東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

東北本線沿線を歩く旅 番外編 大曲駅から秋田駅を歩く旅

2015年09月16日 | JR 田沢湖線 歩き旅

2015年(H27)8月25日 四ツ小屋駅ー>秋田駅 約6.4Km

四ツ小屋駅にはプラットホームに待合室がありベンチもあるのだが駅舎には無い。
さっき一休みしたことだし休憩をしないで歩き出す。


住宅地を歩いていたらまたもや庚申塚を発見。



さきほど見た庚申塚もそうだったがここも松ノ木が植えられている。
目印として植えてあるものかそれとも別の意味があるのかはわからないが日本的な風景だなと思う。


出来るだけ線路に近い道を歩こうと人気の無い農道を選んで歩く。







めざす秋田駅はもうすぐだ。
このマンホールの蓋は秋田の蕗をデザインしたものだろうか。



「アキタフキ」をはじめてみたときは驚いた、なんと高さが2メートルにもなるのだ。
葉の部分は雨傘ほどの大きさで雨具として十分に使える大きさだ。
茎の部分を使った砂糖菓子しか食べたことは無いが煮物などさまざまな料理があるそうだ。

農家が点在する道を行くと新幹線の車両基地が右手に見えてきた。





線路と交差する高架橋の上から赤い鼻を並べた「こまち号」を見る。





橋の袂にはカトリック教会の墓地があった。





盛岡市にも教会はあるがキリスト教だけの墓地は見たことが無い。
公葬地にはキリスト教のお墓を見かけることがあるが。

見た目には仏教のお墓と変わらない。違うところは十字架が立っていることだろうか。



いままでキリスト教のお墓をじっくり見たことが無かったが、墓石に家紋が入っていたり、墓石の形が日本のお墓のスタイルを踏襲しているのが興味深い。
また墓石には亡くなった人の名前などが刻まれるのだが。
ちゃんと洗礼名も刻まれていて「ヨセフ 佐藤一郎」「マリア 田中花子」などとなっている。
仏教のお墓では亡くなった年月日と享年84歳などと刻むが、「昭和10年(1935年)3月27日生」、「昭和40年(1965年)4月5日 永眠」としてあるのだ。この部分は西洋風なんだなあ。
ちょっと驚いたのは未亡人の名前に朱が入れてあることだった。
存命中の人の名前に赤色を入れるというのは仏教式のお墓ではわりと普通にあるので、あれは「仏教のしきたり」だと思い込んでいたのだ。キリスト教でもこのような風習があるのだろうか?
たぶんキリスト教のお墓も日本風に変化したということなんだろうなあ。





もう秋田駅は目前だ。秋田駅が見えてきた。
駅近くの踏み切り、こまち号が車両基地へと入っていく。



秋田駅に到着。



東口で記念写真を撮る。風は冷たかったが快晴だったので気持ちよく歩けた。



時刻はちょうど12時。



中央改札口前では「竿灯」がでむかえてくれる。



竿灯はまっすぐ立てるとかなりの高さがあるので天井に当たってしまう、それで斜めにしてあるのだろう。

さらに秋田名物「なまはげ」の顔出しパネルもあった。



それにしても「スポッ!と、なまはげ Red Blue」とは、、、
普通に「赤オニ 、 青オニ」でいいんじゃないのかなあ。

駅から少し行くと今度は「なまはげ」の石像が!



「なまはげちゃん」だそうだが、これでは泣く子も笑ってしまうだろう。

秋田の市内へと歩いていく。
今日の昼食は「稲庭うどん」にしようと考えているのだ。
もちろん駅中でも「稲庭うどん」を食べられるが市内を歩きながら食堂を探すほうが楽しい。

久保田城は秋田市の中心にある城跡である。
その城のお堀のハスの花が満開であった。



と、堀の脇にこんなものを発見。





このポールの上の台にカメラやスマートフォンを置いて記念撮影してくださいというものだ。なかなかよい工夫である。

おや? ハスの花の向こうに赤と黄色のパラソルが見えている。



秋田といえば「ババヘラアイス」である。
お婆さんが道路わきのパラソルの下でアイスクリームを売っているのだ。
あまり甘くなくてとても食べやすい。
私は糖分を控えるようにしているが暑いし、ここまで来た記念だと勝手な理由をつけて食べることにした。
節約しながらの歩き旅をしているのに、昨日は「がりがり君」そして今日は「ババヘラアイス」とお金を使っている。
私のようなものが貧困のどん底に落ちていくのはこのような”際限の無い支出”である、自重せねばと思う。



この方はお婆さんではなかった、普通の主婦のアルバイトという感じである。
なんだ「ババ・・」じゃないのか「ママヘラアイス」に名称を変えなさい。



甘くなくさっぱりとした味わいで、私の好物だ。
糖分を控えているからと少なめに盛ってもらったが、普通はこの倍くらいの盛りになるはずである。

市内の複合施設に「いなにわうどん本舗」のお店を見つけたので、ここで昼食にする。



うどんだけだと満腹にならないだろうと考えて、丼のセットを注文。



上品な味で実においしい。
昨日もおとといもインスタントラーメンだけの食事だったので、胃が「おお、やっとまともな食い物が入ってきた」と喜んでいる。
セットの天丼の量が少なくてこれでも満腹にはならなかったが、今回の旅の唯一の贅沢である。

さて駅に戻ろう。
途中の電柱に「海抜6メートル」とあった。



この場所は海岸から5キロメートルほど離れている、もし東日本大震災級の津波に襲われたらここも数メートルの海水が押し寄せてくるのかもしれない。
そう思うと都会のまんなかにいても安心はできないな。


秋田駅からほど近いところには「秋田市民市場」がある。



市場がにぎわうのは早朝なので昼過ぎだと客はまばらだ。



と、あるお店をみると「稲庭きしめん入荷しました」などと一緒に「秋田美人います」と・・・ どさくさにまぎれてアピールしてるのだった。





どうもお尻の具合が良くない。
持病の痔病が再発したようだ。歩き終えてから再発したのであとは車で帰るだけだが、歩くのがツライほど痛みが出てきた。
お尻に負担をかけないようにゆっくりと歩いて駅へと向かう。

秋田駅のみやげ物売り場にも「ババヘラアイス」関連商品が並んでいた。



なんと「ババヘラミルキー」というのもあるのだ、なんでも商売にしちゃうんだねえ。



午後2時40分、和田駅までJRで戻り、汗で汚れた身体を温泉でゆっくり洗い帰宅する。温泉にゆっくり浸かるのも痔のためにはよいのだ。



今回歩いた距離は合計52キロメートルだった。

さて、、つぎはどこへ?




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北本線沿線を歩く旅 番外編 和田駅ー>四ツ小屋駅

2015年09月13日 | JR 田沢湖線 歩き旅


2015年(H27)8月25日 和田駅ー>四ツ小屋駅 約6.9Km

昨夜はけっこう冷え込んだ、夏用のシュラフなのだが寒くて目が覚めた。
最低気温は15度だった。午前5時半に起きだし空を見上げると「おお、今日も良い天気だ」



道の駅に隣接する公園の芝生に朝日が差し込み緑が輝くように美しい。



朝食は昨日スーパーで買ったコッペバン一個と缶コーヒーだけ。

今日のスタート地点の和田駅へ行き車を停める。



雲はあるが爽やかな秋空。
だが早朝ということもあり風が冷たい、Tシャツ一枚ではちょっとつらいが日中は暑いくらいになるだろう。

駅前で記念の写真を撮る。



それにしてもこの格好は、、、
これから田んぼの草取りに行くというのではない、たんにファッションセンスが無いだけ。

広い空、白い雲。写真をワイド画面にしただけでは伝わりにくい開放感のある風景だ。





竿灯を描いたマンホールの蓋。



そして町中にもごく普通に道祖神が祀られている。





実った稲の向こうをこまち号が見える。



遠くの山の陰に風力発電の風車が見えている、秋田市の周辺にはかなりの数の風力発電機がある。



日本海からの風がこのような形でエネルギーとして使えるようになるとは昔のひとは考えもしなかっただろう。

田んぼの道を歩いているとなにやら墓のようなものがある。



近づいてみると「七庚申」と書いてある。
帰宅してから調べてみるとこれは中国の道教からきている「庚申信仰」の塚なのだそうだ。



いくつもの塚が建っているが左端のものが最新のものらしい。



他の塚は「明治○○年」「昭和○○年」とあるのに、この塚だけ「西暦二〇〇〇年、平成十二年七月一日」と、西暦も刻んであるのが面白い。
西暦二〇〇〇年は記念すべき年だったんだろうな。

この辺は以前は「雄和町」だったのだとマンホールの蓋で知る。





四ツ小屋駅への案内が見えてきた。向こうには大型ショッピングセンターも見えている。



秋田市の中心が近づいて来たが回りは田んぼが広がっているだけだ。



日差しが強いが風があるので快適に歩ける。
四ツ小屋駅の近くの田んぼのあぜ道で一休みしながら電車の写真を撮る。



四ツ小屋駅が見えてきた。





やっと四ツ小屋駅に到着。時刻は10時ちょうど。





まさに”小屋”のような駅舎の無人駅であった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北本線沿線を歩く旅 番外編 大曲駅から秋田駅を歩く旅

2015年09月11日 | JR 田沢湖線 歩き旅

2015年(H27)8月24日 大張野駅ー>和田駅 約5.4Km

少し雲が出てきて気持ち涼しくなってきたようだ。



やっとの思いで国道13号線にもどる。

自転車で旅をしている人がいた。
「旅する先生」と大書きしてあるところをみると学校の先生だろうか。



私の町はすでに2学期が始まっているが関東地方ならまだ夏休み中だろう。

こちらの人は見た感じ中年に見えた、この暑さのなか自転車で長い上り坂は大変だろうなあ。



あちらこちらに道祖神がある。



どれもこのように屋根のかかった小屋に納まっている。

河辺町へ入っていく、和田駅が近くなってきた。
国道13号線を離れると時代劇のセットに使えそうな邸宅があった。



マンホールの蓋で判断するとここでは鮭が捕れるのだろう。



和田駅前。



午後2時到着。全身汗でびっしょりだ。





この駅の半分は河辺町の施設「ふれあい交流館」になっていた
最近はこのように駅に公共施設を組み込むのが流行である。
ミニ図書館にもなっているようで「本の貸し出しは2冊まで」と張り紙もあった。

時間は早いが今日はこの駅で打ち切りとする。
実は疲れて足が思うように動かないのだ。
この状態で次の駅まで6Kmも歩くのはしんどい。
無理をしないことだ、そのために日程に大きな余裕をとってある。
歩く旅を始めて5年、やはり老化は進んでいる。
頭でなにこれくらいなら大丈夫と思っても身体がいうことをきかない。
道路を横断しようとして足が縁石に引っかかって転びそうになることもある、やはり足が上がらなくなってきているのだ。
無理をしなければ、まだまだ歩き続けられる。
年寄りにはスローな旅がいちばんである。

この駅も委託のおばさんが切符を売っていた。



40分ほど時間があったので待合室でひと休み。

ホームへ行き線路を見て驚いた。

線路が草ぼうぼうだし線路がゆがんで見える。



枕木が文字通り「木」なのである。



現在はコンクリート枕木が主流なので幹線である奥羽本線にまだ木の枕木が残っているとは思わなかった。
犬釘(いぬくぎ、レールを固定する)も久しぶりで見たような気がする。



秋田新幹線にお金がかかったので在来線は従来のまま「放置」なわけはないだろうけれど。


今日も温泉にゆっくり浸かって極楽気分を味わった後、道の駅の駐車場でカップ麺の夕食。

明日は目的地の秋田駅だ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北本線沿線を歩く旅 番外編 大曲駅ー秋田駅を歩く

2015年09月10日 | JR 田沢湖線 歩き旅


2015年(H27)8月24日 羽後境駅ー>大張野駅 約8.1Km

東北本線沿線を歩いたときは” どうせ自分だけの思い出だからと、駅とのツーショット”を撮らなかったので今回は自撮りをしてみた。



しかし爺さんの自撮り写真はまったく面白くもなんともないものだなあ。

今回の旅にはスマートフォンを持ってこなかった。

もっとも私のスマホはWiFiでしか使えないので移動しながら地図を見るのには向いていない。
一応プリントした地図を持ってきたが、歩くコースはわかりやすく過去に何度も車で通ったことがあるのでほとんど見ずに歩ける。

今日は雲はあるものの快晴といってよい天気で風もほとんどない。
10時ともなると日差しはかなり強くなる。

協和の町を抜けて国道へ出ると木陰もなくなり頭と腕がジリジリと太陽に焼かれる。



とうとう我慢できなくなってコンビニへ入りアイスを買ってしまった。



アイスを持って外へ出ると、アイスがみるみる溶けていく。
半分ほど食べたところで棒から溶けたアイスが落ちてしまった、ああもったいない。

気温はすでに28度を超えている。
排気ガスと強い日差しにうんざりしながら歩き続ける。

大仙市を抜けて秋田市に入った。



山をひとつ越えて跨橋線から奥羽本線の大張野駅方面を見る。



大張野駅は国道13号線からかなり離れたところにある。
そしてこの駅へは国道13号線との交差地点から往復するしか道が無いのだ。
線路は山の中を通っていて並行する道が無いのである。

私は大張野駅に立ち寄るためだけに4Kmほど余分に歩かなければならないのだ。

11時50分、大張野駅に到着。



無人駅で回りはシーンとしている。ベンチもさほど清潔感が無い。





ここで休憩するのは諦めることにした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北本線沿線を歩く旅 番外編 大曲駅から秋田駅を歩く旅 二日目

2015年09月09日 | JR 田沢湖線 歩き旅

2015年(H27)8月24日 峰吉川駅ー>羽後境駅 約6.5Km

右手の具合は悪くは無いが鈍い痺れが手首から指先にかけて常にある。
ときどき重苦しい痛みが手首に出るがなんとか我慢できる状態だ。
だが油断は出来ない。ディパックを担ごうとしたときに手首をひねり”ズキン”と痛みがきてしまった。
さいわいなことに痛み痺れは手だけで足のほうは大丈夫。

今年はこの手の炎症でずいぶんと病院に通った。
血液検査やCTスキャンなど検査もなんども受けたので経費もずいぶんとかかってしまった。
だがいまだに原因、病名がわからずなので痛み止めだけ処方されているのだ。
昨日はその薬を飲み忘れてしまった。
ちゃんと小分けにして持ってきたのだが、ディパックに入れたまま忘れていたのだ。

第2日目は峰吉川駅からスタートだ。



午前7時半、今日も同じ場所に車を停めて歩き出す。
駅からほど近いところにあった看板。



15年前にジャンボうさぎを初めて見たときはその大きさに驚いたものだ。
そのうさぎが食用に飼われていると知ったのはずいぶんたってからのことだ。
国道13号線を秋田市方面へ向かって進む。



一晩寝れば脚の疲れもほとんど無くなっている、天候はうす曇で気温は25度くらいだろうか。
歩き始めて10分ほどで汗だらだらだ。
1時間ほど歩いたところで淀川踏切を通過。



ふと踏み切り脇のポールを見ると「非常ボタン」のシールが4枚も貼ってある。



「シールが余ったのでたくさん貼ってみました」というところだろうか。


そこを少し行くと道路わきに「交通安全のマネキン」が3体立っていた。





2体はちゃんとしたマネキン人形の頭が付いていたのだが、右端の人形がこれ。



「ありゃぁぁ、頭がひとつたりないよー」
「権兵衛さん、あんたは図工が得意だったから頭を作ってくれないか」
「よっしゃぁ、オラの芸術の腕前をみせてやるべ」
というようなことがあり、権兵衛さんの作った芸術作品が胴体の上に乗っかったのであろう。

頭は何とかなったが首の部分を作り忘れたのでマフラーを巻いて誤魔化したに違いない。

これならドライバーが「おや? あの人形の頭は変だぞ」と、スピードを落として通行するから安全運転に貢献するのは間違いのないのだ。

そんなところまでしっかりと考えぬかれてこの人形は作られているのである。

さて協和の町中へと入っていくと。
左手に「唐松神社」というのがあった。



参道へと入っていくと見事な杉並木があった。



道幅はごく狭いものだが貫禄のある太い杉が空たかくまっすぐに伸びていて実に気持ちが良い。





奥へと進むと注連縄を巻いた大きな木がある、ご神木なのだろうか。



さらに進むと一段下がったところに本殿があった。



一般に本殿は一段と高いところに作られる。私はこのように参道から下がった位置に本殿がある神社を見たのはこれが初めてである。



本田の裏はすぐ田んぼが広がっている。



お米の国、日本を象徴するような風景である。

周りを杉木立で囲まれているのでとても静かだし強い日差しも無いから爽やかである。

これでベンチでもあればゆっくりと休みたいところだが、ベンチはなかった。

境内を歩いていたらもうひとつのお社があった。

「天日宮」というのだそうだが、丸い池の中央の高い位置に造られている。



このような形も私ははじめて見た。



丸石を積み上げてあるところは、なにやら前方後円墳のようでもあるし、とても興味深い。





神社仏閣に知識のない私だが「唐松神社」はなぜか気にいった神社であった。

協和の町中を歩いて。





羽後境駅に到着、9時30分だった。







この駅舎は神社を模して作られていた、駅の正面入り口もこんな風になっている。



この駅も女性の方が業務を委託されているようでお客さんと話をしている声が聞こえていた。
ここでは休憩せずに駅を後にする。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北本線全線全駅歩き旅  番外編 刈和野駅ー>峰吉川駅

2015年09月06日 | JR 田沢湖線 歩き旅


2015年(H27)8月23日 刈和野駅ー>峰吉川駅 約4.8Km

駅から少し歩くとスーパーマックスバリュがあった。





店内には無料の休憩所がありお茶も無料で飲める。
なによりエアコンが効いていて涼めるのがありがたい。

ちょうどお昼時なのでここで昼食にすることにした。

割引の冷風面で昼食。これで138円はオトクである。



特価割引の商品に手が出るのはもはや本能といってよい。

「買ったらすぐ食べるんだから安いほうがいいんだよ」とぶつぶつ独り言をいいながら、3分で食べ終えて無料のお茶をガブガブ飲む。

エアコンの店内から屋外に出るにはちょっとばかり勇気がいる。

「えいやぁっ」と掛け声を掛けて外へ出るとぶあーっと暑い空気がまとまりついてくる。
今日の最高気温は28度で、真夏日ではないがあっという間に汗だくになってしまう。

雄物川の堤防を歩く。河口まで49.2Km。



線路と平行している国道13号線を歩き、ところどころに残っている旧道も歩く。





峰吉川駅の近くにはこのような商店もあった。



”塩”や”キッコーナン醤油”のホウロウ看板に懐かしさを感じる。

午後3時に峰吉川駅に到着。



途中ゆっくり休んだりしたが約5時間歩いたことになる。

予定通り今日はここまでとして車で近くの温泉へ行き汗を流す。
道の駅に車を停めてインスタントラーメンで夕食。



夕焼けが美しい、明日も晴れるだろう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北本線沿線を歩く旅 番外編 神宮寺駅ー>刈和野駅

2015年09月05日 | JR 田沢湖線 歩き旅


2015年(H27)8月23日 神宮寺駅ー>刈和野駅 約7.6Km

神宮寺駅を後にして歩き出す。



背負ったディパックには雨具とタオル、カメラの望遠レンズとバッテリーなどが入っているだけだがなぜか重く感じる。

この区間は在来線と秋田新幹線が平行して走っているので手前の線路は3線式になっている。これは私の地元では見ることの無いものだ。



在来線は狭軌で1067mm、新幹線は標準軌で1435mmだから同じ線路を走れないので3線式にしているのだ。
狭軌と標準軌が交差する部分のポイントはYouTubeで見ることが出来るが実に複雑そうで面白い。

また道祖神があった。



ちゃんと屋根のある小屋?に納まっている、後方を電車が通っていくが回りはしーんとしてのどかな田舎の風景だ。



「ひがしゆりちく」と書いてあるマンホールの蓋を撮影。ここは酪農が盛んなのだろう。



撮影のため踏み切りで電車の来るのを待つ。



こうしてみると標準軌と狭軌の線路幅の違いが良くわかる。



待つ間カロリーメイトを食べる。



久しぶりにカロリーメイトを食べたが、食べ応えが無い。パンかせんべいでも持ってくれば良かった。





こまち号を撮影して歩き出す。

線路と田んぼの間の農業用道路を歩く。





秋田は「米どころ」なんだと実感させる風景。



刈和野駅への案内表示があった。



ここは西仙北町だっかが今は合併して大仙市になったとのこと。山百合が町の花だったんだなあ。



午後1時、刈和野駅に到着。



寂れて閉店した田舎の商業施設を思わせる。



駅入り口の歩道が赤茶けているのは融雪のために地下水を汲み上げて散水しているからに違いない。ここは豪雪地帯なのだ。



この駅もちゃんと駅員さんがいる、待合室には男子高校生が二人で無言でスマホを操作している姿があった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北本線沿線を歩く旅 番外編 大曲駅ー神宮寺駅

2015年09月04日 | JR 田沢湖線 歩き旅

2015年(H27)8月23日 大曲駅ー>神宮寺駅 約6Km

大曲駅から秋田駅間はJRの営業キロで51.7Kmある。

これなら2日あれば余裕で歩ける距離だ。

だが身体の調子は万全ではない、昨年より体力が落ちているのは自分自身で実感している。
そこで2泊3日のスケジュールで歩くことにした。

宿泊は車で寝ることにする。
軽自動車だが工夫すれば寝るスペースは確保できる。

出発日は8月23日にした。
天気予報を見て降雨確率の低い日をえらんだのだ。

前日の8月22日は全国的に有名な大曲の花火大会開催日なので帰りの車で道路が込み合うかもしれない。

午前5時に起きだして車にキャンプ用品を積み込んで国道46号線を秋田方面へと向かう。



天候は小雨。予報ではこれから天気は回復するという。
途中の道の駅で自宅から持ってきたパンとジュースをモソモソと食べる。
今回も宿泊費、食費はできるだけ切り詰める修行僧のような旅になるだろうなあ。
大曲駅周辺に車を停めてそこから歩き出すのが良いのだが、昨夜は花火大会だったからまだ観光客で込み合っているかもしれない。
そこで今日の目的地である峰吉川駅に車を停めてJRで大曲駅まで行き、歩いて戻ってくることにした。

午前8時過ぎに峰吉川駅に到着。雨は弱くなったがまだ降り続いている。



大曲方面への電車は08:43発である。30分も待合室で待つことになった。



峰吉川駅は小さな駅だが駅員がいて出札をしてくれる。
嘱託の駅員らしいおばさんであった。
声を掛けてもテレビを見ていてこちからに気づいてくれない。





「大曲まで」と言うとコンピュータ画面に向かって手際よく発券してくれた。



大曲駅に09:00到着。1年4ヶ月ぶりの大曲駅だ。





昨夜の花火大会の帰りの客で駅構内は混雑していた。

駅の正面にはでっかい時刻表が立てかけてある。



電車で花火を見に来た客には実にわかりやすい。

写真を撮ったら駅に用事は無いので秋田方面へと歩き出す。









旧道を歩いていると道祖神が祀られていた。



このあとたくさんの道祖神に遭遇することになるのだった。
旧道は交通量も少なく実に歩きやすい。
こちらの道祖神もきれいに掃除がしてあって大切にされているのだということがわかる。

玉川を渡る。左手にはゴルフ場があった。



秋田まで48Km地点。雨はやんでうっすらと陽が差してきた。



とたんに気温がぐんぐんと上がっていく、持ってきたタオルを頭に被って日除けにする。
格好なんか気にしていられない。

閉店した回転すしの駐車場に自由の女神像が建っている。





うーん、回転すしと自由の女神か、、。


左手に神社が見えたので入ってみる。



八幡神社であった。





とても風格のある注連縄だ。

木陰で持ってきたペットボトルの水をゴクゴクと飲む。



そこから少し歩くと神宮寺駅が見えてきた。





比較的新しい駅舎でちゃんと駅員さんがいる。





時刻は10時40分、ここまで1時間半かかった。



待合室で10分ほど休憩をとる。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北本線沿線を歩く旅 番外編 大曲駅ー秋田駅 その3

2015年09月02日 | JR 田沢湖線 歩き旅



こんどは盛岡市西にある「御所ダム」を一周することにした。

歩く距離は約13Kmである。

御所ダムは雫石川をせき止めて造られた大きなダムで、ダムのすぐそばに「盛岡手作り村」がある。
「盛岡手作り村」の駐車場にバイクを停めて歩き出す。



5月までは手の痛みと痺れが強くてバイクのハンドルを握ることは出来なかった。
車のハンドルでさえおもに左手で操作していたのだ。
車のエンジンをかけるためにキーを回そうとしたらあまりの痛みに右手では出来ず、身体をひねって左手でキーを回して車をスタートさせたこともあった。
あの頃を思えばかなり痛みは弱まったと言えるのだが、痛みと痺れはしつこく消えないままだ。


ここは紫陽花が見ごろだった。



雨が少ないのでダムの水位はかなり下がっている。




お昼近くに「慰霊の森」前の公園に到着、ここで持ってきたオニギリで昼食にする。



「慰霊の森」は1971年に全日空機に航空自衛隊の戦闘機が衝突し墜落したもので、犠牲者の慰霊のための公園である。



あの事故の日私は屋外で仕事中であった。
遠くのほうで「ドーン」という音がするのを聞いたのだが、まさかそれが最悪の航空事故とは帰宅するまで知らなかった。

同僚に雫石町から通っている人がいて、その人の話では幼い子供の遺体があったが外傷がなかったそうだ。
とてもかわいそうだったと言っていた。

さて歩き続ける。
盛岡の奥座敷と言われる「つなぎ温泉」の前を通る。



「御所大橋」の脇にシオンの像が建っているが雑草が伸びっぱなしでちょっとかわいそうだ。



ダムの上を歩き駐車場へ戻る。

13キロを歩き終えて、長距離を歩ける自信がついたので大曲駅から秋田駅まで歩く計画を立てることにした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北本線沿線を歩く旅 番外編 大曲駅ー秋田駅 その2

2015年09月01日 | JR 田沢湖線 歩き旅


ところがである、、

持病の痔病が悪化してきたのだ。

「弱り目に祟り目」とはこのことである。
お尻が痛くてはまともに歩くことが出来ない。

手術を受けることになった。





そんなことがあって散歩さえもさっぱり出来ない状態だった。

7月になり近所の散歩から始めて少し長い距離を歩くことにする。

手始めは盛岡市の北のほうにある”四十四田ダム”を一周した。


途中で「一里塚」を発見。





歩いた距離は約16Kmだ。

暑い日だったがゆっくりと歩いたので快調に歩けた。



だが手の痛みには悩まされた。
歩くときに手を振ると痛みが強くなるのだ。
右手を胸の前に持ってくるような形にすると痛みが少ないことに気づき、格好は悪いが手を胸の前で振るようにしながら歩く。



昼食はスーパーで処分価格のパンで済ませた。






あいかわらず”特価処分”を選んでしまった。


(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする