★tomoe-母のクモ膜下出血闘病日記

元気だったお母ちゃんが2004年2月17日突然倒れた。クモ膜下出血。家族の事、インターネットでできた事。体験談など。

そういえば手相

2005年04月03日 | お母ちゃん★日々の様子
最近すっかりアロマテラピーにはまっています。
ビタミンEとエッセンシャルオイルを使ってすると
こちらも気持ちよく疲れなくケアできるから不思議。

昨日、お母ちゃんの手をマッサージしながら
久しぶりに手のひらを見ました。

あ、生命線が伸びてる★

1年前のICUにまだいた頃
お母ちゃんの手は硬く冷たくて
しかも生命線が切れていました。

私が涙声で看護婦さんにそれを言うと。。。
看護婦さんはおもむろにボールペンを差し出して
『書く?』
と言ってくれました。

それから10日ぐらい毎日、しっかりペンでなぞってつなげてました。
そのうち書くことをしなくなって、
日々の体ふきで、ペン跡も消えて1ヶ月ぐらいして
本当のお母ちゃんの生命線を見たら
うっすら繋がっていました。

ウソのようですがホントの話です。

あの看護婦さんはICUにいた少しの間だけのおつきあいだったけど
本当に良い方だったなぁ。ありがとうございました。

思うコト。。。

2005年04月01日 | 家族の気持ち&行動


昨日、東京のご近所の方が脳卒中で亡くなったそうです。
お元気そうだったのに。突然のことのようでした。
しばらく言葉がみつかりませんでした。。
本当に心からご冥福をお祈りします。



家族は生きてほしいと望みながらも
その後の生活やリハビリ、医療に対する疑問や怒り
(でも本当は医療現場の方たちも一生懸命大変なんだってこと。)
家庭の事情が変わってくることへの悩み、辛さ。。。
これは、本当に経験した人でないとわからないと思います。


だから、私はブログで記録しています。
(他にも遠く離れた家族や友達への近況報告も兼ねてたりもします。。)
仮に同じ立場や症例にたった方が少しでも生の情報を得られて
安心できたり、その時で役に立つ情報があれば。。。
そう思います。

もし、このブログを検索して見つけた 患者家族の人がおられたら
もうそのインターネットができるというその特技で
家族を助けてあげてください。
時に、情報や知識は家族を助けることがあるからです。
私のページだけでなく今は体験談や医療情報のページが望めばいくらでも手に入るのです。

何かに嘆いたり、悲観する間にも
事態がどんなに悪くとも、前向きに何か良い手立てはないのかと
行動してみてください。少なくとも後悔はないと思うのです。。。

私もこうして調べものをしたり、書きながら
まだしなくてはいけなかったコトを思い出しました。
後悔のないように行動したいと思います。


カニューレの交換。

2005年04月01日 | お母ちゃん★日々の様子
今日、先月から毎週 外来で看てもらえるようになった
言語訓練リハビリに行ってきました。

この2週間ほど、徐々に時間を延ばしながら
1週間ほど前から24時間、カフ付きカニューレの空気を抜いたまま
過ごしてきました。

これは、気管から肺へ流れこむ唾液をブロックする為の
カフ=バルーン(風船)をへこませて過ごすことで
仮に、小さなタイプのカニョーレにステップUPできるかという
予行演習期間なのでした。

そこで、無事何事もなく過ごせたお母ちゃんは
とうとう、今日半年以上も待ち望んだ
<新しいカニョーレの交換>
という抜管へのステップUPを果たすことができました★
今日は交換した痛みがあるし要注意ですが
今後は刺激が少なくなることで、ノドが動きやすく
又、唾液が少なくなるかもしれないそうです。。。希望★

そして。。。
お母ちゃんは、実は無意識のうちには
嚥下(つまりゴックン)ができているコトが判明しました★
でも、意識するとできない、コトも。。。
まだ怖さの方があって、できないみたい。。。

それにしても、私たち家族にとって嬉しい日でした。
もう何ヶ月も一緒に見守ってくれている祐子ちゃんも本当に喜んでくれました。
と同時に、より一層誤嚥性肺炎への注意をより意識して
見守ろうという契機の日ともなりました。

脳卒中からの回復って
本当にうす皮をはぐように良くなっていくのだなぁ。
春になって、桜も咲きそうだし、
これまで以上に
お母ちゃんとの時間、お父ちゃん、そして他の家族やみんなにも感謝して
一日一日を大切に生きていきたいなぁと思ったのでした。