「平均57万円」はウソ 公務員のボーナス操作

2014-01-11 16:47:24 | 政治

「平均57万円」はウソ 公務員“ボーナス操作”のカラクリ

 10日、国家公務員に冬のボーナスが支給された。テレビや大新聞は平均支給額57万1800円と報じたが、騙されてはいけない。実際はもっとたくさんもらっている。

 テレビや大新聞の情報は、総務省の記者発表資料をそのまま写しただけなのだ。よく読むと「管理職を除く」平均だと書いてある。これが騙しのカラクリだ。というのも、公務員は民間と違い、年功序列で誰でも昇進できるので、管理職の人数が民間ではありえないほどに多いのだ。ナント、公務員の半数以上が「管理職」である。

 総務省に聞くと、しぶしぶ認めた。
「今回公表したのは、行政職の係長以下の職員の平均額です。人数は、わかりません」(総務省人事・恩給局)

 行政職とは“手当の多い”税務署員や刑務官などを除く事務職で、国家公務員一般職26万人のうちの約14万人である。人事院に聞くと、内訳は係長以下が7万1311人に対し、「管理職以上」は7万3149人もいる。

 では、国家公務員全体の実際の平均支給額はいくらなのだろうか。
「それは公表していません」と、あくまで隠したがる総務省に代わり、計算してみた。

本当は80万円超

 一般職の平均月給は、人事院によれば、42.8歳、40万7994円という(住居手当、残業代を除く)。これに公表された掛け率1.823をかけると平均額は74万3773円にハネ上がる。さらに、管理職は全員1~2割、割り増しされるため、本当の公務員のボーナス平均額は80万円超となる。

 民間はどうかというと、昨冬の平均は54万1582円だった(厚生労働省調査)。ボーナスのない会社や雇用形態も増える中、これはもらえた人の平均である。従業員5000人以上の大企業でも平均71万5034円だ。公務員はやはり恵まれている。

 10日は政治家にもボーナスが支給された。
 安倍首相は371万円。これが最高かというとそうではない。首相よりも衆・参両議長の方が高くて390万円。首相は最高裁判所長官と同額。大臣は309万円、議員は233万円だった。


2040年の日本 収入の7割を召し上げ、生き地獄の時代へ突入

2014-01-09 12:10:15 | 政治

地方公務員はすべて非正規にしろよ! 年金はいますぐ廃止! 

収入の7割を召し上げ、生き地獄の時代へ突入 -2040年の日本

これから日本は急速な「生産年齢人口の減少」「後期高齢者の増加」の時代を迎える。そうしたなかで一体どういったことが起きるのか?  社会保障給付費の負担増にともなう現役世代の苦しい生活の姿が垣間見えてくる。

 これから40年までのビジネスマンの生活を考えていくうえで、大きな影響を及ぼしてくるものは何かというと、やはり年金、医療、介護などの社会保障費の給付が急速に膨らむことにともなう負担の増加である。

 80年度にまだ24兆8000億円だった社会保障給付費は、10年度に103兆5000億円と100兆円の大台を突破し、12年度の予算ベースでは109兆5000億円に達した。

 「今後は毎年1兆円ずつ増えていく」とアナウンスされ、その財源確保で消費税を14年4月から3%、翌15年10月からは2%引き上げることが予定されている。しかし、社会保障制度に詳しい学習院大学経済学部教授の鈴木亘さんは「焼け石に水だ」と指摘し、その理由を次のように語る。

 「毎年1兆円の増加という数字は、あくまでも国の財政負担分だけ。そのほか地方の財政負担分と、国民が保険料として負担している分を合わせると毎年3兆~4兆円ずつ増えていきます。消費税が5%引き上げられることで約13兆5000億円の財源が確保され、それを社会保障給付に充てる予定ですが、社会保障給付費の伸びが急で、数年のうちに財源不足に陥るでしょう」

 仮に現在の社会保障の水準を維持したまま、政府が公約に掲げている20年時点でのプライマリー・バランス(基礎的財政収支)の黒字化達成と、その後の維持・継続を行うとしたら、どのくらいの消費税率にする必要があるか、鈴木さんが自らの試算や各シンクタンクの予測値をまとめてみると、25年で20~25%、50年には30~40%という数字に集約されたそうだ。
 もし、そうなったとすると、国民所得に占める租税負担と社会保障負担の割合を示した国民負担率も一気に上昇していく。鈴木さんの推計によると11年度に38.8%だった国民負担率は、25年に52.1%となり、50年には71.3%にまで達する。「収入の7割強を税金や社会保険料にとられてしまったら、国民の生活はさながら“生き地獄”のような状況に陥るでしょう」という鈴木さんの話に、あなたは耳を塞いでしまうのだろうか。

 年金・医療や雇用の問題に詳しい前出のみずほ総合研究所の堀江さんも「主要先進国の年金の支給開始年齢は、米国が27年までに67歳へ、ドイツが29年までに同じく67歳へ、さらに英国が46年までに68歳への引き上げを決めています。税金や保険料を負担する現役世代の負担増を考えると、日本においても支給開始年齢の引き上げはやむをえないでしょう」という。

 こうしたなか、持続可能な社会保障システムを構築しながら、今後30年間、日本経済がどう変わっていくのかを展望したのが大和総研だ。レポートの取りまとめの中心メンバーを務めた鈴木準主席研究員が、改革シナリオの概要について教えてくれた。

 「65歳の年金の支給開始年齢の引き上げを20年度に前倒しし、31年度からは69歳支給にする一方で、70歳以上の医療費の自己負担割合を17年度から2割に引き上げます。そして、30年代初頭に消費税が20%になることを前提にシミュレーションしたのですが、それでもプライマリー・バランスの対GDP比はマイナスでした。そこで、マクロ経済スライドの強化を行い、現役世代の手取り収入に対する公的年金の支給水準を政府公約の5割から4割へ引き下げることや、私的年金の整備・活用なども追加した厳しい『超改革シナリオ』を想定しました」

 その結果、プライマリー・バランスの対GDP比はようやく30年代に入ってからプラスに転じる見通しとなった。しかし、オーソドックスに予測した「ベースシナリオ」の実質GDPの平均成長率が、10年代=1.5%、20年代=1.5%、30年代=1.0%であったのに対して、超改革シナリオをとった場合には、おのおの0.3%、0.1%、0.1%ずつ押し下げ要因に働くという。

 


有楽町駅前火災 品川駅の「副拠点機能」が機能しなかったのは?

2014-01-07 12:42:52 | 報道

有楽町駅前火災 品川駅の「副拠点機能」期待はずれのわけは?

運転士や車掌、車内清掃ら交代要員が、普段は東京駅に配置されていたためだって おいおい

品川駅って遠いのかよ 

 JR有楽町駅(東京都千代田区)付近で3日早朝に発生した沿線火災で、東京-品川間で5時間余りにわたり運転を見合わせ、約32万人に影響が出た東海道新幹線。平成15年に開業した新幹線の品川駅は災害時に、東京駅を代替する「サブターミナル拠点」としての機能を果たすと期待されていたが、今回は“期待はずれ”の結果に。なぜ品川駅は機能しなかったのか。

【フォト】燃え上がる炎の横を走行する東海道新幹線

 品川駅は、上下2つのホームに4本の線路と、3本の引き上げ線を備え、大井車両基地につながる回送線とも直結。今回のような輸送混乱時には、新大阪方面からの列車を品川駅で「折り返し運転」ができる構造だった。

 JR東海によると、今回の火災で東海道新幹線は、午前6時35分ごろから運転を見合わせた。午前10時ごろから品川駅での折り返し運転が始まったが、運行本数は1時間に2本程度。平常時(1時間に最大15本)と比べ圧倒的に少なく、Uターンラッシュも重なり、駅は人であふれかえった。

 本数を絞ったのは、運転士や車掌、車内清掃ら交代要員が、普段は東京駅に配置されていたため、急遽(きゅうきょ)品川駅に配置できなかったからだ。JR東海は「東京駅で折り返し運転ができるまでお待ちいただくのが最適と判断した。7本の臨時列車を増発し、最大限対応した」と説明する。

 しかし「消防による消火活動が難航し、思いのほか時間がかかった」(JR東海)との“誤算”もあり、午前11時55分に東京-品川間で運転が再開された後もダイヤは回復せず、遅延は終日続く結果となった。

 公共交通に詳しい関西大の安部誠治教授(公益事業論)は「JR東海は品川駅の拠点機能を重視し、災害に備えた想定をしておくべきだった」と指摘している。


ヤバ過ぎ アクリ冷凍食品 コロッケ衣から農薬260万倍 公表の2倍超

2014-01-07 12:32:33 | 報道

アクリ冷凍食品 コロッケ衣から農薬260万倍 公表の2倍超

産経新聞 1月7日(火)7時55分配信

 

犯人は誰? 一人か複数か?

 食品大手マルハニチロホールディングスの子会社「アクリフーズ」群馬工場(群馬県大泉町)で製造した冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された問題で、混入が確認された冷凍コロッケ「チーズがのび~るグラタンコロ!」の衣部分から、国が定めた残留農薬基準値の260万倍となる2万6千ppmのマラチオンが検出されていたことが6日、群馬県関係者への取材で分かった。アクリ社は同コロッケから検出された濃度はこの数値の半分以下と公表していたが、今回の数値について事実関係を認めている。

 ■県調査、加工後混入か

 同社によると、マラチオンは7商品9個から検出された。これまで公表した最高値は「とろーりコーンクリームコロッケ」の1万5千ppmで、基準値の150万倍だった。

 関係者によると、県の立ち入り調査で得たデータでは、「チーズがのび~るグラタンコロ!」の衣部分の濃度は2万6千ppm、衣に包まれた中身は4千ppmだったことが新たに判明した。

 このコロッケの検出濃度は今回の半分以下の「1万2734ppm」と公表されていた。

 同社は6日、今回の数値について「確認している」としている。衣と中身の重さの違いなどを勘案し、商品全体の“平均値”を出したとみられる。

 混入の過程をめぐっては7商品が別の製造ラインで加工され、包装袋に穴などが空けられた痕跡もないことなどから、商品が1カ所に集められた包装段階で混入した可能性が指摘されている。

 今回、同じ商品の衣と中身で濃度が極端に異なることから、加工後の食品を包装する段階で、表面から農薬を散布するなどして混入された可能性が強まった。

 愛媛大の立川涼名誉教授(環境化学)によると、実際には衣だけを食べるわけではないため、子供が8分の1個を食べただけで健康被害が出る基準値の150万倍のケースと比べて危険性が特段、高まったわけではないという。


人の脳や神経に悪影響の恐れ ネオニコチノイド系農薬

2014-01-02 20:14:59 | 農業

人の脳や神経に悪影響の恐れ ネオニコチノイド系農薬

ミツバチへの悪影響が懸念されているネオニコチノイド系農薬のうち2種類が、低濃度でも人間の脳や神経の発達に悪影響を及ぼす恐れがあるとの見解を、欧州連合(EU)で食品の安全性などを評価する欧州食品安全機関(EFSA)がまとめたことが2日、分かった。

 2種類はアセタミプリドとイミダクロプリド。EFSAは予防的措置として、アセタミプリドについて1日に取ることができる許容摂取量(ADI)を引き下げるよう勧告した。この2種類は日本でも使われており、国内でも詳しい調査や規制強化を求める声が強まりそうだ。(共同通信)