12日目
2010年8月29日(日) 水沢駅⇒陸中折居駅⇒前沢駅 約11.2Km
前にも書いたがこの歩き旅は朝に自宅を出て『出発駅』まで行き、その出発駅から歩き出すという方法をとってきた。
これはずいぶんとムダの多い旅である。
「お散歩気分」で始めた歩き旅なので最初のうちはそれでもよかったが、”歩き始める駅”が自宅からどんどん遠くなるのだ。
このやり方で歩き旅を続けていけば・・
『盛岡から新幹線で大宮まで行き、新幹線を降りて在来線の駅まで行き、その駅を起点に3~4つ目の駅まで線路沿いに歩く。
そして在来線で大宮駅まで戻り、さらに新幹線で盛岡まで戻って帰宅する。』
などという実にばかばかしいことになりかねない。
歩き旅は目的地に向かって一直線に進むのがもっとも効率が良いし普通のことなのだ。
きっぷを買う場合でも目的地まで通しで買うのが安上がりである。
2-3駅歩いてはJRで起点にした駅まで戻る、という方法ではJR運賃はえらく割高になってしまう。
だが、きっぷには有効期間があるのでいまのような歩き旅のやり方ではそのつど購入するしかない。
「小さな旅ホリデーパス」というきっぷがあるのを知った。
岩手県内のフリーエリアのきっぷだと、運賃は大人の休日倶楽部利用で1100円とずいぶんとお得である。
きっぷは土曜、日曜日限定で当日限り有効なのだがとにかく安いのは魅力だ。
これを利用しないテはない。

盛岡駅で「小さな旅ホリデーパス」1100円を買って午前8時8分発の上り列車に乗り込む。

1100円で県内のほとんどの路線が乗り放題だからお得である。

このきっぷがなければ車で水沢駅まで行くつもりだったのだ。
午前9時15分に水沢駅に到着。
運転して来たわけではないから疲れも無い。
駅舎の前にあった郵便ポストには大きなパラボラアンテナが乗っている。
水沢には国立天文台水沢観測センター(水沢緯度観測所)があるのだ。

水沢市は鋳物の町でもある。

鉄製の南部風鈴がチリンチリンと涼しげな音を奏でている。
駅構内の写真を撮ったりしてから歩き出す。
すでに8月の末なのだが日差しは強く、傘を差しながら歩かないと顔も腕もひどい日焼けになってしまう。
踏み切りを渡るときには写真を撮るようにする。

踏切には東北本線の起点駅からの距離が書いてあるので、歩いた距離もわかり励みになる。
この区間は北上平野なので岩手県内ではめずらしく線路はまっすぐに伸びている。

水沢駅と陸中折居駅の区間は5キロと短い。
10時40分には陸中折居駅に着いた。

無人駅でほんとうに小さな駅だった。ここで30分ほど休憩する。

ときどき貨物列車が通過するが客の姿はない。

駅前にあった自動販売機でペットボトルの水を買って一気に飲んでしまう。

駅前も「駅前」という感じはしない。
商店もなくて静かな田舎のたたずまいである。
11時5分に前沢駅に向かって歩き出す。
「おりい しゅうはい」と書いてあるマンホールの蓋

暑さで汗が噴出しシャツがびっしょりと濡れている。
ときおり風が吹くとすこしは汗が引くがとにかく暑い。
利中折居駅と前沢駅間も5.2キロなので12時11分には前沢駅近くの大型ショッピングセンターのジャスコに着いた。

店の中へ入ると冷房が効いていて身体中の汗が一瞬で引いてしまう、外は暑いが中は寒いほどでその温度差に身体がついていかない。
店の入り口に立って外の暑い風と中の冷たい風を調整しながら「涼んだ」。

ジャスコの隣に「ふれあい交流館」という施設があり、中にラーメン店があったのでここで昼食にする。

昼食を終えて数分歩き前沢駅には午後1時20分に到着。

前沢町は現在は奥州市の前沢区となったのだ。
この町のブランド牛である『前沢牛』がマンホールの蓋にデザインされている。

別なマンホールの蓋にはキジの絵が描かれていた。

あまりの暑さにこれ以上歩く気力が出なくなってしまった。

前沢駅を午後1時30分の普通列車に乗って盛岡駅まで戻ることにする。
2010年8月29日(日) 水沢駅⇒陸中折居駅⇒前沢駅 約11.2Km
前にも書いたがこの歩き旅は朝に自宅を出て『出発駅』まで行き、その出発駅から歩き出すという方法をとってきた。
これはずいぶんとムダの多い旅である。
「お散歩気分」で始めた歩き旅なので最初のうちはそれでもよかったが、”歩き始める駅”が自宅からどんどん遠くなるのだ。
このやり方で歩き旅を続けていけば・・
『盛岡から新幹線で大宮まで行き、新幹線を降りて在来線の駅まで行き、その駅を起点に3~4つ目の駅まで線路沿いに歩く。
そして在来線で大宮駅まで戻り、さらに新幹線で盛岡まで戻って帰宅する。』
などという実にばかばかしいことになりかねない。
歩き旅は目的地に向かって一直線に進むのがもっとも効率が良いし普通のことなのだ。
きっぷを買う場合でも目的地まで通しで買うのが安上がりである。
2-3駅歩いてはJRで起点にした駅まで戻る、という方法ではJR運賃はえらく割高になってしまう。
だが、きっぷには有効期間があるのでいまのような歩き旅のやり方ではそのつど購入するしかない。
「小さな旅ホリデーパス」というきっぷがあるのを知った。
岩手県内のフリーエリアのきっぷだと、運賃は大人の休日倶楽部利用で1100円とずいぶんとお得である。
きっぷは土曜、日曜日限定で当日限り有効なのだがとにかく安いのは魅力だ。
これを利用しないテはない。

盛岡駅で「小さな旅ホリデーパス」1100円を買って午前8時8分発の上り列車に乗り込む。

1100円で県内のほとんどの路線が乗り放題だからお得である。

このきっぷがなければ車で水沢駅まで行くつもりだったのだ。
午前9時15分に水沢駅に到着。
運転して来たわけではないから疲れも無い。
駅舎の前にあった郵便ポストには大きなパラボラアンテナが乗っている。
水沢には国立天文台水沢観測センター(水沢緯度観測所)があるのだ。

水沢市は鋳物の町でもある。

鉄製の南部風鈴がチリンチリンと涼しげな音を奏でている。
駅構内の写真を撮ったりしてから歩き出す。
すでに8月の末なのだが日差しは強く、傘を差しながら歩かないと顔も腕もひどい日焼けになってしまう。
踏み切りを渡るときには写真を撮るようにする。

踏切には東北本線の起点駅からの距離が書いてあるので、歩いた距離もわかり励みになる。
この区間は北上平野なので岩手県内ではめずらしく線路はまっすぐに伸びている。

水沢駅と陸中折居駅の区間は5キロと短い。
10時40分には陸中折居駅に着いた。

無人駅でほんとうに小さな駅だった。ここで30分ほど休憩する。

ときどき貨物列車が通過するが客の姿はない。

駅前にあった自動販売機でペットボトルの水を買って一気に飲んでしまう。

駅前も「駅前」という感じはしない。
商店もなくて静かな田舎のたたずまいである。
11時5分に前沢駅に向かって歩き出す。
「おりい しゅうはい」と書いてあるマンホールの蓋

暑さで汗が噴出しシャツがびっしょりと濡れている。
ときおり風が吹くとすこしは汗が引くがとにかく暑い。
利中折居駅と前沢駅間も5.2キロなので12時11分には前沢駅近くの大型ショッピングセンターのジャスコに着いた。

店の中へ入ると冷房が効いていて身体中の汗が一瞬で引いてしまう、外は暑いが中は寒いほどでその温度差に身体がついていかない。
店の入り口に立って外の暑い風と中の冷たい風を調整しながら「涼んだ」。

ジャスコの隣に「ふれあい交流館」という施設があり、中にラーメン店があったのでここで昼食にする。

昼食を終えて数分歩き前沢駅には午後1時20分に到着。

前沢町は現在は奥州市の前沢区となったのだ。
この町のブランド牛である『前沢牛』がマンホールの蓋にデザインされている。

別なマンホールの蓋にはキジの絵が描かれていた。

あまりの暑さにこれ以上歩く気力が出なくなってしまった。

前沢駅を午後1時30分の普通列車に乗って盛岡駅まで戻ることにする。
