千葉のデング熱、「遺伝子」が代々木公園と一致
厚生労働省は10日、東京都内を最近訪れていない千葉市の60歳代男性のデング熱感染について、検出されたウイルスの遺伝子配列が、代々木公園(東京都渋谷区)周辺の感染者と一致したと発表した。
同省は、多くの感染者が確認されている代々木公園周辺で感染した人が千葉市内で蚊に刺され、その蚊が感染を広げたとみている。
また、同省などの調査で、1か月以内に代々木公園を訪問していない千葉県松戸市の50歳代男性と、神奈川県大和市の20歳代男性がデング熱に感染したことが判明した。松戸市の男性は東京都台東区内で、また、大和市の男性は外濠そとぼり公園(千代田区)か青山公園(港区)で感染した可能性があるという。