文学界新人賞

2009-05-08 23:46:14 | 日記
スゴイ。エライ。ヤッタネ。テレビには出演しないんですか。

純文学系の新人を対象にした「第108回文学界新人賞」の授賞式が8日午後、東京都内で催された。非漢字文化圏からは初めての同賞受賞者となったイラン人女性、シリン・ネザマフィさん(29)が会見し、「日本でイランのことを書く人はあまりいない。日本にはない、向こうの風景を伝えたかった」と笑顔で語った。

 受賞作「白い紙」は、イラン・イラク戦争下の田舎町を舞台にした青春物語。パソコンを使って日本語で書いた。文章の構成には苦労した、と振り返るが「いまは文章を書こうと思うと、日本語の方が先に出てきます」。

 日本で働きたい、と来日したのは10年前。日本語学校で学び、テレビ番組などを通じて言葉の習得に努めた。「日本語を覚えるには、ドラマではなく、芸人さんが出る番組がいいようです」と笑う。

 大学は理系を選んだが、幼いころから物語をつくるのが好きで、両親に話して聞かせていたという。最初に小説を書いたのは14歳のとき。「作家になりたい」という気持ちは持ち続けていた。3年前にも、日本語の短編小説「サラム」で留学生文学賞を手にしている。「でも、この賞は手が届かない存在と思っていた。うれしかったし、びっくりもしました」(イラン風景伝えたい 文学界新人賞のシリンさん(産経新聞) - Yahoo!ニュース)