かれました

わたしになんの権利があって、重ねて王に訴えることができましょう」

王は彼に言った

「あなたはどうしてなおも自分のことを言うのですか

わたしは決めました

あなたとヂバとはその土地を分けなさい」

メピボセテは王に言った

「わが主、王が安らかに家に帰られたのですから、彼にそれをみな取らせてください」

さてギレアデびとバルジライはロゲリムから下ってきて、ヨルダンで王を見送るため、王と共にヨルダンに進んだ

バルジライは、ひじょうに年老いた人で八十歳であった

彼はまた、ひじょうに裕福な人であったので、王がマハナイムにとどまっている間、王を養った

王はバルジライに言った

「わたしと一緒に渡って行きなさい

わたしはエルサレムであなたをわたしと共におらせて養いましょう」

バルジライは王に言った

「わたしは、なお何年いきながらえるので、王と共にエルサレムに上るのですか

わたしは今日八十歳です

わたしに、良いこと悪いことがわきまえられるでしょうか

しもべは食べるもの、飲むものを味わうことができましょうか

わたしは歌う男や歌う女の声をまだ聞くことができましょうか

それであるのに、しもべはどうしてなおわが主、王の重荷となってよろしいでしょうか

しもべは王と共にヨルダンを渡って、ただ少し行きましょう

どうして王はこのような報いをわたしに報いられなければならないのでしょうか

どうぞしもべを帰らせてください

わたしは自分の町で、父母の墓の近くで死にます

ただし、あなたのしもべキムハムがここにおります

わが主、王と共に彼を渡って行かせてください

またあなたが良いと思われる事を彼にしてください」

王は答えた

「キムハムはわたしと共に渡って行かせます。わたしは、あなたが良いと思われる事を彼にしましょう。またあなたが望まれることはみな、あなたのためにいたします」

こうして民はみなヨルダンを渡った。王は渡った時、バルジライに口づけして、祝福したので、彼は自分の家に帰っていった。 王はギルガルに進んだ

キムハムも彼と共に進んだ。ユダの民はみな王を送り、イスラエルの民の半ばもまたそうした。 さてイスラエルの人々はみな王の所にきて、王に言った

「われわれの兄弟であるユダの人々は、何ゆえにあなたを盗み去って、王とその家族、およびダビデに伴っているすべての従者にヨルダンを渡らせたのですか」

ユダの人々はみなイスラエルの人々に答えた

「王はわれわれの近親だからです。あなたがたはどうしてこの事で怒られるのですか。われわれが少しでも王の物を食べたことがありますか。王が何か賜物をわれわれに与えたことがありますか」

イスラエルの人々はユダの人々に答えた

「われわれは王のうちに十の分を持っています。またダビデのうちにもわれわれはあなたがたよりも多くを持っています。それであるのに、どうしてあなたがたはわれわれを軽んじたのですか。われらの王を導き帰ろうと最初に言ったのはわれわれではないのですか」

しかしユダの人々の言葉はイスラエルの人々の言葉よりも激しかった

サムエル記下19章



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サム下18 わが子アブサロムよ

2016-01-13 00:26:16 | 旧約聖書10サムエル記下
サムエル記下18章

さてダビデは自分と共にいる民を調べて、その上に千人の長、百人の長を立てた

そしてダビデは民をつかわし、三分の一をヨアブの手に、三分の一をゼルヤの子ヨアブの兄弟アビシャイの手に、三分の一をガテびとイッタイの手にあずけた

こうして王は民に言った

「わたしもまた必ずあなたがたと一緒に出ます」

しかし民は言った

「あなたは出てはなりません

それはわれわれがどんなに逃げても、彼らはわれわれに心をとめず、われわれの半ばが死んでも、われわれに心をとめないからです

しかしあなたはわれわれの一万に等しいのです

それゆえあなたは町の中からわれわれを助けてくださる方がよろしい」

王は彼らに言った

「あなたがたの最も良いと思うことをわたしはしましょう」

こうして王は門のかたわらに立ち、民は皆あるいは百人、あるいは千人となって出て行った

王はヨアブ、アビシャイおよびイッタイに命じて

「わたしのため、若者アブサロムをおだやかに扱うように」

と言った

王がアブサロムの事についてすべての長たちに命じている時、民は皆聞いていた

こうして民はイスラエルに向かって野に出て行き、エフライムの森で戦ったが、 イスラエルの民はその所でダビデの家来たちの前に敗れた

その日その所に戦死者が多く、二万に及んだ

そして戦いはあまねくその地のおもてに広がった

この日、森の滅ぼした者は、つるぎの滅ぼした者よりも多かった

さてアブサロムはダビデの家来たちに行き会った

その時アブサロムは騾馬に乗っていたが、騾馬は大きい かしの木の、茂った枝の下を通ったので、アブサロムの頭がそのかしの木にかかって、彼は天地の間につりさがった

騾馬は彼を捨てて過ぎて行った

ひとりの人がそれを見てヨアブに告げて言った

「わたしはアブサロムが、かしの木にかかっているのを見ました」

ヨアブはそれを告げた人に言った

「あなたはそれを見たというのか

それなら、どうしてあなたは彼をその所で、地に撃ち落さなかったのか

わたしはあなたに銀十シケルと帯一筋を与えたであろうに」

その人はヨアブに言った

「たといわたしの手に銀千シケルを受けても、手を出して王の子に敵することはしません

王はわれわれが聞いているところで、あなたとアビシャイとイッタイに

『わたしのため若者アブサロムを保護せよ』

と命じられたからです

もしわたしがそむいて彼の命をそこなったのであれば、何事も王に隠れることはありませんから、あなたはみずから立ってわたしを責められたでしょう」

そこで、ヨアブは

「こうしてあなたと共にとどまってはおられない」

と言って、手に三筋の投げやりを取り、あのかしの木にかかって、なお生きているアブサロムの心臓にこれを突き通した

ヨアブの武器を執る十人の若者たちは取り巻いて、アブサロムを撃ち殺した

こうしてヨアブがラッパを吹いたので、民はイスラエルのあとを追うことをやめて帰った

ヨアブが民を引きとめたからである

人々はアブサロムを取って、森の中の大きな穴に投げいれ、その上にひじょうに大きい石塚を積み上げた

そしてイスラエルはみなおのおのその天幕に逃げ帰った

さてアブサロムは生きている間に、王の谷に自分のために一つの柱を建てた。それは彼が

「わたしは自分の名を伝える子がない」と思ったからである

彼はその柱に自分の名をつけた。その柱は今日までアブサロムの碑ととなえられている

さてザドクの子アヒマアズは言った

「わたしは走って行って、主が王を敵の手から救い出されたおとずれを王に伝えましょう」

ヨアブは彼に言った

「きょうは、おとずれを伝えてはならない

おとずれを伝えるのは、ほかの日にしなさい

きょうは王の子が死んだので、おとずれを伝えてはならない」

ヨアブはクシびとに言った

「行って、あなたの見た事を王に告げなさい」

クシびとはヨアブに礼をして走って行った

ザドクの子アヒマアズは重ねてヨアブに言った

「何事があろうとも、わたしにもクシびとのあとから走って行かせてください」

ヨアブは言った

「子よ、おとずれの報いを得られないのに、どうしてあなたは走って行こうとするのか」

彼は言った

「何事があろうとも、わたしは走って行きます」

ヨアブは彼に言った

「走って行きなさい」

そこでアヒマアズは低地の道を走って行き、クシびとを追い越した。 時にダビデは二つの門の間にすわっていた

そして見張りの者が城壁の門の屋根にのぼり、目をあげて見ていると、ただひとりで走ってくる者があった

見張りの者が呼ばわって王に告げたので、王は言った

「もしひとりならば、その口におとずれがあるであろう」

その人は急いできて近づいた

見張りの者は、ほかにまたひとり走ってくるのを見たので、門の方に呼ばわって言った

「見よ、ほかにただひとりで走って来る者があります」

王は言った

「彼もまたおとずれを持ってくるのだ」

見張りの者は言った

「まっ先に走って来る人はザドクの子アヒマアズのようです」

王は言った

「彼は良い人だ

良いおとずれを持ってくるであろう」

時にアヒマアズは呼ばわって王に言った

「平安でいらせられますように」

そして王の前に地にひれ伏して言った

「あなたの神、主はほむべきかな。主は王、わが君に敵して手をあげた人々を引き渡されました」

王は言った

「若者アブサロムは平安ですか」

アヒマアズは答えた

「ヨアブがしもべをつかわす時、わたしは大きな騒ぎを見ましたが、何事であったか知りません」

王は言った

「わきへ行って、そこに立っていなさい」

彼はわきへ行って立った

その時クシびとがきた

そしてそのクシびとは言った

「わが君、王が良いおとずれをお受けくださるよう

主はきょう、すべてあなたに敵して立った者どもの手から、あなたを救い出されたのです」

王はクシびとに言った

「若者アブサロムは平安ですか」

クシびとは答えた

「王、わが君の敵、およびすべてあなたに敵して立ち、害をしようとする者は、あの若者のようになりますように」

王はひじょうに悲しみ、門の上のへやに上って泣いた

彼は行きながらこのように言った

「わが子アブサロムよ

わが子、わが子アブサロムよ

ああ、わたしが代って死ねばよかったのに

アブサロム、わが子よ、わが子よ」

サムエル記下18章



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サム下17 アブサロムはギレアデの地に陣取った

2016-01-12 00:00:18 | 旧約聖書10サムエル記下
サムエル記下17章

時にアヒトペルはアブサロムに言った

「わたしに一万二千の人を選び出させてください

わたしは立って、今夜ダビデのあとを追い、 彼が疲れて手が弱くなっているところを襲って、彼をあわてさせましょう

そして彼と共にいる民がみな逃げるとき、わたしは王ひとりを撃ち取り、 すべての民を花嫁がその夫のもとに帰るようにあなたに帰らせましょう

あなたが求めておられるのはただひとりの命だけですから、民はみな穏やかになるでしょう」

この言葉はアブサロムとイスラエルのすべての長老の心にかなった

そこでアブサロムは言った

「アルキびとホシャイをも呼びよせなさい

われわれは彼の言うことを聞きましょう」

ホシャイがアブサロムのもとにきた時、アブサロムは彼に言った

「アヒトペルはこのように言った。われわれは彼の言葉のように行うべきか

いけないのであれば、言いなさい」

ホシャイはアブサロムに言った

「このたびアヒトペルが授けた計りごとは良くありません」

ホシャイはまた言った

「ごぞんじのように、あなたの父とその従者たちとは勇士です

その上彼らは、野で子を奪われた熊のように、ひどく怒っています

また、あなたの父はいくさびとですから、民と共に宿らないでしょう

彼は今でも穴の中か、どこかほかの所にかくれています

もし民のうちの幾人かが手始めに倒れるならば、それを聞く者はだれでも

『アブサロムに従う民のうちに戦死者があった』

と言うでしょう

そうすれば、ししの心のような心のある勇ましい人であっても、恐れて消え去ってしまうでしょう

それはイスラエルのすべての人が、あなたの父の勇士であること、また彼と共にいる者が、勇ましい人々であることを知っているからです

ところでわたしの計りごとは、イスラエルをダンからベエルシバまで、海べの砂のように多くあなたのもとに集めて、あなたみずから戦いに臨むことです

こうしてわれわれは彼の見つかる場所で彼を襲い、つゆが地におりるように彼の上に下る

そして彼および彼と共にいるすべての人をひとりも残さないでしょう

もし彼がいずれかの町に退くならば、全イスラエルはその町になわをかけ、われわれはそれを谷に引き倒して、そこに一つの小石も見られないようにするでしょう」

アブサロムとイスラエルの人々はみな

「アルキびとホシャイの計りごとは、アヒトペルの計りごとよりもよい」と言った

それは主がアブサロムに災を下そうとして、アヒトペルの良い計りごとを破ることを定められたからである

そこでホシャイは祭司たち、ザドクとアビヤタルとに言った

「アヒトペルはアブサロムとイスラエルの長老たちのためにこういう計りごとをした

またわたしはこういう計りごとをした

それゆえ、あなたがたはすみやかに人をつかわしてダビデに告げ

『今夜、荒野の渡し場に宿らないで、必ず渡って行きなさい

さもないと王および共にいる民はみな、滅ぼされるでしょう』

と言いなさい」

時に、ヨナタンとアヒマアズはエンロゲルで待っていた

ひとりのつかえめが行って彼らに告げ、彼らは行ってダビデ王に告げるのが常であった

それは彼らが町にはいるのを見られないようにするためである

ところがひとりの若者が彼らを見てアブサロムに告げたので、彼らふたりは急いで去り、バホリムの、あるひとりの人の家にきた

その人の庭に井戸があって、彼らはその中に下ったので、 女はおおいを取ってきて井戸の口の上にひろげ、麦をその上にまき散らした

それゆえその事は何も知れなかった

アブサロムのしもべたちはその女の家にきて言った

「アヒマアズとヨナタンはどこにいますか」

女は彼らに言った

「あの人々は小川を渡って行きました」

彼らは尋ねたが見当らなかったのでエルサレムに帰った

彼らが去った後、人々は井戸から上り、行ってダビデ王に告げた

すなわち彼らはダビデに言った

「立って、すみやかに川を渡りなさい

アヒトペルがあなたがたに対してこういう計りごとをしたからです」

そこでダビデは立って、共にいるすべての民と一緒にヨルダンを渡った

夜明けには、ヨルダンを渡らない者はひとりもなかった

アヒトペルは、自分の計りごとが行われないのを見て、ろばにくらを置き、立って自分の町に行き、その家に帰った

そして家の人に遺言してみずからくびれて死に、その父の墓に葬られた

ダビデはマハナイムにきた

またアブサロムは自分と共にいるイスラエルのすべての人々と一緒にヨルダンを渡った

アブサロムはアマサをヨアブの代りに軍の長とした

アマサはかのナハシの娘でヨアブの母ゼルヤの妹であるアビガルをめとったイシマエルびと、名はイトラという人の子である

そしてイスラエルとアブサロムはギレアデの地に陣取った

ダビデがマハナイムにきた時、アンモンの人々のうちのラバのナハシの子ショビと、ロ・デバルのアンミエルの子マキル、およびロゲリムのギレアデびとバルジライは、 寝床と鉢、土器、小麦、大麦、粉、いり麦、豆、レンズ豆、 蜜、凝乳、羊、乾酪を

ダビデおよび共にいる民が食べるために持ってきた。それは彼らが

「民は荒野で飢え疲れかわいている」

と思ったからである


サムエル記下17章



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サム下16 アヒトペルの計りごと

2016-01-11 00:54:20 | 旧約聖書10サムエル記下
サムエル記下16章

ダビデが山の頂を過ぎて、すこし行った時、メピボセテのしもべヂバは、くらを置いた二頭のろばを引き

その上にパン二百個、干ぶどう百ふさ、夏のくだもの一百、ぶどう酒一袋を載せてきてダビデを迎えた

王はヂバに言った

「あなたはどうしてこれらのものを持ってきたのですか」

ヂバは答えた

「ろばは王の家族が乗るため、パンと夏のくだものは若者たちが食べるため、ぶどう酒は荒野で弱った者が飲むためです」

王は言った

「あなたの主人の子はどこにおるのですか」

ヂバは王に言った

「エルサレムにとどまっています。彼は

『イスラエルの家はきょう、わたしの父の国をわたしに返すであろう』と思ったのです」

王はヂバに言った

「見よ、メピボセテのものはことごとくあなたのものです」

ヂバは言った

「わたしは敬意を表します

わが主、王よ、あなたの前にいつまでも恵みを得させてください」

ダビデ王がバホリムにきた時、サウルの家の一族の者がひとりそこから出てきた

その名をシメイといい、ゲラの子である

彼は出てきながら絶えずのろった

そして彼はダビデとダビデ王のもろもろの家来に向かって石を投げた

その時、民と勇士たちはみな王の左右にいた

シメイはのろう時にこう言った

「血を流す人よ、よこしまな人よ、立ち去れ、立ち去れ

あなたが代って王となったサウルの家の血をすべて主があなたに報いられたのだ

主は王国をあなたの子アブサロムの手に渡された

見よ、あなたは血を流す人だから、災に会うのだ」

時にゼルヤの子アビシャイは王に言った

「この死んだ犬がどうしてわが主、王をのろってよかろうか

わたしに、行って彼の首を取らせてください」

しかし王は言った

「ゼルヤの子たちよ、あなたがたと、なんのかかわりがあるのか

彼がのろうのは、主が彼に

『ダビデをのろえ』

と言われたからであるならば、だれが

『あなたはどうしてこういうことをするのか』

と言ってよいであろうか」

ダビデはまたアビシャイと自分のすべての家来とに言った

「わたしの身から出たわが子がわたしの命を求めている

今、このベニヤミンびととしてはなおさらだ

彼を許してのろわせておきなさい

主が彼に命じられたのだ

主はわたしの悩みを顧みてくださるかもしれない

また主はきょう彼ののろいにかえて、わたしに善を報いてくださるかも知れない」

こうしてダビデとその従者たちとは道を行ったが、シメイはダビデに並んで向かいの山の中腹を行き、行きながらのろい、また彼に向かって石や、ちりを投げつけた

王および共にいる民はみな疲れてヨルダンに着き、彼はその所で息をついだ

さてアブサロムとすべての民、イスラエルの人々はエルサレムにきた

アヒトペルもアブサロムと共にいた。 ダビデの友であるアルキびとホシャイがアブサロムのもとにきた時、ホシャイはアブサロムに

「王万歳、王万歳」と言った

アブサロムはホシャイに言った

「これはあなたがその友に示す真実なのか

あなたはどうしてあなたの友と一緒に行かなかったのか」

ホシャイはアブサロムに言った

「いいえ、主とこの民とイスラエルのすべての人々が選んだ者にわたしは属し、かつその人と一緒におります

かつまたわたしはだれに仕えるべきですか

その子の前に仕えるべきではありませんか

あなたの父の前に仕えたように、わたしはあなたの前に仕えます」

そこでアブサロムはアヒトペルに言った

「あなたがたは、われわれがどうしたらよいのか、計りごとを述べなさい」

アヒトペルはアブサロムに言った

「あなたの父が家を守るために残された、めかけたちの所にはいりなさい

そうすればイスラエルは皆あなたが父上に憎まれることを聞くでしょう

そしてあなたと一緒にいる者の手は強くなるでしょう」

こうして彼らがアブサロムのために屋上に天幕を張ったので、アブサロムは全イスラエルの目の前で父のめかけたちの所にはいった

そのころアヒトペルが授ける計りごとは人が神のみ告げを伺うようであった

アヒトペルの計りごとは皆ダビデにもアブサロムにも共にそのように思われた

サムエル記下16章



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サム下15 アブサロムは戦車と馬、駆ける者五十人を備えた

2016-01-10 23:58:28 | 旧約聖書10サムエル記下
サムエル記下15章

この後、アブサロムは自分のために戦車と馬、および自分の前に駆ける者五十人を備えた

アブサロムは早く起きて門の道のかたわらに立つのを常とした

人が訴えがあって王に裁判を求めに来ると、アブサロムはその人を呼んで言った

「あなたはどの町の者ですか」

その人が「しもべはイスラエルのこれこれの部族のものです」

と言うと、 アブサロムはその人に言った

「見よ、あなたの要求は良く、また正しい。しかしあなたのことを聞くべき人は王がまだ立てていない」

アブサロムはまた言った

「ああ、わたしがこの地のさばきびとであったならばよいのに。そうすれば訴え、または申立てのあるものは、皆わたしの所にきて、わたしはこれに公平なさばきを行うことができるのだが」

そして人が彼に敬礼しようとして近づくと、彼は手を伸べ、その人を抱きかかえて口づけした

アブサロムは王にさばきを求めて来るすべてのイスラエルびとにこのようにした

こうしてアブサロムはイスラエルの人々の心を自分のものとした

そして四年の終りに、アブサロムは王に言った

「どうぞわたしを行かせ、ヘブロンで、かつて主に立てた誓いを果させてください

それは、しもべがスリヤのゲシュルにいた時、誓いを立てて

『もし主がほんとうにわたしをエルサレムに連れ帰ってくださるならば、わたしは主に礼拝をささげます』と言ったからです」

王が彼に、「安らかに行きなさい」と言ったので、彼は立ってヘブロンへ行った

そしてアブサロムは密使をイスラエルのすべての部族のうちにつかわして言った

「ラッパの響きを聞くならば

『アブサロムがヘブロンで王となった』と言いなさい」

二百人の招かれた者がエルサレムからアブサロムと共に行った

彼らは何心なく行き、何事をも知らなかった

アブサロムは犠牲をささげている間に人をつかわして、ダビデの議官ギロびとアヒトペルを、その町ギロから呼び寄せた

徒党は強く、民はしだいにアブサロムに加わった

ひとりの使者がダビデのところにきて

「イスラエルの人々の心はアブサロムに従いました」と言った

ダビデは、自分と一緒にエルサレムにいるすべての家来に言った

「立て、われわれは逃げよう。そうしなければアブサロムの前からのがれることはできなくなるであろう。急いで行くがよい。さもないと、彼らが急ぎ追いついて、われわれに害をこうむらせ、つるぎをもって町を撃つであろう」

王のしもべたちは王に言った

「しもべたちは、わが主君、王の選ばれる所をすべて行います」

こうして王は出て行き、その全家は彼に従った

王は十人のめかけを残して家を守らせた

王は出て行き、民はみな彼に従った

彼らは町はずれの家にとどまった

彼のしもべたちは皆、彼のかたわらを進み、すべてのケレテびとと、すべてのペレテびと、および彼に従ってガテからきた六百人のガテびとは皆、王の前に進んだ

時に王はガテびとイッタイに言った

「どうしてあなたもまた、われわれと共に行くのですか

あなたは帰って王と共にいなさい

あなたは外国人で、また自分の国から追放された者だからです

あなたは、きのう来たばかりです

わたしは自分の行く所を知らずに行くのに、どうしてきょう、あなたを、われわれと共にさまよわせてよいでしょう

あなたは帰りなさい

あなたの兄弟たちも連れて帰りなさい

どうぞ主が恵みと真実をあなたに示してくださるように」

しかしイッタイは王に答えた

「主は生きておられる

わが君、王は生きておられる

わが君、王のおられる所に、死ぬも生きるも、しもべもまたそこにおります」

ダビデはイッタイに言った

「では進んで行きなさい」

そこでガテびとイッタイは進み、また彼のすべての従者および彼と共にいた子どもたちも皆、進んだ

国中みな大声で泣いた

民はみな進んだ

王もまたキデロンの谷を渡って進み、民は皆進んで荒野の方に向かった

そしてアビヤタルも上ってきた

見よ、ザドクおよび彼と共にいるすべてのレビびともまた、神の契約の箱をかいてきた

彼らは神の箱をおろして、民がことごとく町を出てしまうのを待った

そこで王はザドクに言った

「神の箱を町にかきもどすがよい

もしわたしが主の前に恵みを得るならば、主はわたしを連れ帰って、わたしにその箱とそのすまいとを見させてくださるであろう。 しかしもし主が

『わたしはおまえを喜ばない』とそう言われるのであれば、どうぞ主が良しと思われることをわたしにしてくださるように。わたしはここにおります」

王はまた祭司ザドクに言った

「見よ、あなたもアビヤタルも、ふたりの子たち、すなわちあなたの子アヒマアズとアビヤタルの子ヨナタンを連れて、安らかに町に帰りなさい

わたしはあなたがたから言葉があって知らせをうけるまで、荒野の渡し場にとどまります」

そこでザドクとアビヤタルは神の箱をエルサレムにかきもどり、そこにとどまった

ダビデはオリブ山の坂道を登ったが、登る時に泣き、その頭をおおい、はだしで行った

彼と共にいる民もみな頭をおおって登り、泣きながら登った。 時に

「アヒトペルがアブサロムと共謀した者のうちにいる」

とダビデに告げる人があったのでダビデは言った

「主よ、どうぞアヒトペルの計略を愚かなものにしてください」

ダビデが山の頂にある神を礼拝する場所にきた時、見よ、アルキびとホシャイはその上着を裂き、頭に土をかぶり、来てダビデを迎えた。 ダビデは彼に言った

「もしあなたがわたしと共に進むならば、わたしの重荷となるであろう。 しかしもしあなたが町に帰ってアブサロムに向かい

『王よ、わたしはあなたのしもべとなります。わたしがこれまで、あなたの父のしもべであったように、わたしは今あなたのしもべとなります』

と言うならば、あなたはわたしのためにアヒトペルの計略を破ることができるであろう

祭司たち、ザドクとアビヤタルとは、あなたと共にあそこにいるではないか

それゆえ、あなたは王の家から聞くことをことごとく祭司たち、ザドクとアビヤタルとに告げなさい

あそこには彼らと共にそのふたりの子たち、すなわちザドクの子アヒマアズとアビヤタルの子ヨナタンとがいる

あなたがたは聞いたことをことごとく彼らの手によってわたしに通報しなさい」

そこでダビデの友ホシャイは町にはいった

その時アブサロムはすでにエルサレムにはいっていた

サムエル記下15章



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聖書を完読しよう282
10-15

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