乳児マッサージ後死亡 大阪府警、NPO代表を任意聴取
大阪市淀川区で6月、子育て支援をするNPO法人(新潟県上越市)の代表を務める女性(56)からマッサージなどの施術を受けた生後4カ月の男児=神戸市=の体調が急変し、数日後に死亡していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、昨年には新潟県で女性の施術を受けた幼児も死亡しており、大阪府警は女性らから任意で事情を聴き、施術と死亡の因果関係を捜査している。女性はマッサージなどの国家資格を持っていなかった。
女性が男児の体や首をもむなどした後、体調が急変。死因は低酸素脳症による多臓器不全だった。
法人は平成15年に設立され、東京や大阪に事務所を置いている。理事の男性は「なぜ亡くなってしまったのか分からず、困惑している。警察の捜査には全面的に協力していく」と話している。
男性によると、代表の女性は親子が向き合った形の抱き方を提唱、専用の抱きひもを開発したり、親に抱き方やマッサージを指導する体験会を開いたりして活動の幅を広げてきた。