気ままな広州日記

2011年12月からわんぱく3兄弟を従えて広州で過ごしていましたが、2015年7月に本帰国しました。

青天の霹靂

2013-05-14 | 広州 日々の出来事
青天なんていつ以来・・・このところいつ雨が降ってくるかわからないどんより空で
時折雷のなるスコールが降ったり、室内の湿度計も80%ほどのところを指していたりして
不快度100%の広州ですが、寝耳に水ともいうべきか、週末にとんでもない通知を耳にして以来
気持ちまですっきりしない日が続いています。

というのも広州市天河区内の公立幼稚園不足を解消するため、区内にある19もの私立の幼稚園を政府が買収し、
新年度の9月から公立幼稚園にするという発表
が突然にありました。
その中の一つの幼稚園に我が子が通っているのです。
公立幼稚園は外国人の受け入れをしていないので、9月までにどこか新しい幼稚園を探して
転園せねばならない事態になり・・・
今在籍している中国人の園児も一度退園して新しくなる公立幼稚園に再入園になるみたい。。
(新設される現住所の公立に通えるのは5月10日現在在籍している付近の中国人の園児のみみたいです)

今日は今通ってる幼稚園の姉妹校に登録に行き、午後から今通っている幼稚園の緊急説明会が
あったので行ってきました。
姉妹校とはいえ、そちらも定員いっぱいいっぱいのようで空きがでない限り入れない様子。
送迎バスも定員いっぱいで順番待ちのようですし・・・。

今通っている幼稚園にはネイティブの先生が各クラスに一人いらっしゃるのですが、その先生たちも
もちろん、辞めさせられるとか・・・。
園バスの運転手さんなど職を失ってしまう人もそれ以外にもたくさんいらっしゃるはず。
高くて質の良い教育を受けさせたいと思って費用の高い私立の幼稚園に通っている地元の保護者にとっても
深刻な事態なのです。
一般所得の人にとっては費用の安くなる公立が増えるのは朗報だと思いますが、今現在等幼稚園に通う
日本語が堪能な中国人の方が「教育の質やレベルだけでなく、衛生レベルも変わってしまうんです・・・」
と後でおっしゃってました。

顔見知りの日本人のママ達はみんな次の転園先を探し始めていますが、我が子が通っている幼稚園に
通っている日本人の多くは、すぐに転入できる日本語幼稚園への転園をあまり考えていない人たちなので
本当に深刻な事態なのです。

入園当初こそ泣いていたけれど、今は本当に楽しそうに園バスに乗って通園していて、
関わってくれる先生方も子供たちを大切にしてくれていて、我が子も先生が大好きだし、
帰ってきてからも英語や中国語が口から出てくるようになったのを微笑ましく見守っていただけに
・・・ショックすぎます
市が新しい公立幼稚園を新たに作って先生を採用すればいい話だと思うのですが
(そう考えているのは中国人の保護者も同じ様子)
さすが中国この国は考えられないことが起こるのだ~と思い知らされました。