マンション・メンテblog

集合住宅管理新聞「アメニティ」のブログです。工事業者募集やセミナーの案内などを随時掲載していきます。

マンション管理基礎セミナー

2018-06-22 15:50:01 | セミナー
開催日時
平成30年7月28日(土) 13時30分~16時30分(受付13時~)
開催場所
浦和コミュニティセンター 
第14集会室

内容
1、大規模修繕工事の塗料選びのポイント ~劣化状況と実績から~
 講師:エスケー化研(株)東京支店 主任 小田川亮人 氏

2、防水層の長寿命化改修とライフサイクルコスト
  講師:田島ルーフィング(株) 防水営業部 北関東営業所 係長 福原巧 氏

3、賛助会員紹介コーナー:(株)セラフ榎本 社長 榎本修 氏/江口佳那 氏
  「アイパットスピード見積システムで専有部分の水回りやその他のリフォームを」

参加費
資料代500円
(ただし、会員は無料)
申込
Email又は電話による申込み
申込先
NPO埼玉マンション管理支援センター事務局
電話:048-711-5264
e-mail
jimukyoku@saikancenter.org
主催
NPO埼玉マンション管理支援センター
後援
埼玉県、さいたま市、埼玉県マンション居住支援ネットワーク

みどりのちょっと良い話

2018-06-22 14:28:47 | 団地・マンションの植栽
芝生の効用
 春の訪れとともに、日に日に芝生の緑が眩しくなってきました。30年から40年前に建設された郊外の団地は住棟の間隔が広く配置され、住戸の南側には芝生の空間が広がり、ベランダから見おろす青々とした芝生は憧れの景色でもありました。青々とした芝生は目を楽しませてくれるだけでなく、ストレスの軽減やリラックス効果など様々な効用を持っています。今回は、芝生の効用についてお話してみたいと思います。
気温上昇の抑制 
 夏の暑い時期、芝生の空間はアスファルトやコンクリートの空間に比べて、気温が10度以上も低いと言われています。芝生は直射日光に照らされていても、アスファルトやコンクリートのように地表面が熱くなることはなく、また地中や芝生に蓄えられた水分が蒸発することによって、気温の上昇が抑えられて過ごしやすい環境を提供してくれます。
雨水の浸透効果 
 都市化が進み、舗装された空間が増えたことにより、短時間に大量に降った雨が道路などに溢れ出して通行への支障や浸水などの被害が発生しています。芝生地は雨を地中に浸透させるとともに、地表に溜まった雨水は芝生の葉や根を伝って地中に徐々に浸み込み、雨水が溢れることを防いでくれます。また、浸みこんだ雨水は地中に蓄えられ、気温上昇の抑制や芝生が生育するのに必要な水分として活用されます。
ストレスなどの軽減 
 近年、幼稚園の園庭や小学校の校庭を芝生にする取組みが増えています。園庭や校庭を芝生にすることで子供の健康や運動能力、情緒などに効果があるという調査結果が数多く発表されています。例えば、硬い地面が芝生になることで屋外に出る機会が増え、身体を使った活動的な遊びが増えたり、芝生の上に座ったり、寝転がったりというくつろぎ的な利用も増えることで、子供たちの運動能力の向上やストレスを発散する効果をもたらし、怒りや睡眠障害などの軽減にも繋がっているそうです。
ここで紹介した以外にも生きものの生息空間としての役割や土ぼこりの飛散防止、騒音の吸収など様々な効用を持っています。これから夏に向かって芝生が生長し、芝刈りや除草などのお手入れも増えてきますが、芝生の様々な効用や役割を思い出しながら、お手入れを楽しんではいかがでしょうか?


様々な効用を持つ芝生の空間


(株式会社グラック 西山秀俊)
【集合住宅管理新聞「アメニティ」第428号(平成30年5月5日発行)掲載】