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生命の言葉

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後4-13 宗教史 経済史 政治史の相互関係

2017-05-09 00:33:35 | 原理講論 後編4 摂理的同時性

13. 宗教史と経済史と政治史との相互関係

(2)宗教史と経済史と政治史との相互関係

神は人間をして、有形、無形の両世界を主管することができるようにするため

肉身と霊人体との二つの部分をもって人間を創造されたということについては、既に、創造原理のところで論じたはずである

ゆえに、人間がもし堕落しなかったならば、その霊人体は、肉身と共に成長し完成することによって

霊肉両面の知性が、同時に地上の肉身生活の中で、完全な調和をなし得たはずであった

ところが、人間は、堕落することにより、霊肉両面の無知に陥るようになったのである

ここにおいて、人間の霊的無知は宗教によって、また、その肉的無知は科学によって啓発されてきたのであるが

このことに関しては、既に前編の第三章第五節(一)において論じたところである

ところで、霊的無知は、宗教をもって堕落人間の中に潜在している本心を呼び起こすことにより

彼らが見ることのできない原因的な世界を探し求めるにつれて、漸次啓発されてきたのである

しかし、宗教は、だれしもがみな痛切にその必要性を感ずるというものではないので

霊的な面の啓発は、ある特殊な人間においては飛躍的なものであっても

一般的には、非常に緩慢なものであるといわなければならない

これは、宗教が世界的に普遍化されている今日においても、霊的な面では、古代人と大差のない人間が多いという事実をもってみても、推察し得ることである

ところが、これとは反対に、肉的な無知は、だれでも認識し得る結果の世界

すなわち、自然界(肉界)に関することを科学的に探究することによって啓発されてきたのであった

しかも、科学は、現実を打開するものであるために、だれにも必要不可欠なものである

それゆえに、肉的無知に対する啓発は、急進的であり、かつ、普遍的である

このように、探求していく対象が、宗教においては目に見えない原因の世界であるので

超現実的なものであるのに反し

科学においては目に見える結果の世界、すなわち、物質世界であり

これは現実的なものであるがゆえに

今まで、宗教と科学は、理論的に妥協することのできないものとして、衝突を免れ得なかった

そればかりでなく、被造世界の主権を握っているサタンが、現実生活を通して、人間に侵入してくる関係上

今までの宗教の道は

現実を見捨てなくては行かれない道であると見なされてきたので

現実を追求する科学と、互いに調和をなすことができなかったのは当然なことといえる

次の章の第一節で詳しく論ずるが、神は元来、人間の外的な肉身を先に創造され、その次に、内的な霊人体を創造されたので
(創二・7)

再創造の原則によって、復帰摂理も、外的なものから内的なものへと復帰していく過程を踏むようになるのである

このような摂理的な原則から見ても、科学と宗教とは互いに調和することのできない発展過程を事実上歩んできたのである

このような不調和は、宗教と経済との関係においても同じである

それは、経済もまた科学と同じく現実世界に属するものであり、その上、科学の発達と密接な関係をもって発展するものだからである

このような関係により、神の内的な摂理による宗教史と、その外的な摂理による経済史とは

その発展においても、互いに、方向と進度を異にせざるを得なかったのである

ゆえに、かかる神の復帰摂理の典型路程を歩んできた西欧における歴史発展を、摂理的な面から把握するためには

キリスト教史と経済史とを各々別に分けて考察しなければならないのである

ところで、宗教と科学とが、上述のような関係におかれているのと同様

宗教と経済もまた、堕落人間の内外両面の生活を、各々分担して復帰しなければならない使命を担っているので

これらが全く何らの関係もなしに発展するということはあり得ないことだといわなければならない

ゆえに、宗教と科学とは、したがって、宗教と経済とは、その発展過程において、互いに対立しあう側面をもちながらも

我々の社会生活と関係を結んで、それぞれが、各々キリスト教史と経済史とを、形成してきたのであった

では、それらは、我々の社会生活と、いかにして結びつくことができたのであろうか

それは、とりもなおさず、政治によって結ばれたのである

キリスト教化された西欧においてはなおさらである

西欧における政治は、急進的な科学の発達に伴う経済発展と、復帰摂理の明確な方向をとらえることができずに、迷いの中にあったキリスト教の動きとを

社会生活の中で調和させていくという方向に向かって進まざるを得なかったので

その政治史は、宗教と経済とを調和させていくいま一つの新しい方向に向かうようになったのである

したがって、復帰摂理のための歴史の発展を正確に把握するためには

政治史に対してもこれまた、別途に考察することが必要となってくるのである

これに対する実例として十七世紀末葉における西欧の歴史について、その発展過程を考察してみることにしよう

まず、宗教史の面から調べてみると、この時代において、既に、キリスト教民主主義社会が形成されていたのである

すなわち一五一七年の宗教改革により、法王が独裁していた霊的な王国が倒れることによって

中世人たちは、法王に隷属されていた信仰生活から解放され、だれもが聖書を中心として、自由に信仰生活をすることができるようになった

しかし、政治史の面から見るならば、この時代には、専制君主社会が台頭していたのであり

経済史の面においては、いまだ荘園制度による封建社会が、厳存していたのである

このように、同時代における同社会が、宗教面においては民主主義社会となり

政治面では君主主義社会

そして、経済面においては封建主義社会となっているのであるから

復帰摂理の立場からこの時代の性格を把握するためには

その発展過程を、各々別途に考察しなければならないのである

そのためには、復帰摂理時代(旧約時代)における歴史発展が、どうしてそのような過程を歩まなければならなかったのであるかを我々は知らなければならない

古代社会においては、科学の発達がほとんど停頓状態におかれていたので、経済発展もまたそうであった

いまだ生活様式が分化される以前の旧約時代のイスラエル民族は、指導者の命令により

厳格な律法に追従する主従関係の社会制度のもとで単純な生活をしていたので

彼らの宗教生活は、すなわち彼らの社会生活となっていたのである

したがって、その当時には、宗教と政治と経済とが分立して発展することはなかったのであった

原理講論 後編4 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代-13



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後4-12 復帰摂理延長時代の歴史発展

2017-05-08 05:15:07 | 原理講論 後編4 摂理的同時性

12. 復帰摂理延長時代における歴史発展

(二)復帰摂理延長時代における歴史発展

(1)復帰摂理と西洋史

キリスト教を迫害したローマ帝国は、四世紀末に至って

ついに、亡くなられたイエスの前に屈伏し、キリスト教を国教として定めたのであった

しかしながら、もし初めからユダヤ民族がイエスをメシヤとして信じ、彼に仕えて彼と一つになっていたならば

ローマ帝国を中心として地中海を基盤として成立していた古代の統一世界は

当然生きておられるイエスによって感化され、彼を王として信奉し

エルサレムを中心とする王国を建設し得たはずであった

しかし、ユダヤ民族は、不信仰に陥って滅亡してしまい

メシヤ王国のための土台となるべきであったローマ帝国も、次第に衰えはじめ

西暦四七六年には、西ローマがゲルマンの傭兵隊長であるオドアケルによって滅ぼされてしまったのである

このようにして、神の復帰摂理は、恨みの地ユダヤより、西ローマの版図であった西欧に移されていったのである

したがって、イエス以後におけるキリスト教による霊的復帰摂理は、西欧を土台として成就されてきたので

この時代の復帰摂理歴史は、西欧においてのみ、典型路程に従って発展するようになったのである

唯物史観で論じているところの歴史発展の過程も、西欧の歴史にのみ適応されるようになっているのであるが、そのような理由も実はここにあったのである

このようにして、西欧を中心とするキリスト教史は、復帰摂理延長時代を形成する中心的史料となったのである

原理講論 後編4 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代-12



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❷ あなたは 自分のために 刻んだ像を造ってはならない
❸ あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
❹ 安息日を守ってこれを聖とせよ
❺ あなたの父と母とを敬え
❻ あなたは殺してはならない
❼ あなたは姦淫してはならない
❽ あなたは盗んではならない
❾ あなたは隣人について偽証してはならない
➓ あなたは隣人の妻を むさぼってはならない、またすべて隣人のものを ほしがってはならない

詳細は申命記5章で
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イエスは言われた、

「なぜよい事についてわたしに尋ねるのか。よいかたはただひとりだけである。もし命に入りたいと思うなら、いましめを守りなさい」

彼は言った、

「どのいましめですか」

イエスは言われた、

「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。 父と母とを敬え』

また『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』」

マタイによる福音書‬ ‭19章 より

よく言っておく

天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである

マタイによる福音書 5章より

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後4-11 封建社会から民主主義型の社会へ

2017-05-08 00:08:01 | 原理講論 後編4 摂理的同時性

11. 封建社会から民主主義型の社会へ

では、この社会を、どうして封建社会というのであろうか

封建社会の特性は、奉仕と服従とを前提とする主従関係による政治制度と、封土を中心とする封鎖的な自給自足の経済体制にあるのである

士師時代は、とりもなおさず、このような性格の社会であった

すなわち、カナンの地に戻ってきたイスラエル民族の各部族には、土地が分配され

その部族たちは、大領主と同じ位置におかれていた士師を中心として封建社会を形成したのであった

それゆえに、この時代をイスラエル封建社会というのである

封建社会における一般民衆は、その社会の性格上、その領主の思想と指導とに絶対的に服従したのであった

したがって、その領主が神のみ旨のもとに立っている限り、その民は彼に従って、自然に天の側に立つようになるのである

また、彼らはこのような主従関係による封鎖的な政治と経済とを基調とする社会制度のもとにおかれていたので

それによってサタンの侵入を受けない環境の中で生活することができたのである

このように、氏族社会が封建社会に発展するようになったのは、サタンの所有を天の側に奪い返すことによって、天の側の主権に属するより大きい版図を形成し、サタンの侵入を防ぐためであったのである

このような神の摂理があったので、またしてもそれを知っていたサタンは、これに備えて

一歩先んじてサタン側の封建社会をつくることによって、サタンの主権を維持しようとしたのであった

一方において、この封建社会はまた、より大きい主権と版図の君主社会をつくるための基台を造成するためにも、到来するようになったのである

すなわち、イスラエルの封建社会をもって、サタン側の侵入を防ぐことができる小単位の天の側の主権と、民と、経済的な版図とを形成したのち

再びこれらを統合して、より大きい主権と、民と、経済的な版図とを拡張し強化するために、イスラエルの君主社会がつくられたのであったが

これが、すなわち、サウル王をもって始まった統一王国時代であった

既に、前にも言及したように、イエスはどこまでも王の王として来られた方であった
(黙一一・15)

それゆえに、神がイスラエル民族の君主社会を形成されたのは、将来メシヤが来られて、王の王として君臨することができるその基台を造成なさるためであったのである

神がこのような摂理のもとで、イスラエルの君主社会をつくろうとされたので、サタンの方では、また、これに先んじて、サタンを中心とする君主社会を形成することにより、神の摂理を妨げてきたのである

それゆえに、統一王国時代がくる前に、既にサタンの世界においては

エジプト王国が、紀元前数十世紀に第一王朝を立てたのち、三十王朝も継承されたのであり

古バビロニア王国は、紀元前十八世紀のハムラビ王のときに、既に全メソポタミヤを統一していたし

さらにヒッタイト王国は、紀元前十四世紀に、シリヤを中心として、東方の最強
国となったのである

そして、サタン側の世界においても、これまた、神の復帰摂理に対応する人間本心の作用によって

より善なる王国と、より悪なる王国とが互いに闘いながら、王国を単位とする分立をなしてきたのであった

したがって、当時のソロモン王が、もし最後まで神のみ旨を信奉したならば

彼は、エジプト、メソポタミヤ、クレタ(あるいはミノア)などの三大文明を吸収した文化的な社会環境において

彼の卓越した政治能力を発揮して、東方の諸国を統一したであろうし

進んでは、メシヤ理想を実現し得る世界的な版図を形成したはずであった

ところが、ソロモン王の堕落によって、神は、この君主社会を崩壊させてしまうような摂理をなさらねばならなくなったのである

このように、統一王国時代の王たちが「メシヤのための基台」を立てて、神の主権を復帰し得る基台を準備することができなかったので

結局、神はこの王国を、南北二つの王国に分立してしまわれたのであった

そして、神のみ旨に逆らった北朝は

異邦アッシリヤ(エジプト、古バビロニア、ヒッタイトなどの王国が衰えるに従って、このアッシリヤ王国が強大となり、紀元前八世紀にはエジプトを含めたオリエントの中心部を征服して、最初の世界帝国を建設した)に渡して、滅亡するようにされたのであり

神のみ旨を信奉した南朝ユダも、間もなく神のみ旨に逆らうようになったので

新バビロニア(アッシリヤ帝国が滅亡したのち、カルデヤ人によってバビロンを首都とする新バビロニア王国、あるいはカルデヤ王国が創立された)に渡して滅亡するように道を運ばれたのである

神はユダヤ王国を滅ぼされたのち、メシヤが降臨されるときまで、ユダヤ民族を多くの異邦に属するようになさることによって、この民族の王位を空位にしておかれたのであった

特に、ユダヤ民族を、民主主義の 礎  であるギリシャ文明圏内の属国となるように道を運ばれて

将来、メシヤが降臨されたとき、もしユダヤ民族が彼を歓迎するならば

民意によっていつでもメシヤが王位を継ぐことができるように、民主主義型の社会をつくっておかれたのであった

ところが、ユダヤ人たちの民意はイエスに王位を継がせるという方向を取らず、かえって、彼を十字架で殺害してしまったので

これをもってアブラハムの血統的な子孫を中心として成就されようとした二〇〇〇年の復帰摂理の目的は、霊的にしか達成されないようになったのである

原理講論 後編4 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代-11



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後4-10 復帰摂理時代における歴史発展

2017-05-07 07:16:21 | 原理講論 後編4 摂理的同時性

10. 復帰摂理時代における歴史発展

(一)復帰摂理時代における歴史発展

堕落した人間たちによって、最初につくられた社会は原始共同社会であった

この社会は、サタンを中心としてお互いに足らないものを補いあう社会のことで

これは元来、神が完成した人間を中心としてつくろうとなさった共生共栄共義主義社会を、サタンが先立って非原理的につくったものであった

もし、この社会に、闘争も分裂もなかったならば、この社会は、そのまま永続するはずであるから、神の復帰摂理は成就されるはずがないのである

しかし、前に説明したように、堕落人間は、その個体において、二つの心が互いに相争い

また、この心の争いが行動として現れて、個体と個体とが互いに闘いあうようになるので

原始共同社会を、そのまま平和的に維持することはできない

のみならず、この社会が、互いに、経済的な利害関係を異にする社会へと発展するにつれて

この闘いがより大きく展開されてきたということは、いうまでもないことである

このように、神の復帰摂理に対応しようとする人間の本心の作用によって

サタンを中心として造成された原始共同社会には、最初から闘いによる分裂が生じていたのであった

サタンを中心とする人類罪悪史の発展過程を見れば、原始共同社会において、分裂した人間を中心として氏族社会が形成されたのであり

また、それが更に成長して、封建社会をつくったのち、その版図と主権を更に一層大きく拡張して、君主社会をつくってきたのであった

これは、将来、神がこの罪悪世界から善なる個体を呼び給い、彼らを中心として善なる氏族社会を立て

更に、善なる封建社会をつくったのち、善なる王国を建設することによって

メシヤを迎えるための善なる版図と主権を樹立しようとされたので、サタンがこれを先に知ってそのような型の路程を歩んできたのである

事実上、神はこのような罪悪世界から、善を中心とするアブラハムを呼びだされて

彼を通じて、神のみ旨を信奉し得る子女を繁殖することによって、イスラエルの氏族社会を立てられたのであった

その後、アブラハムの子孫たちは、エジプトに入って、氏族から部族へと発展してきたのであり

彼らがカナンに戻ってきたのちには、士師時代をつくったのであるが

この士師時代を中心として形成された社会が、すなわち、イスラエルの封建社会であったのである


原理講論 後編4 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代-10



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後4-9 復帰摂理から見た歴史発展

2017-05-06 22:14:26 | 原理講論 後編4 摂理的同時性

9. 復帰摂理から見た歴史発展

第七節 復帰摂理から見た歴史発展

創造原理で、既に論じたように、地上天国は、完成した人間一人の姿と同じ世界である

したがって、堕落した世界は、堕落した人間一人の姿に似ているということができる

ゆえに、我々は堕落した人間一人の生活を調べてみることによって、人類罪悪史の全体的な動向を、のぞき見ることができるといわなければならない

堕落した人間には、善を指向する本心と、この本心の命令に逆らって悪を指向する邪心とがあって、この二つの心が常に闘っているということを、我々は否定することができない

したがってまた、本心の命令に従う善行と邪心の命令に従う悪行とが、我々の一つの体の内にあって、互いに衝突しあっているという事実をも、我々は否定することができない

このように、それ自身の内部で闘争を行っている各個体が、横的に連結して生活を営んでいるのが社会なので、そこでもまた、闘争が起こらざるを得ないようになっているのである

さらに、このように闘争によってもつれあっている社会生活が、時間の流れとともに、縦的に変転してきたのが、人類の歴史なので、この歴史は、必然的に闘争と戦争とをもって連係されるものとならざるを得ないのである

しかし、人間は、本心と邪心との執拗なる闘いの中で、悪を退け、善に従おうとして不断に努力をしている

したがって、その行動も、次第に悪行を捨て、善を行うという方向を取るようになるのである

堕落した人間にも、このように善を指向する本心の作用があるので、人間は、神の復帰摂理に対応して、善の目的を成就していくようになっている

したがって、このような人間たちによってつくられてきた歴史は、善悪が交錯する渦の中にありながら、大局的には、悪を退け、善を指向してきたというのが事実なのである

それゆえに、歴史が指向する終局的な世界は、すなわち善の目的が成就された天国でなければならないのである

ゆえに、闘争や戦争は、善の目的を達成するために善と悪とを分立してきた一つの過程的な現象でもあるという事実を、我々は知らなければならない

そうであるから、闘いの結果が、一時的には悪の勝利に帰したとしても、結局は、その悪の結果によって、歴史は、より大きい善の目的を成就していく摂理路程に取って代わられるようになるのである

このような見地からして、我々は人類歴史が、神の復帰摂理によって、絶えず善と悪との分立を繰り返しながら善を指向して発展してきたという事実を知ることができるのである

ところが、人間がサタンと血縁関係を結んだことにより、サタンは、堕落した人間を中心として、将来、神がつくろうとなさるものと同じ型の世界を、先立ってつくってきたので

結果的に、人類歴史は、原理型の非原理世界を形成してきたのであった

したがって、人類歴史の終末においては、神が地上天国を復帰される前に、サタンを中心とする、それと同じ型の非原理世界が、先につくられるようになっているのである

これが、すなわち、共産主義世界なのである。サタンは、このように、神が成就されようとなさる目的を、常に先立って、非原理的に成就してきているので

復帰摂理路程においては、真なるものが現れる前に、必ず偽なるものが先に、真なるものと同じ姿をもって現れるようになるのである

キリストに先立って、偽キリストが現れるということを預言された聖書のみ言は、このような原理によってのみ理解することができるのである

原理講論 後編4 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代-9


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イエスは言われた、

「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。 父と母とを敬え』

また『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』」

マタイによる福音書‬ ‭19章 より

よく言っておく

天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである

マタイによる福音書 5章より

<良心宣言>成約完成

良心は両親に勝る
良心は先生に勝る
良心は神様に勝る

神様と人の為に生きる人生は、神様が約束された栄光への道

統一教会の混乱克服の為の基本的な理解
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