時計・眼鏡・宝石の宇城

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日本のいいとけい(その2)セイコーセレクション

2017-03-17 19:58:00 | 時計

昨日の故スティーブ・ジョブズ氏レプリカモデルに引き続き

「セイコーがやっぱりええんやろ」的な思いのセイコーの腕時計をご紹介

「 SEIKOの考える時計の基本機能とデザイン性を追求。
機能・品質・デザインのトータルバランスを重視する人へむけたセレクションです。 」

(ホームページより抜粋)

まさにその通りなセイコーセレクション

54,000円のソーラー電波モデルをはじめとする

軽くて機能的で高品質のめっちゃ無難でいい時計です。

悪い意味の無難でなく

なんにでもあういうなれば白米、ごはんのような時計です。

飾りがないのがかっこいい、偉い人にはわからんのですよ的な

誠実に働く日本人的な勤勉さを感じてかっこいいです。

こちらは電波でなくお求めやすい

ソーラークオーツモデル

見た目よりもチタンでずっと軽く、視認性抜群

サファイアガラスでほぼ傷つかない

10気圧防水

必要十分なスペック

 見やすく高級感なりますね。

ソーラーパネルになっている文字板もきれいでしょ。

 

本体は意外と厚みがあります。

いい意味で現代風なゴツかっこいい存在感があります。

でもチタンなので見た目よりもずっと軽いので全然つけても楽ですよ。

セイコー セレクション

32,400円(税込)

ただいま、新生活応援セールで20%OFFとなっております。

こんな感じの時計をつけた新入社員さんはしっかりしてそうな好印象いだきますね。


スティーブジョブズが愛用したセイコーの腕時計リメイクです。

2017-03-14 21:45:17 | セイコー

 SAKURASAKU

地元の高校入試も終わりました。

私が学生だった頃まではこの時期は高校の新入学生は入学祝いにみんな腕時計を買ってもらいました。

当店でも地元の皆様にご愛顧いただきまして『高校入学の時におたくで生まれて初めて時計を買ってもらってうれしかったわー。』『これ、入学の時に買ってもらって長いこと使ったわー。』などとうれしそうにお話しいただくことがあります。

携帯電話が普及してからはめっきり減りましたが いまだに『かっこいいおとなの必需品』であります。

この時期、新生活応援セールといたしまいて店内のセイコー、シチズン、オリエント、カシオのGショックなど20%OFFでさせいただいております。(一部除外品あり・・・)

というわけで『ほんとうのサングラス』として当店一押しの『タレックスのサングラス』と同様に値引きない、ほんまにいい意味でできない、その一部除外品のご紹介です。

 

  1980年代に発売された「セイコーシャリオ」のリメイク版です。

オリジナルの発売年にちなんで1982本限定です。オリジナルを忠実に再現したケース径33mm(SCXP051)と現在では標準的なインパクトのある大きさの37.5mm(SCXP041)の2サイズ

価格は21,600円(税込み)です。

実に普通に見やすい。

シンプルで飽きのこないデザインでしょ。

黒のケースに白文字版

この時計、というか元となったセイコーシャリオはあの故 スティーブジョブスさんが愛用されており、 実際に使用されてた『ほんまもん』はなんとオークションで約480万円(4万2500ドル)の値がついて話題となりました。

 うすくて

見やすくて

故障しにくく

時間がよくあう(クオーツ)

じつに最近ありそうで少ない腕時計です。

近年、グランドセイコーをはじめ高付加価値の高精度の機械式時計がセイコーの主流のようではあります。冒頭での話ではないですが、携帯電話があるので時計の時間の精度よりも所有する喜び『わくわく感』を感じるものが『いいとけい』の要素で一番となってます。

入学祝いに時計を買ってもらったといわれる皆様にはたまに

『やっぱりセイコーがいちばんええんやろ、ロレックスらよりも。』

と言われることがあります。

『いいとけい』の定義は本当に様々だと思いますが

たぶんこの『セイコーがいちばんええんやろ』のあたるところは

時間がよくあって

軽くて

壊れにくくて

時間が見やすい

このまさにジョブズさんが選んだこんな感じのことではないのかなぁと

思う次第です。

最近少なくなったこんな時計がこれを機に増えてほしいですね。

というわけでシンプルなのに結構語れるこの時計

ぜひ、iPhone とタッグを組んでもらいたいです。

ちなみに時計屋さんとしてはやっぱり時計メーカーのセイコーやシチズン、オリエントなどの時計は一般的にふたが開けやすく、しっかり閉まりやすく、いい時計だと電池交換する際にいつもおもいます。

このごろはやりの時計はそうでないものもが人気があったり、こまったりしてまして…

たのむからちゃんとやさしく作ってくれよーっと余計におもいますね。


最新加工機導入。いままでできない加工もできるように。

2017-03-09 20:36:31 | 店舗の事

前回のMicedraw Tokyo (マイスドロートーキョー)さんのメタルフレームのお話のつづきなのですが

メガネのレンズの止め方は基本的に3つに分類されます。

1、オーソドックスなメタルやセルフレームの「ヤゲン」(三角形の凸)を機械で削ってフレームの凹の溝にはめる

2、下だけないナイロールフレームはレンズの縁に溝を掘って釣り糸で止める

3、フチなしなどのレンズに直接穴を空けてネジ等で止める

(二か所で止めることが多くツーポイントと呼ばれてます。)

などがあります。

 ご存じだとは思いますが、お店においてあるフレームにレンズを入れるのですがこれらの作業は店内で加工します。

 1の一番オーソドックスなヤゲンを立てるのが多いのですが、前回ご紹介したMicedraw Tokyo ( マイスドロートウキョー)のような 極細リム(レンズの周りのメタルのフチ部分)でも  

  

上記のキューブリックの極太セルフレームでも立てるヤゲン(三角形の凸)は機械の溝で削るためどれも同じ高さと角度です。

もちろん、手作業で微調整など加工もします。(タレックスはレンズの歪をほぼゼロにするため手作業でヤゲンの角度や高さを調整したりしております。)

 しかし、きれいなMicedraw Tokyo のような細ーいフレームには、できたら小さなヤゲン(凸)だけ立てることができたなら、きれいな細ーいフレームがさらにきれいに仕上がるのになあと、思っておりましが今回それができる加工機を導入しました。

こちらの機械です。

いままの機械も溝掘り加工もできますし大変便利だと思っておりましたが、やはりずいぶん進化しておりました。

加工機は以前よりいいのが欲しいと思っておりましたが満足する性能、価格で扱いやすいのものがなかったのですがこれはありがたいです。

説明書からですがヤゲン(三角形の凸)が一定の三角形ではなく、このようにんがりの頂点でなくその頂点の幅も調整可能!写真のように台形のようにも出来たり

MDトーキョーのような細ーいリムでもヤゲンが大きすぎて周りが白くなったりしないようにヤゲンの高さも調整できます。

前面、後面の高さを分割して調整可能!!

出来上がりはすごくきれいでしっかり止まって歪もないです。

そしてスポーツ用のいわゆる8カーブフレーム

とくにサングラスフレームもしっかり対応しております。

トレーサーと呼ばれるフレームの溝を計測する装置の精度が飛躍的にあがっているため、ずいぶんきれいに仕上がります。

写真はナイキのフレームですがヤゲンの溝が深くとんがっておりません。

つまりは先ほどのように台形に削れるときれいにしっかりと収まっていいのになぁとずっとタレックスのレンズを枠入れしながおもっておりましたが実現しました。

こんな感じでぴたりとおさまります。

かっこいいでしょ。

加工機のふたも自動で開閉!

よく間違って手をはさまれますからここは手動でもよかったのではと思うくらいでそれ以外は大満足です。

何度も熊野まで来てくれたセールスさんありがとうございます。

以前の加工機も高性能ではありましたが同じNIDEK製なのでできることがずいぶん増えましたが説明書もほんとど見ることもなく感覚的に使えております。

しかしながらいくら性能が良いといっても高価なレンズを加工するため失敗は許されません。

また、0.1mm単位で数値を変えて別のレンズで試しに削ってみて、よりよい値を見つけ出して丁寧に加工致します。

もちろん、手作業で微調整、仕上げもします。

そのため、意外に新しい機械で気合を入れて加工すると以前の加工機よりも時間がかかることもありますが仕上がりはいいですし、きれいにできると楽しいです。 


MDトーキョーの無口で雄弁なメタルフレーム

2017-03-03 20:10:47 | 眼鏡

セル(アセテートのプラスチック)とシートメタルとのコンビネーションもありましたが

勝手にプラスチックフレーム屋さんとばかり思っていた

MDトーキョーさん。

ずいぶんご紹介がおくれましたが

秋のI.O.F.T.(メガネの国際総合展)で導入してきた

メタルフレームシリーズのご紹介です。

その名も

「メタルフリークス」

 

 

ここのところ

I.O.F.T.など展示会で新作メガネを見ても

どれもこれも

メタルもセルも

こだわり国産から安価なものまで

流行のクラシックなものばかりで

どれもこれもいいのですが

面白味は感じにくくなっておりました。

そんな想いのなかで

はたしてこのMDトーキョーのメタルフレームがクラシカルなラインと言っていいのか、呼ばれていいのかはわかりませんが今回はクラシックと仮定してお話すると、実に無口で雄弁に主張するメガネでした。

〇アンティークゴールド

〇アンティークブラウンに巻きセル調のデミのフロントリム

〇同じく艶消しのアンティークシルバーにこれまた巻きセル調のどこか懐かしいカラフルデミ

今、流行のボストンチックなレンズシェイプ。

 

 細くてしなやかなβチタンでできていますのでもちろん激カルですです。

正面から見ると控えてで細い線のブリッジですが上から見るとボリュームがあってしっかりしております。

デザイン的にもさることながら、こういった軽くてふわっとした細ーい超弾性やβチタンのフレームはブリッジ部分まで細くてしなやかで実際に掛けると顔の幅で広がってしまい逆ゾリになるものが見られ光学的によろしくないことがあったのですがこちらはしなやかでもしっかり感があります。

今回、パットはアレルギーフリーなチタンパットがついております。

実際のあたりはいいですし、なによりかっこいい

なにより普通のものにも交換可能です。

智(ち)と呼ばれる部分

メガネの想いが詰まっていると思います。

ic!ベルリンもそうですがどうやら私はここにこだわりを感じるフレームが好きです。

ブランドだったらここにロゴが来たりとメガネというミニマルな世界で出せる個性がよく表れる場所かも知れません。

そう考えるとさまに「智」がつまってます!

ちなみにこれはネジ二つで上下に別れてレンズが外れてテンプルも外れる「割れ智」構造。

見た目もすっきりですがかなり丈夫ですしネジも外れにくかったりするようです。

 

 先セルも写真ではわかりにくいですが

「M」「D」と書いてあります。

 こちらはボストンではなくレンズシェイプは

バタフライ

この写真のほうが巻きセル調のリムカラーがわかりますね。

こちらは横長

樽を横にしたようなどなたにでもあうメガネ。

このカラーは肌なじみがよいので印象が変わらず良いです。

近用にも軽くていいでしょう。

大ぶりな角ばったフレーム

おしゃれなメガネがほしいとう方でなく

目立たなくておとなしいフレームとしてよろこばれそうです。

ありそうであんまりないです。

比べないと分からないモデルにより

ブリッジも同じようで違います。

使いまわしできるけどこのほうがかっこいいのでこうなったようです。

長々と私感を書きましたが

そもそもコンセプトは

「MFシリーズは Metal Freaks と題し、メタルフレームの虜になることを目指したシリーズです。全体を細い一本の線で描いたようなフォルムは、βチタンを活用し、爽やかな質感と柔らかな掛け心地を実現しています。“眼鏡を主張したくないという主張”を持つ、ミニマルかつディープなコレクションです。」Micedraw TokyoさんのFacebookページより

まさにそのまんまの想いの詰まったフレームです。

デザイン性もさることながら軽くてしなやかであり、ただ軽いだけでなくバランスがいいからずれにくくかけやすいです。

ブリッジしっかりで割れ智という構造が伝統的な丈夫さを感じます。

超軽で縁なしやナイロール構造でもなく、メタルフレーム構造なので遠視や近用矯正用の凸レンズ(真ん中が厚くてフチが薄いもの)の縁厚をできるだけ薄くできるので(縁なしなどは割れないようにレンズをわざと厚く作らないといけない)フロント側が軽くなり、実際のメガネとしてのバランスも含めてめちゃくちゃ出来上りが軽くかけ心地よくできるのでメガネ屋としてはとてもワクワクします。

さらに

リムが細くすっきりしてますのでレンズのフチが目立たなければより素敵にできるのにとメガネ屋は考えるわけです。

そして目立たないようにできる道具を買いました!

つづく…