17. 愛の力と原理の力
第三節 愛の力と原理の力および信仰のための戒め
(一)愛の力と原理の力から見た堕落
人間は原理をもって創造され、原理軌道によって生存するように創造された
それゆえに、原理の力それ自体が、人間を原理軌道より脱線させ、堕落せしめることはあり得ないのである
これはあたかも、レールや機関車に故障がない限り、汽車が自ら軌道を脱線するということがあり得ないのと同様である
しかし、汽車も自らの走る力よりも強い、ある外力が、それと異なる方向から働いてきた場合には、脱線するほかはない
これと同じように、人間も、それ自身を成長させる原理の力よりも強い、ある力がそれと異なる目的をもってぶつかってくれば、堕落する以外にはないのである
この原理の力よりも強い力が、すなわち、愛の力なのである
それゆえに、未完成期における人間は、その非原理的な愛の力のために堕落する可能性があったのである
それでは、神はなぜこのように原理の力よりも愛の力を強くして、未完成期における人間が、目的の違った愛の力にぶつかるとき、それによって堕落することもあり得るように創造されたのであろうか
創造原理によれば、神の愛とは三対象の愛によって、三対象目的を完成した、四位基台の主体的な愛をいう
したがって、神の愛がなければ、人間創造の目的である四位基台が成就されないために
愛は人間の幸福と命の源泉なのである
神は原理によって創造された人間を、愛によって主管しなければならないので、その愛が愛らしく存在するためには
愛の力は、あくまでも、原理の力以上に強いものでなければならない
もし、愛の力が原理の力よりも弱いものであるとすれば、神は原理で創造された人間を、愛をもって主管できず
したがって、人間は神の愛よりも原理をより一層追求するようになるであろう
イエスが弟子たちを真理によって立たしめ、愛をもって救おうとされた理由は、正にここにあったのである
原理講論 前編2 堕落論-17
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十戒
❶ あなたは わたしのほかに 何ものをも神としてはならない
❷ あなたは 自分のために 刻んだ像を造ってはならない
❸ あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
❹ 安息日を守ってこれを聖とし、あなたの神、主があなたに命じられたようにせよ
❺ あなたの神、主が命じられたように、あなたの父と母とを敬え
❻ あなたは殺してはならない
❼ あなたは姦淫してはならない
❽ あなたは盗んではならない
❾ あなたは隣人について偽証してはならない
➓ あなたは隣人の妻を むさぼってはならない
また隣人の家、畑、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のものを ほしがってはならない
申命記5章より
イエス様の答え
「先生、永遠の生命を得るためには、どんなよいことをしたらいいでしょうか」
イエスは言われた、
「なぜよい事についてわたしに尋ねるのか。よいかたはただひとりだけである。もし命に入りたいと思うなら、いましめを守りなさい」
彼は言った、
「どのいましめですか」
イエスは言われた、
「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。 父と母とを敬え』
また『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』」
マタイによる福音書 19章 より
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