2019年4月 東海道本線に沿って歩く旅 【番外編】
2019年(平成31年)4月9日(火曜日) 江ノ島電鉄体験記
熱海からの帰りに大船の湘南モノレールと江ノ電に乗ってみたいと考えた。
このチャンスを逃すと二度と乗れないかもしれないのだ。
まず大船駅で途中下車して駅前を見て回る。
来月に改元されるということで商店街では便乗セールの真っ最中だ。
早くも「令和」は大安売りされていた。セールの口実はなんでもいんだよね。
大災害があったなら「大災害特別セール」などというのもやるんじゃないか。
モノレール駅へと移動する。
懸垂式ということで車両上部に連結器がついている、これは知らなかったな。
連結器イコール電車の下部というイメージしか無かったのだ。
今日も快晴だがかなり冷えている。
モノレールなので車窓からの眺めがよい。
窓から富士山がきれいに見えたので写真を撮りまくる。
地元の人は見慣れている光景だろうけどわたしは観光客だからね。
江の島駅で降りると外にテラスがあって、ここからも富士山が正面に見える。
降りた乗客は皆ここで写真を撮るのがキマリのようだ。
もちろんわたしもしっかりと撮影する。
エスカレーターで地上に降りると交差点の向かい側に魚屋さんがあった。
「船善」という店なのだがひらがなで魚やエビの形を書いているのが面白い。
なかなかしゃれたデザインだな。
看板の「海産物、魚料理」の文字がゴチックというのがちょっとおしいなあ。
せめて明朝体にしてほしかった。
江の島方面へと歩いていくと、パンの移動販売車があった。
その先にも同じような車があって路上のカフェになっているのだった。
さらに先には味噌もちや串もちの販売車もあった。
わたしの住む田舎だと村祭りのやぼったい屋台にしかならないけど、江の島だと串もちもおしゃれに感じるから不思議なものである。
江の島方面へと歩いていくと右手にくっきりと富士山が見えた。
うーーん!これは確かに絵になる光景だ。
左に見える女性は中国からの観光客なのだろうか、なんどもポーズを変えて写真を撮っていた。
一緒の男性は単にカメラマンとして来ているかのようにシャッターを押す姿がいじらしい。
どこの国でも男性は女性のお供でしかないんだなあ。
江の島駅へ戻る途中でサーフボードを運んでいる人とすれ違う。
今日は冷たい風が吹いているがサーファーは寒くないんだろうか。
つい、セーターでも着たら?と声をかけてあげたくなるのだった。
江の島駅から鎌倉駅まで江ノ電に乗る。
過去に鎌倉へ来たことはあるが大仏を見たという記憶しかない。
江ノ電に乗るのはこれが初めてだ。
電車の行き先票を見ると桜の絵が表示されていた。
つい、「観光客に媚びるんじゃない!」と言いたくなった。
江ノ電は観光客に人気なのだがあまりの混雑で地元の人が乗れなかったりするという弊害が起きているのだ。
そのため地元の人を優先的に入場させるなどの対策を打ち出しているという。
江ノ電としては観光客からの収入は欲しいが地元の人を無視できないし、、という苦肉の策なのだろう。
今日は平日だが晴れていて桜も見ごろだから観光客が多いのだった。(わたしもそのひとりだが)
途中の駅には三脚を立てて撮影する外国人の姿もあった。これは混んでいるときは迷惑だよなあ。
運転席の後ろには中国系と思われる女性が3人いて、それぞれがカメラとスマホを構えて撮影中だった。
中国でも撮り鉄の女性が増えているんだろうか。
気弱なわたしはその隙間からそーっとカメラを出して写真を撮る。
鎌倉駅で降りて車止めを見ると、、カエルが乗っていた。これも観光客向けなのか。
さて昼食の時間だが周りのレストランはどこも満員だ。どこも観光客でごった返しているのは桜の時期だからだろう。
駅近くに東急ストアがあったので弁当を買う。
店の前のベンチに腰掛けてちょっとだけお花見気分のお昼ご飯。わたしは安上がりな人間だ。
鶴岡八幡宮への参道も観光客でいっぱいだった。
目立つのが若い観光客の姿だ、昔は神社のお参りといえば爺さん婆さんが列をなしていたものだが、いつの間に信心深い若者が増えたのだろうか。
商店街の中には韓国の人が見たら「なんだ、これは!」といいそうなものもあったりする。
この町でも着物のレンタル業がさかんなようで着物姿で写真を取り合う女性の姿があちらこちらにいた。
カップルで和服を着て歩く人もいるのだが、「お嬢様、おらがお荷物をお持ちしますだ、、」と、男性は女性のお供にしか見えないのが気の毒である。
お殿様の姿にすればよさそうだがちょっと間違えると“バカ殿様”になってしまいそうだし、、むずかしいところだね。
人力車も大流行で客が途切れない、まさに書き入れ時。
体力と楽しい会話の能力が必要だろうけどな。そういえば人力車の運転免許なんてあるのかしら。
鶴岡八幡宮の境内にも外国人観光客が大勢いた。
われわれには見慣れた手水舎も面白い被写体になるのだな。
当然ながら桜と鳥居という組み合わせは日本を表現するには最適なわけで全員がカメラを向けている。
わたしも撮影したのだが、桜と鳥居だけではどこで撮ったのかわからないな。
どちらを向いても人、人、人で田舎の村祭りどころではない人出の多さだった。
そうそうに神宮を後にして駅へと向かう。
途中でも花が咲いていればセルフィーをする女性の姿がある。女性というのは自分の写真が好きなんだろうな。
湘南モノレールと江ノ島電鉄に乗れて充実した一日を終えて帰宅の途につく。
2019年(平成31年)4月9日(火曜日) 江ノ島電鉄体験記
熱海からの帰りに大船の湘南モノレールと江ノ電に乗ってみたいと考えた。
このチャンスを逃すと二度と乗れないかもしれないのだ。
まず大船駅で途中下車して駅前を見て回る。
来月に改元されるということで商店街では便乗セールの真っ最中だ。
早くも「令和」は大安売りされていた。セールの口実はなんでもいんだよね。
大災害があったなら「大災害特別セール」などというのもやるんじゃないか。
モノレール駅へと移動する。
懸垂式ということで車両上部に連結器がついている、これは知らなかったな。
連結器イコール電車の下部というイメージしか無かったのだ。
今日も快晴だがかなり冷えている。
モノレールなので車窓からの眺めがよい。
窓から富士山がきれいに見えたので写真を撮りまくる。
地元の人は見慣れている光景だろうけどわたしは観光客だからね。
江の島駅で降りると外にテラスがあって、ここからも富士山が正面に見える。
降りた乗客は皆ここで写真を撮るのがキマリのようだ。
もちろんわたしもしっかりと撮影する。
エスカレーターで地上に降りると交差点の向かい側に魚屋さんがあった。
「船善」という店なのだがひらがなで魚やエビの形を書いているのが面白い。
なかなかしゃれたデザインだな。
看板の「海産物、魚料理」の文字がゴチックというのがちょっとおしいなあ。
せめて明朝体にしてほしかった。
江の島方面へと歩いていくと、パンの移動販売車があった。
その先にも同じような車があって路上のカフェになっているのだった。
さらに先には味噌もちや串もちの販売車もあった。
わたしの住む田舎だと村祭りのやぼったい屋台にしかならないけど、江の島だと串もちもおしゃれに感じるから不思議なものである。
江の島方面へと歩いていくと右手にくっきりと富士山が見えた。
うーーん!これは確かに絵になる光景だ。
左に見える女性は中国からの観光客なのだろうか、なんどもポーズを変えて写真を撮っていた。
一緒の男性は単にカメラマンとして来ているかのようにシャッターを押す姿がいじらしい。
どこの国でも男性は女性のお供でしかないんだなあ。
江の島駅へ戻る途中でサーフボードを運んでいる人とすれ違う。
今日は冷たい風が吹いているがサーファーは寒くないんだろうか。
つい、セーターでも着たら?と声をかけてあげたくなるのだった。
江の島駅から鎌倉駅まで江ノ電に乗る。
過去に鎌倉へ来たことはあるが大仏を見たという記憶しかない。
江ノ電に乗るのはこれが初めてだ。
電車の行き先票を見ると桜の絵が表示されていた。
つい、「観光客に媚びるんじゃない!」と言いたくなった。
江ノ電は観光客に人気なのだがあまりの混雑で地元の人が乗れなかったりするという弊害が起きているのだ。
そのため地元の人を優先的に入場させるなどの対策を打ち出しているという。
江ノ電としては観光客からの収入は欲しいが地元の人を無視できないし、、という苦肉の策なのだろう。
今日は平日だが晴れていて桜も見ごろだから観光客が多いのだった。(わたしもそのひとりだが)
途中の駅には三脚を立てて撮影する外国人の姿もあった。これは混んでいるときは迷惑だよなあ。
運転席の後ろには中国系と思われる女性が3人いて、それぞれがカメラとスマホを構えて撮影中だった。
中国でも撮り鉄の女性が増えているんだろうか。
気弱なわたしはその隙間からそーっとカメラを出して写真を撮る。
鎌倉駅で降りて車止めを見ると、、カエルが乗っていた。これも観光客向けなのか。
さて昼食の時間だが周りのレストランはどこも満員だ。どこも観光客でごった返しているのは桜の時期だからだろう。
駅近くに東急ストアがあったので弁当を買う。
店の前のベンチに腰掛けてちょっとだけお花見気分のお昼ご飯。わたしは安上がりな人間だ。
鶴岡八幡宮への参道も観光客でいっぱいだった。
目立つのが若い観光客の姿だ、昔は神社のお参りといえば爺さん婆さんが列をなしていたものだが、いつの間に信心深い若者が増えたのだろうか。
商店街の中には韓国の人が見たら「なんだ、これは!」といいそうなものもあったりする。
この町でも着物のレンタル業がさかんなようで着物姿で写真を取り合う女性の姿があちらこちらにいた。
カップルで和服を着て歩く人もいるのだが、「お嬢様、おらがお荷物をお持ちしますだ、、」と、男性は女性のお供にしか見えないのが気の毒である。
お殿様の姿にすればよさそうだがちょっと間違えると“バカ殿様”になってしまいそうだし、、むずかしいところだね。
人力車も大流行で客が途切れない、まさに書き入れ時。
体力と楽しい会話の能力が必要だろうけどな。そういえば人力車の運転免許なんてあるのかしら。
鶴岡八幡宮の境内にも外国人観光客が大勢いた。
われわれには見慣れた手水舎も面白い被写体になるのだな。
当然ながら桜と鳥居という組み合わせは日本を表現するには最適なわけで全員がカメラを向けている。
わたしも撮影したのだが、桜と鳥居だけではどこで撮ったのかわからないな。
どちらを向いても人、人、人で田舎の村祭りどころではない人出の多さだった。
そうそうに神宮を後にして駅へと向かう。
途中でも花が咲いていればセルフィーをする女性の姿がある。女性というのは自分の写真が好きなんだろうな。
湘南モノレールと江ノ島電鉄に乗れて充実した一日を終えて帰宅の途につく。