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べっ甲のメガネは磨けば光ります。

2017-02-28 19:44:07 | 眼鏡

すこし前にした作業ですが

ブログに上げようと思って写真を撮っていたのでご紹介

立派なべっ甲のサーモントのメガネのレンズ交換。

サーモントとはいわゆる眉毛のようなコンビネーションフレームです。

昔の社長さんや国会議員さんなどがされているイメージですよね。

最近は流行が一周まわってクラシックなサーモントも大人気ですが

なかなかかけこなすのはむつかしいですし、今の流行のフレームは

もちろんべっ甲でなくプラスチック(アセテート)です。

こちらは本物のべっ甲です。

せっかくのなので

磨いてみました。

写真上部の白ぼけたこげ茶のものが

磨くの前のモダン(耳にかかる部分)です。

そして

写真下部が磨いたサーモント(メガネのフロントの眉毛のような部分)

です。

そして

そしてモダン部分も磨くとこうなります。

かなりきれいになりました。

サーモント部分(眉毛部分)も磨く前の写真を撮りわすれましたが

実際に肌にかかるモダン部分ほどではないですが

かなり古ぼけてました。

べっ甲はプラスチックと違い

表面が汚れて傷んでいても

薄い層状の構造となっているため

表面を紙やすりでていねいに削って新しい層を出して

さらに磨き上げると

このように新品のようにきれいになります。

べっ甲磨きの作業は小学生の頃にやっていた

プラモデルの継ぎ目をけすのにパテで埋めて

ペーパーで磨いた作業に似ていて楽しいのです。

本来はもっと磨くのですが

今回、お客様にも言わずにレンズ交換でサービスでちょちょちょいっと

磨いたのですがこのように見違えりましたので

びっくり喜んでいただけました。

高価なべっ甲ですが折れても修理が出来たり

手入れをすれば長ーくお使いいただけます。


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