地熱の家:夢の扉+01地中熱パワーで日本を救え

2016-01-04 10:23:32 | 夢の扉

地熱の家:夢の扉+01 地中熱パワーで日本を救え

地中熱を利用する空調機器メーカーのジオパワーシステム(山口県美祢市、橋本真成社長)は7月中に、空調システムを施工できる協力工務店を2倍の200社に拡大する。夏場の電力不足を心配し、関東や九州のメーカーを中心に引き合いが急増しているのに対応する。工場以外の顧客を増やすため、大手コンビニエンスストアなどとの導入交渉を始めた。

 このシステムはアルミと樹脂でできたパイプ(直径25センチ)を地下5メートルまで埋め、ファンで室内に空気を送り込む仕組み。地下の温度はほぼ安定し、夏は外気より冷たく、冬は暖かい。外がセ氏35度の場合、室内を地中熱の利用で29度に下げ、地下水やヒートポンプを使い24度にする。エアコンに比べ、電力使用量が8~5割削減できる。

 東日本大震災の影響で、東京電力や九州電力管内を中心に引き合いが急増している。節電対策として、導入を考える工場などが多いためだ。

 全国に100ある施工協力店をまず関東や九州を中心に増やす。本社の研修所での工務店向け施工研修も5月以降、頻度を増やしている。工場向けシステムの施工期間は約2週間で、協力店の拡大で受注増に対応する。



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