27. 自由と堕落
第五節 自由と堕落
(一)自由の原理的意義
自由に対する原理的な性格を論ずるとき
第一に、我々は、原理を離れた自由はない、という事実を知らなければならない
そして、自由とは、自由意志とこれに従う自由行動とを一括して表現した言葉なのである
前者と後者とは、性相と形状との関係にあり、これが一体となって初めて完全な自由が成立する
それゆえに、自由意志のない自由行動なるものはあり得ず、自由行動の伴わない自由意志というものも、完全なものとはなり得ないのである
自由行動は、自由意志によって現れるものであり、自由意志はあくまでも心の発露である
しかし、創造本然の人間においては、神のみ言、すなわち、原理を離れてはその心が働くことができないので、原理を離れた自由意志、あるいは、それに基づく自由行動はあり得ない
したがって、創造本然の人間には、原理を離れた自由なるものはあり得ないのである
第二に、責任のない自由はあり得ない
原理によって創造された人間は、それ自身の自由意志をもって、その責任分担を完遂することによってのみ完成する
(前編第一章第五節(二)②)
したがって、創造目的を追求していく人間は、常に自由意志をもって自分の責任を全うしようとするので、責任のない自由はあり得ないのである
第三に、実績のない自由はない
人間が、自由をもって、自身の責任分担を完遂しようとする目的は、創造目的を完成して、神を喜ばせ得るような実績を上げようとするところにある
したがって、自由は常に実績を追求するがゆえに、実績のない自由はあり得ないのである
原理講論 前編2 堕落論-27
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十戒
❶ あなたは わたしのほかに 何ものをも神としてはならない
❷ あなたは 自分のために 刻んだ像を造ってはならない
❸ あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
❹ 安息日を守ってこれを聖とし、あなたの神、主があなたに命じられたようにせよ
❺ あなたの神、主が命じられたように、あなたの父と母とを敬え
❻ あなたは殺してはならない
❼ あなたは姦淫してはならない
❽ あなたは盗んではならない
❾ あなたは隣人について偽証してはならない
➓ あなたは隣人の妻を むさぼってはならない
また隣人の家、畑、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のものを ほしがってはならない
申命記5章より
イエス様の答え
「先生、永遠の生命を得るためには、どんなよいことをしたらいいでしょうか」
イエスは言われた、
「なぜよい事についてわたしに尋ねるのか。よいかたはただひとりだけである。もし命に入りたいと思うなら、いましめを守りなさい」
彼は言った、
「どのいましめですか」
イエスは言われた、
「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。 父と母とを敬え』
また『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』」
マタイによる福音書 19章 より
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