
北海道の中にある空港で1日に1便だけ飛行機が通う空港がある。それも道内間のローカル線ではなく東京羽田からの直行便が1便。幹線とは言わないがANAが運行している便なのでびっくりだ。オホーツク紋別空港、北海道の北東、オホーツク海に面した漁港、ふるさと納税で毎回人気の上位に帆立の冷凍品が上がる。大粒の帆立は紋別市の返礼品だ。紋別市民は実家に、東京から明日帰るから迎え頼むと伝えれば確実に迎えの車が空港で待機してくれる。時間や便名を伝える必要がない。当然だ、1便しか飛んで来ないのだから。帰りの見送りも明日東京に戻ると伝えれば空港で別れを惜しんでくれる。


そんなオホーツク紋別空港に行ってきた。羽田発10時45分、ローカルとはいえ150人以上が乗れるボーイング737−800、満席に近い乗客を乗せて曇天の羽田空港を定刻に離陸、北に向かう。約1時間45分でオホーツク紋別空港に到着する。到着した飛行機は滑走路上を自力でターミナル前まで走行する。通常、着陸した飛行機は誘導路を走行しターミナルに向かうのだが誘導路がない。着陸すると滑走路の端でUターンしてターミナルに向かいターミナル前でクルリと反転して止まる。この空港には機体をバックしてくれる車両もいないので自力で滑走路に戻らなければならないからだ。ちなみに紋別空港は10時すぎに開き、2時すぎには誰もいなくなる。
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