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東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

ミャンマーの大地震

2025年04月04日 | 海外の旅
ミャンマーの大地震

今年(2025年)3月28日 衝撃的なニュースが飛び込んできた。

ミャンマーでマグニチュード7.7の大地震が発生したのだ。

直下型地震で断層が3メートル大きいところで6メートルも動き、しかも震源の長さが400キロメートルにもなるというのだ。

もし東日本大震災の震源が海底ではなく陸地だったら茨城県から岩手県までが断層のなかにある、、そんな状況だろうと思う。

被害は甚大なものだという。


ミャンマーはクーデターで実権を握っている軍が支配していて、なんと驚くことにこの地震被害のある中でも反政府軍に対して空爆を行ったという情報があるのだ。
まったく非人道的な行為というべき行動だ。

わたしは2002年に一度訪れたことがあるだけの国だが、当時も軍が国を支配していたのだった。
そしてその当時軟禁状態にあったアウンサン・スーチーさんが率いる党が選挙で勝って民主国家にしようと奮闘したのだが、またしても軍がクーデターを起こしたのだった。

2002年当時はミャンマーは国際的な経済制裁の中だったので国民の生活はかなり大変だったようだ。インフラもまったくダメな状態でバスはボロボロ、鉄道の線路もぐにゃぐにゃ、ホテルの水道の蛇口をひねると茶色く濁った水が出てくるという状態だった。

だが人々の表情はとても明るかった。
当時はデジカメが珍しいころだったのでカメラを向けると喜んで撮影に応じてくれた。







【カメラのモニター画面を見てみんな笑顔】

この人たちの無事を祈らずにはいられない。





【当時は見学できなかったマンダレーの王宮、ここも倒壊したという】



【世界遺産のパガンもパゴダが壊れたそうだ】



【パガンの駅、無事だとよいのだが】


そして震源から1000キロも離れているタイのバンコクでは建設中のビルが一瞬で倒壊。
長周期振動のためだろう。

ここ20年でタイは高層建築が大幅に増えた。
まるで鉛筆のような細長いビルも建っていて見ているだけで不安になる。



【最近のビルは鉄筋も入っているが、それにしても細い柱だな】

バンコクはチャオプラヤ川沿いの湿地帯なので建設現場を見てると泥が湧いてくるのが見える。
よほど基礎を深くしないとグラグラ揺れるのは避けられないだろう。


能登半島地震のとき岩手県の盛岡でも長周期振動が感じられた。
強い揺れではなかったが、ちょっとめまいがするようなふらふらとした揺れだった。
あの揺れが高層ビルを襲ったのだ。

タイは地震の「ほぼ」無い国なので柱は細い、鉄筋も入っているがなんだか心細い。
細い柱と壁でビルを支えているのだ、あの倒壊したビルはまだ壁が入っていないようだったからまるで積み木崩しのようの崩れてしまったんだろう。



【このようなビルでも壁はレンガを積み上げているだけ、崩れやすそうだなあ】

東南海沖地震だけでなく北海道、三陸沖地震も「必ず」起きると言われている。備えだけはしておかなくてはと思う。

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