小さな奇跡のあつまり

人にはいろんな特質があるなあと想います。

だからこそ素晴らしい気がします。

もちろん足りない事もみんなみんな持っていて

だめなところもあるかもしれない。

それを補い合って助け合えたらいいなあって想います。

物差しはたくさん、

直線しか測れない人

海の深度まで超音波で測る人

布メジャーみたいに曲がったところも測れる人もいる

相性合う人合わない人も。

まるで織物のようだな。

色んな人の集まりはいろんな鉱石の集まりみたいで

それをおひさまにかざせばキラキラいろんな屈折率ですごく美しいかもしれない。

そんな子供のような気持ちにふとなるときがあります。

いろんな方とお話しました。

みんなみんなそれぞれ一生懸命。

それぞれの場で一生懸命。

尊いことなんだなあと想います。

そんないろんな物語を拾う作家になりたい。

物語は時には悲しい。時には笑える。

そんないろんな物語を紡いでいく事が

いろんな想いを宝石みたいにキラキラさせるキッカケになるのなら

こんな素晴らしい事はないなあって想えるから。

子供みたいだと笑われても別にいいです。

それを褒め言葉だと想って励みたいです。

いろんな皆さんが

心を寄せて下さり応援してくださることは本当に奇跡みたい。

奇跡って珍しいことじゃなくて

もしかしたら生活のあちらこちらにぷしゅんぷしゅんとシャボンが弾けるみたいに起こってるかもしれなくて

それに人間が気づかないだけなのかもしれない。

空を飛ぶ鳥たちには見えてるのかなぁ?

わんこやにゃんこにももしかしたら見えているのかなぁ?

お散歩するときに聞いてみたい。

とんびの夫婦はいつもおんなじ所にいて

私が散歩していると動きをじーっと見ている。

私の周りにたくさん弾ける奇跡みたいな事が

見えているのかもしれません。

工房の扉の隙間からじーっと覗いてる茶トラには

私の工房の中できらめく奇跡みたいな何かしらが

面白くて覗いているのかしら?

そんなふうにも想ってしまう。

悲しい事やつらいことは

去年私にも身近にあったけど

人との永遠の別れとか

様々な事があります。

そんな辛い事も

周りの人のあたたかさでやわらぐ事もあるかもしれない。

簡単には癒えないし

補えないし。

平穏な毎日を辛く感じるときもあるかもしれないし。

でもそこにももしかしたら喜びとかかくれんぼしてるかもしれないし。

あの人はこうだ

ああだ

ということが満ちている世の中で

ふとじーっとその人を見つめていれば

その人の物語が見えるときもあるかもしれない。

腹が立つ事だってもちろんあるし

なんで？って思うこともあるし。

それでも心底

相手がたとえどのようにおもっていたとしても

自分の世界を変質させるまで怒ることもないのかもしれないし。

言うべきときもありますね。

その人のために。

私は言ってもらって学ぶ事が多いですが。（笑）

わからない事はとても多い

生きていて不思議なことばかりです。

この世の中には色んな色や光や音が溢れていて

キラキラしてる。すごい。

暑いとき寒いとき

心地いいとき悪いとき

痛い時辛いとき快適な時

一瞬一瞬が宝物なのかなあ？

画廊の頂いたお花の中のビンクのチューリップが

ぐーんと伸びてきて精一杯咲いてる。

昨日そのチューリップたちは歌を歌いました。

もうすぐやってくる春の歌を歌いました。

聞こえたでしょうか？

画廊の片隅で

首をす～って伸ばして歌う澄んだ美しい花の声は

きっとおるごーると共鳴共振して

空間に響いてる。

心の耳には聴こえる気がします。

涙が出そうになりました。